八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

ミツイラメリウミウシ

2011年05月22日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/ラメリウミウシ科(八丈島・底土・1cm・10m)
体地色は多くが白色だが、黄色の個体もある。外套膜と腹足の周縁は黄色で縁取られ、その内側はオレンジ色の色帯がある。触角は半透明でスクリュー状。本州では春に普通に見られるが、八丈島では水深20m以浅の岩礁域で稀に見られる。日本、香港、オーストラリアに分布。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

テントウウミウシ

2011年05月22日 | 八丈のウミウシ
嚢舌目/ハダカモウミウシ上科/ハダカモウミウシ科(八丈島・底土・5mm・10m)
インド・西太平洋に分布。体地色は黒色や濃青緑色。背面突起の先端には橙色または黄色の細かな点が密集する。触角は青く、白色の細かい点がある。体長は50mmにまでなるが、通常5mm~10mm。八丈島では春から初夏にかけて、緑色のタマミルの上にいることが多い。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

ドーリス科の一種2

2011年03月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス科(八丈島・八重根・2cm・15m)
「体地色は白色で体表には毛で覆われたような白い突起で覆われているこの種類は現段階では不明種のままである。公開することで、今後この種類が専門家によって解明されることを期待したい。」と図鑑に書いてあった。なので、珍しい種類なのでしょう。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

ブドウガイ

2011年03月21日 | 八丈のウミウシ
北太平洋、東太平洋、地中海に分布する。潮溜まりを含む、潮間帯で通年見られる。貝殻は外在し、薄く卵型。軟体部は全体が緑色から褐色で、橙色と黒褐色の丸い班紋と、小さな白点が散らばっている。軟体部は貝殻に完全に収納できる。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

アオフチキセワタ

2010年12月23日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/キセワタ上科/カノコキセワタ(八丈島・ナズマド・3cm・5m)
貝殻は小さく、内在性。体地色は黒色から暗青色で、側足や外套楯後端の縁が青色。頭楯後端に三日月形の白斑が入る。水深10mより浅いところで稀に見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

カビラノツユ

2010年07月11日 | 八丈のウミウシ
嚢舌目/ナギサノツユ上科/ナギザノツユ科(八丈島・底土・3cm・5m)
西太平洋亜熱帯域、温帯域に分布。水深5mでイワヅタ類が繁茂する春から初夏に多く見られる普通種。体長は普通10mm~25mm。貝殻は丸みがあり、白く、薄質でもろい。名前の由来は模式産地である石垣島の川平湾にちなむ。ナギサノツユのよく似るが、背面の模様で識別できる。2010の初夏に八丈島では大繁殖した。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

アミメイボウミウシ

2010年07月04日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/イボウミウシ科(八丈島・イデサリ・8cm・20m)
インド・西太平洋に分布。潮通しのよい水深20m前後の岩礁域で普通に見られる。背面地色は灰色または薄いピンク色を帯びた灰色でイボ状突起が集合した複合突起が多数ある。イボ状突起の先端は体地色より淡色である。不規則に曲がりくねった黒色縦線が複合突起の間を通る。コイボウミウシととってもよく似るが、触角の白黒の配色が斜めに分かれることで見分けることが出来る。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

タマミルウミウシ

2010年06月28日 | 八丈のウミウシ
嚢舌目/ハダカモウミウシ上科/ハダカモウミウシ科(八丈島・底土・3cm・10m)
日本、オーストラリアに分布。体地色、背側突起は淡緑色。背側突起は正中に近いものほど長くて大きく、先端は白色で小さく突起する。この背側突起は餌となる緑藻のフサイワヅタの泡状の浮嚢にそっくりである。触角の先端は白色。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)


ヒュプセロドーリス・クラカトア

2010年06月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/イロウミウシ科(八丈島・八重根・5cm・10m)
アマダン海・西太平洋に分布。水深10m前後の岩礁域でやや稀に見られる。海綿を節食する。種小名は、鰓の付け根から伸び上がる形がクラカトア火山に似ていることから由来する。背面に褐色線があり、それに沿って白色の細かい点が並ぶのが特徴。八丈島では珍しい種類。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

ナギサノツユ

2010年06月18日 | 八丈のウミウシ
嚢舌目(のうぜつもく)/ナギサノツユ上科/ナギサノツユ科(八丈島・底土・3cm・5m)
インド・西太平洋に熱帯域、温帯域に分布。イワヅタ類が繁殖する春から初夏に見られる普通種。そのイワヅタに生息する。貝殻は楕円形で白く、薄質で脆い。体地色は黄緑色から暗緑色。側脚周縁や側脚下部、触角、尾に青色の眼紋状の模様や細かい点が入る個体もある。同一地域内でも色や模様は個体差がある。貝殻の中に体を収納しきれない。刺激を与えると酸臭い白い粘液を分泌し、非常時には尾を自切することがある。切れた尾はしばらくの間動き続ける。尾はやがて再生する。八丈島では初夏によく見られ。「渚の露」なんて高級茶に付きそうな素敵な名前だ。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)