八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

カガミチョウチョウウオ

2009年06月24日 | 八丈の魚
スズキ目/チョウチョウウオ科(八丈島・八重根・8cm・10m)
伊豆諸島、南日本、台湾、フィリピンに分布。本属の中では分布が北方に偏り、狭いことが特徴。水深20mまでの岩礁域に生息。八丈島では普通に見られる。チョウチョウウオの仲間の中では少し地味でダイバーからも注目されにくい。ユウゼンやアミメチョウチョウウオに似るが体側に黒帯があることで見分けることが出来る。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

スミツキベラ幼魚

2009年06月24日 | 八丈の魚
スズキ目/ベラ科/タキベラ亜科(八丈島・底土・1cm・10m)
伊豆半島以南、インド・西太平洋域に分布。水深10m前後のサンゴ礁域に住む普通種。この幼魚期は黒地に白い斑点があるのが特徴だが、成魚になるにつれて、白斑点は薄くなり、背びれと尾びれに黒斑紋が入る。八丈島では初夏になると良く見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ユビウミウシ

2009年06月22日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/スギノハウミウシ亜目/ユビウミウシ科(八丈島・乙千代ヶ浜・1cm・5m)
インド・西太平洋に分布。岩礁域の浅所に生息する。体地色は灰色で、橙色の網目状の斑紋で覆われる。網目状の斑紋の色の濃淡は変異幅が大きい。背面突起は3~6対でそれぞれが2~3分岐する。背面突起の先端近くに橙色の輪があるタイプと先端が白くなるタイプが見られる。八丈島では春に多く見られる。体をくねらせて泳ぐ。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

コノハガニ

2009年06月21日 | 八丈の甲殻類
クモガニ科(八丈島・底土・3cm・10m)
房総半島以南の南日本からインド・西太平洋に広く分布。オスの甲は細長い三角形で、額角が著しく突出している。メスは平らで幅広く、側縁に深くくびれがある。雌雄の甲の形が著しく異なるため発見当初は別種と扱われてきた。写真はオス。いずれも体色は全体的に緑褐色や褐色で、カムフラージュのために甲に海藻の切れ端をつけている。2009年の春に八丈島では多く見られた。(ティビーエスブリタニカ「エビ・カニ ガイドブック」参考)

パイナップルウミウシ

2009年06月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/ドーリス科(八丈島・底土・5cm・10m)
インド・西太平洋に分布。体は半透明で、背面隆起部の稜線は黄色kら橙色。稜線の太さには個体差があり稜線の間は黒色。触角は半透明の地に小黒班が散在している。鰓葉は半透明で黒色細点が散布してあることが多いが、軸部は淡色で枝部は一様に褐色になっているものもある。鰓はの軸に沿って黒色線が入るものもある。大型種で10cmを超える。コヤマウミウシ、ミヤマウミウシ、メイズウミウシなどは和名における異名。色彩のバリエーションに富む。八丈島ではよく見ることができ、岩礁の壁などに付いている。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ミヤコウミウシ

2009年06月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜科/クロシタナシウミウシ科(八丈島・八重根・10cm・10m)
インド・西太平洋熱帯域、温帯域に分布。背面は黄灰色や黄褐色をした多くの突起で覆われている。まあ暗紫色の菱形紋があり、青白色の眼紋もある。触角は黄褐色で先端は白い。鰓は白色を帯びた半透明で褐色で縁取られる。非常に広範囲に生息する普通種。ガレ場転石間などで見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

シフォプテロン・クアドリスピノーサム

2009年06月16日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/キセワタ上科/ウミコチョウ科(八丈島・底土・3mm・10m)
中部太平洋、オーストラリア、ニューカレドニア、沖縄、八丈島に分布。体地色は明るい黄色で、内臓嚢は乳白色。頭楯後端と内臓嚢の後部の突起から横にかけて、赤色の色帯がある。和名がまだ付いていないので覚えにくい。八丈島では初夏に見られることが多い。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ハナキンチャクフグ

2009年06月16日 | 八丈の魚
フグ目/フグ科(八丈島・底土・5cm・10m)
小笠原諸島、琉球列島~インド・太平洋の熱帯域及び東部太平洋の熱帯域に分布。水深80m以浅の沿岸に生息する。眼隔域に幅広い褐色帯があり、体側背面を横切る3本の褐色帯がある。この横帯は体腹側面に達しない。シマキンチャクフグに似るが体側横帯の形で区別することができる。八丈島ではよく見られる。鮮やかなオレンジの模様がとてもきれい。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

キイロウミコチョウ

2009年06月16日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/キセワタ上科/ウミコチョウ科(八丈島・底土・3mm・10m)
日本、グアム、ハワイに分布。岩礁域で見られることが多い。体地色は鮮やかな黄色。内臓嚢後部の突起は小さく、黒褐色。頭楯にある水管様突起の先端も黒褐色。オレンジウミコチョウに似るが、本種は側脚縁が黒褐色などで縁取られない。ムラサキウミコチョウほどではないが本種もよく泳ぐ。八丈島では初夏によく見られ、2009年には大量だった。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ガーベラミノウミウシ

2009年06月01日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ミノウミウシ亜科/アオミノウミウシ科(八丈島・底土・3cm・10m)
日本に分布。体地色は半透明な白色。内臓は淡いピンク色で、体表面を通して見られる。口触手の先端と、触角は半透明な白色。背側突起は半透明な褐色で消火腺は赤橙色から黄橙色。背側突起の先端は半透明な白色。前脚隅は触手状。口触手と足触角はともに平滑で、口触手は触角よりも厚く長い。腹脚縁は白い線で縁取られる。通常、潮の流れの強い場所に生息してるヒドロ虫のセンナリウミヒドラに着生する。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)