八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

クロハコフグ

2010年04月29日 | 八丈の魚
フグ目/ハコフグ科(八丈島・休憩所下・5cm・10m)
紀伊半島以南、インド・西太平洋の熱帯域に分布。水深50m以浅のサンゴ礁に生息する。体の横断面は四角形。雄と雌で色彩が異なる。雄の体は青く、多数の黄色の斑点があり、雌の体は暗褐色で多数の白色斑点がある。群れは作らない。皮膚に粘液毒を持つ。八丈島では夏の高水温時にのみ見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ヒロウミウシ

2010年04月29日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/ネコジタウミウシ科(八丈島・八重根・1cm・5m)
日本の太平洋側、韓国、香港に分布。八丈島では冷水の年、水深20m以浅の岩礁域でやや稀に見られる。体は小型の平たい楕円形。体地色はピンク色から淡い赤紫色。外套膜の周縁に沿って、長い突起が並ぶ。突起はそのほか背面に中央や周縁の内側に何本かまばらに付いていることがある。これらの突起はピンク色で白色を帯びるが白色域の範囲は個体差がある。ミナミヒロウミウシとよく似るがその突起の色で識別できる。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

シロウミウシ

2010年04月29日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/イロウミウシ科(八丈島・八重根・3cm・10m)
日本、香港、台湾に分布。八丈島では冷水期の春から初夏、水深15m以浅でやや普通に見られる。体地色は白色で、背面には黒くて丸い斑紋が散らばっている。背面周縁は黄色や橙色で縁取られる。触角と鰓も黄色や橙色。

ホラガイ

2010年04月23日 | その他
フジツガイ科(八丈島・八重根・30cm・10m)
日本最大の巻貝であり、40cmにもなる。沖縄では美食として乱獲され、オニヒトデが大繁殖して問題になった。ヒトデ類を食べる数少ない動物。味は甘く、美味。八丈島ではよく見る貝であまりの大きさにびっくりする。

ハナオコゼ

2010年04月23日 | 八丈の魚
アンコウ目/カエルアンコウ科(八丈島・乙千代ヶ浜タイドプール・3cm・1m)
日本各地、中・東部太平洋を除く全世界の温帯・熱帯域に分布。幼魚期は水底の転石の下のどで生活するが、成魚になるとホンダワラ類などの流れ藻につく。黄色い個体が多いが、写真のように黒い個体もある。カエルアンコウに似るが吻端に大きな皮弁ががあることが特徴。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

オキゴンベ

2010年04月12日 | 八丈の魚
スズキ目/ゴンベ科(八丈島・ナズマド・10cm・25m)
相模湾以南の南日本、中国、インドに分布する。水深40m以浅のサンゴ礁や岩礁域に生息する。伊豆半島ではごく普通に見られるが、八丈島ではサラサゴンベやミナミゴンベほどよくは見ない。水深30mの少し深いところにペアでいるところを観察。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

オニカサゴ

2010年04月06日 | 八丈の魚
カサゴ目/フサカサゴ科(八丈島・八重根・20cm・10m)
琉球列島を除く南日本に分布。浅海の岩礁・サンゴ礁域に生息。オニカサゴ属は歯がないことと、胸鰭前方部が鱗で覆われる、体側は櫛鱗で覆われることなどが特徴。頭部の棘は非常に強い。八丈島ではよく見る種類。岩に擬態しているので大きさの割りに見つけずらい。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

サザナミヤッコ

2010年04月06日 | 八丈の魚
スズキ目/キンチャクダイ科(八丈島・八重根・20cm・15m)
千葉県以南、いんど・中部太平洋に分布。主に水深数m~数十mのサンゴ礁域に生息するが、サザナミヤッコ属の他種に比べて比較的浅いところにいる。琉球列島では最もポピュラーな種類であるが、小笠原の父島では稀である。幼魚の斑紋は成魚と著しく異なる。大きくなると50cmぐあいにまでなる。そこまでの大きさになると、ダイバーからは「座布団」と呼ばれている。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

モヨウフグ幼魚

2010年04月06日 | 八丈の魚
フグ目/フグ科(八丈島・神湊・3cm・2m)
房総半島以南、インド・西太平洋の熱帯域に分布。水深50m以浅の沿岸に生息する。鼻腔にある皮弁は二つに分かれる。幼魚や若魚は体がオレンジ色で黒色の線模様や点模様がある。これを見たときは港の中の水深2mぐらいの砂地。あまりにかわいいので一時、ガイドの中でアイドルになった。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)