太った中年

日本男児たるもの

フィリピンのフォト

2008-08-08 | weblog

先月は結婚式の準備のためフィリピンへ渡航して、彼女が、故郷レガスピのカメラマン、ネルソン君と予行で写真撮影をした。その出来上がりを彼のウェブサイトで見たら、うーん、案の定、スカだった。仕上がりはよく出来ていたけれど、なんて言うのかな、日本でいえば町の写真館で飾られている成人式とか七・五・三のそれだった。

フィリピンの人は写真を撮られることが好きでフォトショップもたくさんある。しかし、すべてが七・五・三のそれで、面白くない。ネルソン君も一時期ニューヨークでフォト・デザインを学んだそうだ。しかし、一般の人ではそうした需要がないから結局、紋切型の写真になってしまう。また、出稼ぎ労働国家だから自国で際立った産業が少ないゆえ、コマーシャル・フォトのマーケット規模も小さい。写真やアートは超後進国だ。

インターネットは場所性がないのでアレなんだけれど、フィリピンのアート・フォトサイトを探して見ていたら冒頭の写真に出くわした。ヤッタと思い、フォトグラファーをみたらやはりニューヨークの人で、そいつはナント、昔、ピンクフロイドのアルバムジャケットで有名なデザインチーム、ヒプノシスと仕事をしていた人だった。まあ、驚いた。

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