八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

アゴハタ

2008年05月29日 | 八丈の魚
スズキ目/ヌノサラシ科(八丈島・底土・30cm・15m)
相模湾以南の南日本、インド・太平洋に分布する。沿岸浅所の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。単独で物陰によく潜む。成魚の下アゴの先端には大きな皮弁があり、幼魚には無い。成魚の背側には黒色で三角形の5鞍状斑があり、体には小白色点が密にある。2002年に八丈島では確認されたが、珍しい種。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

カナメイロウミウシ

2008年05月29日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/イロウミウシ科(八丈島・乙千代ヶ浜・3cm・20m)
西太平洋に分布。体地色は白色で、外套膜の周縁は最も外側から順に、黄色、赤紫色に縁どられる。内側の赤紫色帯は太さが不規則で途切れる事もある。両触角の間から鰓にかけて、橙赤色の線が2本あり、それぞれ前後端でつながる。さらにその両側にも同色の途切れがちな線がある。腹足部も白く、周縁は輪郭のぼやけた紫色で縁どられる。伊豆半島では深場のウミウシだが八丈島では20m付近で見る事が出来る。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ヒレナガカンパチ

2008年05月29日 | 八丈の魚
スズキ目/アジ科(八丈島・ナズマド・80cm・20m)
南日本、全世界の熱帯・亜熱帯域に分布。体形や色彩はカンパチと同様だが、やや青黒い。背びれや尻びれの先端が鎌状になっていることで区別が出来る。八丈島の漁師たちは本種のことをカンパチと呼ぶ。冷水域では群れを作ることが多く、ダイバーに寄ってきて辺りをぐるぐる泳ぐ。八丈島ではもっともポピュラーな大型回遊魚の一つ。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)