太った中年

日本男児たるもの

実録、農家の真実

2008-08-22 | weblog

新妻の母親の実家へ行った。そこはレガスピのアパートから車で1時間、父親の実家の中間にある農村地帯。やはり、日本版「のどかな農村」とは少し違っていた。

田園の中にある母親の実家は農家。この建物がメインの寝室、居間と応接間。

ライフラインである電線の2つのメーターから推察すれば二世帯が広い敷地にあるだろう。ところが、建物が共同の炊事場、食堂、家畜小屋、と多数点在していて、しかも出会った人が20数名だからどのような家族構成になっているか判別不能だった。

敷地と建物は鬱そうとした木々と悪臭を放つドブ川の横にあった。

竈(かまど)は炊飯、調理用とバーベキュー用の2種類があった。

豚が子豚を入れると計7頭飼育されていた。最初は養豚ビジネスかな、と思ったら実はこの農家の食用だった。こいつはもうじきバーベキューであの世行きだよ、ブヒッ。

フィリピンは闘鶏が盛んで専用のテレビ番組まである。首都マニラの住宅街でも軍鶏はよく趣味で飼われている。この農家も趣味で飼っているものは足にヒモをつけている。コイツはヒモなしだから自給自足の農家、今夜のおかずのバーベキューだ。

さて、最後は問題の犬。前エントリーでフィリピン犬写真家の泰斗デジガンセンセイが鋭いコメントを発せられた。フィリピンでは犬を食べる食文化がある。そして、この自給自足農家で飼われていた動物は豚、シャモ、ニワトリ、犬である。しかもシャモで明かしたようにペットと食用の2つの用途がある。犬に首輪の区別はない、どう判断するのか。下の犬の表情を見ると胸がシメつけられる思いがする。

コレを最後にフィリピン犬写真を卒業することにした。

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