太った中年

日本男児たるもの

カラオケ病棟

2008-08-25 | weblog

帰国前夜、Jet師範、デジガンセイセイと一緒に最愛の妻が勤務していたカラオケへ行った。思い起こせば、そもそもJet師範のブログにあるウルトラ掲示板のスレッドを見てそこへ行き、最愛の妻との出会ったワケだから感慨深いものがある。フィリピンのカラオケは日本のフィリピンパブと同じシステムで、横に座った若いフィリピン人ホステスと一時の恋人気分を味わうといったもの。そして、あわよくば恋人になり、できれば一発ヤリ逃げして、また新しい恋人と出会う、そう夢見るところだ。

ところが現実は日本のフィリピンパブと同じでそう上手くいくものではない。時間帯によって混んでいるカラオケへ行けば、当然いいホステスは別のお客の横に座っていて、屁でもないホステスがヘルプで横に来てツマラナイ時間を過ごすハメになり、選択の余地はない。

では、運よく好きなタイプを指名できたとしても横に座ってみれば商売丸出しのイヤな性格で、勝手に飲み物を要求され、これまたイヤな時間を過ごすことになる。カラオケで一度座ったらソイツで勝負。より選れた好みのホステスが来ることはマレ。従ってJet師範曰く、掲示板のスレッドタイトルが「カラオケ修行」となっているのは、往々にカラオケは修行=精神な鍛練を必要とするところになるからだ。さらにブスなホステスが横に座り、酔ったピン中オヤジが大声でヘタクソなカラオケを歌っているときは、もう「苦行」以外のなにものでもない。「カラオケ修行」とは実に的を得たスレッドタイトルだ。

さて、妻が居たカラオケへ行ったとき、帰り間際にトンデモナイお客が彗星の如く現れた。

駐在員風のマジメな男がお店に入ってハス向いのソファーに座るとホステスを指名した。するとそのお客は突然シャツを脱いで上半身裸になった。さらにスゴかったのは脱いだシャツを指名したホステスに着せ、自分はホステスの赤いドレスを着た。そして何をするのかと思えば、ソファの上でホステスを膝枕にして仰向けになり、ただ黙ってニコニコ満面の笑みを浮かべているだけなのだ。駐在員風マジメ男は変態など軽く超えた存在だった。

「カラオケ修行」、修行の果てにあるものは「涅槃の境地」だろう、それを垣間た。

*Jet師範より、駐在員風マジメ男は修行に耐えかね精神的に病んだ人間だ、という鋭い指摘があり、

ブログタイトルを「カラオケ涅槃」から「カラオケ病院」へと変更した。

*さらに「カラオケ病院」から「カラオケ病棟」に変えた、こっちの方がそれっぽい。

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