八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

イボイソバナガニ

2009年07月13日 | 八丈の甲殻類
クモガニ科(八丈島・ナズマド・2cm・20m)
相模湾以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布。ムチカラマツやネジレカラマツと共生する。甲は細長く、中心線上や側部に顕著な突起が数個ある。額は長く、根元から先端まで、幅はさほど変わらない。先端部は2つに分かれている。甲の中心線と側縁は黄色でその間はやや緑色で塗り分けられている。潮通しのよい水深30m戦後のやや深い岩礁域でまれに見られる。しっかりした歩脚で宿主にしがみついて、ちょっとやそっとの力では離れません。額角が大きいのがオス。写真はオス。(ティービーエスブリタニカ「エビカニガイドブック」参考)

コノハミドリガイ

2009年07月06日 | 八丈のウミウシ
嚢舌目/ゴクラクミドリガイ上科/ゴクラクミドリガイ科(八丈島・神湊・3cm・5m)
カリブ海、インド・西太平洋に分布。本州では通年、浅所に普通にいる。八丈島など黒潮の影響を受ける海域は稀。体地色は通常半透明の緑色だが、真っ白から黄色、濃い緑色まで変化に富む。側足の周縁は黒く縁取られ、その内側は黄色または橙色の色帯がある。体全体に黒と白の細点が数多く散在する。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)