八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

ハオコゼ

2009年12月21日 | 八丈の魚
カサゴ目/ハオコゼ科(八丈島・八重根・5cm・10m)
本州中部以南、朝鮮半島南部に分布。浅海のアマモ藻場、岩礁域に生息する。ハオコゼ科で最もよく見かける。夜間、小型の甲殻類を食べる。背ビレに強い毒があり危険。

メバル幼魚

2009年12月18日 | 八丈の魚
カサゴ目/フサカサゴ科(八丈島・ナズマド・2cm・5m)
北海道南部~九州、朝鮮半島南部に分布。沿岸の岩礁域に生息する。ウスメバルやトゴットメバルとよく似るが、体側の5本の暗色帯が不明瞭なことで区別ができる。伊豆半島ではよくいる種だが、八丈島でこの種が観察できるのは珍しく、2009年の春に冷水塊がもたらした。最近はこの「メバル」も3種に分類され、「アカメバル」「シロメバル」「クロメバル」となったようだ。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

バケアカムツ

2009年12月10日 | 八丈の魚
スズキ目/フエダイ科(八丈島・ナズマド・50cm・15m)
琉球列島、小笠原諸島、東インド洋~西太平洋に分布。水深100m以深に生息。ダイバーはお目にかかれない魚だが、2009年の7月に水深15mで観察された。その頃、八丈島は黒潮の蛇行で冷水塊に覆われていた。その深海魚が浅くに上がってきてしまったのだろう。。。冷水塊って滅多に見れない生物に出会えるけど、濁っていて冷たい海。。。複雑。。。

イッテンチョウチョウウオ幼魚

2009年12月10日 | 八丈の魚
ススキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・底土・5cm・10m)
東アフリカ~ハワイ諸島、マーケサス諸島のインド・太平洋に広く分布。日本では成魚まで成長するのは和歌山県以南。水深25m以浅のサンゴ礁域に出現する。背ビレ、しりビレの後縁の丸みが弱く、ほぼ垂直であることが特徴。八丈島では幼魚は夏頃観察できるが、越冬できない。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

キンギョハナダイ幼魚

2009年12月07日 | 八丈の魚
スズキ目/ハタ科(八丈島・乙千代ヶ浜タイドプール・2cm・0.5m)
黒潮の影響を受ける南日本に広く分布するが温暖な海域ほど個体数は多い。海外では紅海を含むインド・太平洋域から広く知られる。沿岸浅所の岩礁域やサンゴ礁域に生息する。本種は生活岩と呼ばれる特定のの岩やサンゴの根、崖などを生活基盤としており、そこから遠く離れることはない。日中、潮に乗って流れてくる動物プランクトンを主食とし、夜間は生活岩の穴や亀裂に入って眠る。捕食者が近づくなど危険を感じたときも、これらの穴や亀裂の中に入る。ひとつの群れには幼魚、雄、雌が混じる。小さな群れではその中に雄は1個体だけであるが、群れが大きくなるにつれて雄の数は増加する。本種も他のハナダイ亜科同様、雌性先熟型の性転換を行う。この写真の個体は台風後にタイドプールで観察されたもの。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ヤセエビス

2009年12月07日 | 八丈の魚
キンメダイ目/イットウダイ科(八丈島・ナズマド・25cm・20m)
本州中部以南に分布。岩穴などの暗がりに生息。鼻骨の前端部は多数の小さな棘があり、上あごを覆う。八丈島ではアカマツカサの群れに混じっていることが多く、それらより一回り大きいので見分けが容易。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

カスミチョウチョウウオ

2009年12月07日 | 八丈の魚
スズキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・八重根・8cm・15m)
和歌山県以南、グレートバリアリーフに至る西部太平洋、ポロネシア、ハワイ諸島に分布。礁外縁の水深40m以浅の中層を大群で泳ぐ。プランクトン食であり、他のチョウチョウウオ科の魚は、多くが低生性の小動物やサンゴのポリプを食べることで性質が異なる。20年位前は普通に群れてたのに、今じゃ見ることも少なくなりました...小島でたまに群れていることもある(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

オラウータンクラブ

2009年12月03日 | 八丈の甲殻類
クモガニ科(八丈島・ナズマド・3cm・10m)
甲の表面やはさみ脚、歩脚に赤褐色や期褐色の糸状の海藻を密生させていることが多い。その海藻を取り除くと地色は淡い褐色で、甲の輪郭はほぼ三角形。学名や和名が定まっておらず、英名の「オラウータンクラブ」でダイバーの間では人気がある。イボサンゴやフトヤギに共生していることが多い。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)