太った中年

日本男児たるもの

ご近所観察

2008-08-19 | weblog

甘い新婚生活!なーんて実感はゼロ、ゼロなんだよ、そこの奥さん。朝起きると彼女はJet師範に戴いたコーヒーメーカーでコーヒーを入れてくれた、迄はよかった。自慢話と世間話した後、パンを買いに行かされ、ゴミを出して、部屋の掃除をしながらブログをアップしている。彼女はまた眠りについている。コレを鬼嫁と言わずして何と呼ぶ、エエッ、そこの奥さん。と、ブーたれながら、上図は借りたアパートの近所の写真。古びた田舎の家並み。注目して欲しいのはピサの斜塔の如く傾斜した電柱。50~60本はあろうかと思える電線の重みに耐えかねて電柱は傾いてしまったのだ。家が増える都度電線を足してゆき、結果こうなってしまった。地方に限らず首都マニラもそうで、従ってフィリピン人とは「都市計画」なる概念は存在しない、仮にあったとしても実行できない悲しき熱帯の前近代的な民族なのである。

これはご近所さんが天気のよい日、ココナッツの皮を天日干しにしてココナッツオイルや石鹸の原材料を生産している、そう鬼嫁が教えてくれた。さらに「環境にやさしいエコ・リサイクル先進国家のモデル」のようなことまで付け加えて教えて戴いた、フィリピン人の鬼嫁から。しかし、どう見ても交通の邪魔でしかない「前近代的家内手工業原始生産モデル」に相当するが、そんなことは口が裂けても言えねえよな。

続いて近所のバカ犬、ウィリーと勝手に呼んでいる。こいつぁチェーンに繋がれているが、ほとんどの犬は野放しでいるから飼い犬か野良犬かの判別がつかない。そしてモチロン狂犬病予防の注射などしない。数年前観光でフィリピンに来た邦人が立て続けに犬に噛まれて狂犬病で死んだ。日本人では20数年ぶりの狂犬病死亡事故で新聞にも取り上げられた。そのときフィリピンでは現地人が毎年50人近く狂犬病で死亡することを知った。人間だけでなく犬まで野蛮な社会である。ピストル強盗の他、狂犬にも用心しなければならない。

最後は近所の自転車屋”アルバイモーター&バイシクル”で購入した最愛のマウンテンバイク”ジャネット”、となるはずだった。ところがどっこいナントナットウ、ジャネットは売れてしまってなかった(涙)3ヶ月間想い続けたいとしのジャネットが嫁いでしまっていた(泣)しかも横には鬼嫁が寝ている(号泣)。ジャネットは唯一ドラムブレーキ付きの最高級MTBで値段は1万ペソ(約2万5千円)、並みのフィリピン人では買えないはずだ、一体ドコノドイツだ、エエッ。さらに店主に聞いたところ同じタイプはもう入荷しないそうだ。フィリピン人をナメたオレが悪かったのか、こうしてフィリピンで唯一の運動を奪われた太った中年はホントウに太った中年へと変貌するのであった。おっとと、洗濯をしてアイロン掛けをしなければならない。

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