先日、≪イタリア料理に関する10の間違い≫I 10 errori da non commettere quando si parla di "cucina italiana"と言う新聞記事がフェイスブックに紹介されていたので、それを翻訳してみました。
内容は、海外におけるイタリア料理への偏見と誤解を解くためのもののおうです。ただ、対象はアメリカのようで、日本のイタリアンではほぼ見られないことや、逆に日本で間違って伝わっていることなどについては触れられていませんでした。
たぶんですが、日本のレストランの方が歴史が浅い。つまりここ20~30年のことなので、材料も手に入るし、今は本格的にイタリアで修業してきてシェフも多い。
一方、アメリカにおけるイタリア料理は、イタリア人が移民として行って出来上がったイタリア料理で、そこの土地で新しく開発されたものが多いのだと思います。
イメージとしたら、ブラジルにおける日本食(実際どんなのか知らないけど・・・)
つまりは、シェフが伝えるプロの味ではなく、そこに住んだ人が作り上げた家庭料理の一つなんだろうなぁ~って思いました。
日本人に対して参考にしてほしいと思うのは、(その1)だけだなぁ~。
ちなみに、訳についてはほぼ、雰囲気(かつ適当に日本だったらどういうイメージかと言う付け足しある)なので、誤訳とか突っ込みはナシよん。口調は何故か大阪弁のオッサンです。でも自分の発言を大阪弁にするはめちゃ簡単なのに、翻訳した文章を大阪弁にするのがこんなに大変なこととは思いませんでした。自分で書いててなんか統一感のない大阪弁になってしまった・・・
良く小説とか読んでて登場する大阪弁が気持ち悪いことが多いのですが、まさか自分が書いてそうなるとは
(その1)カップチーノで乾杯はありえまへん
イタリアではメシの最中に、カップチーノ飲むなんてアホはおりまへんで。
牛乳の入った飲み物ちゅーのは、ドーナツとかクッキーとか甘いものと一緒に飲むもんでっせ。
せやから、まぁ朝食か、あとはおやつやな(イタリアの朝食は、甘いものでスタートする)
料理と一緒にあないなもん飲んだら腹壊しますって!
お願いやから、メシのときは水かワインで勘弁したってや。
まっ寿司と一緒に牛乳やコーラを飲まへんみたいなもんやな。
(その2)パスタは付け合せとちゃいまっせ
パスタやリゾットはちゃんと独立した料理なんやで。
どないゆうたらええんやろ、ほら、アメリカやと、ステーキの横にフレンチフライポテトとか、ポテトのオーブンで焼きとかそえまっしゃろ。あんなんと一緒にせんといてほしいんですわ。
せやけど、たまに例外もあってオッソブーコちゅー牛すね肉の煮込みには、リゾットとかポレンタとかそえることもあるんですけど、まぁそのへんは勘弁したって。
(その3)パスタをゆでるときは塩だけにしてや~
ちょっと説明するのんは難しんやけどな、ほら、ラーメンかて、うどんかてゆでるのと別にスープや出汁を用意しますやろ。
あれとおんなじや、パスタもぎょーさんのお湯でゆでて、ザルに上げたあとでソースに絡める。
そう、絡めるだけでっせ。トマトスープの中にパスタをぶち込むなんちゅーことはせんとってほしいんですわ。
(その4)ケチャップ、聞いただけで鳥肌もんですわ~
イタリア人は何があっても料理にケチャップなんて使わしませんで。
まぁあの赤い色は認めたってもええけど。イタリア人かてホットドッグやハンバーガーも食うし。
せやけど、あれとトマトソースとは全く別のもんなんや。ちゅーことだけはわかったって。
(その5)ボロネーゼちゅーんはな
ミートソースの一つやと思われているみたいやけど、イタリアでこの名前で呼ぶことはまぁないで。
もともとはボローニャ地方の肉の煮込みって意味なんやけどな、イタリアでは「ラグー」ちゅーのが一般的かな。
ほんで、ラグーの時は、細麺やなしに、タリアテッレとかの平打ち麺が定番やな。
(その6)チキンのパスタ
それにしてもアメリカ人っちゅーのは、この鶏肉を使ったパスタ好っきゃなぁ~。
まぁイタリアのどこでもあるさかい、頼みやすいんかもしれへんけど、せっかく海の近くに行ったときぐらいは、ウニのパスタなんかも食うてみ。絶対旨いから。
(その7)シーザーサラダ
確かにこのメニューはイタリア人のコックが考案したもんなんや。
チェーザレ・カルディーニっていうおっさんでな、メキシコでそこそこ流行ってた店らしいわ。
せやけど、その時代に手に入る材料で作ったもんやし、別にイタリアの伝統的なレシピやないで。
イタリアのどこでも食えるちゅーもんでもないんやわ。
(その8)フェットゥチーネ・アルフレード
どうでもええけど、アメリカ人ってなんであないにぎょーさん食うんやろ。
それも、同じもんばっかり大量に食えるんには感心するわ。
アメリカで、このフェットゥチーネ・アルフレードが「代表的なイタリア料理」やと思われてるって知ったときはたまげたわ。
料理ってほどのもんやないからなぁ~。
ゆでたパスタにバターとそしてパルミッジャーノを絡めるだけ。いわば卵かけごはんみたいなもんやな。(うまいけど)
イタリアのレストランでこれをメニューにしてる店はほとんどないんちゃうかな。
アメリカには冷凍食品もあるらしけど、よっぽど料理するのが面倒ちゅーこっちゃな。
(その9)チェックのテーブルクロス
ディズニーの「わんわん物語」って知ってはる?
その映画の中に、赤と白のギンガムチェックのテーブルクロスの前で、犬同士が仲良くパスタを食べるってシーンがあって、なんかその映画のせいかどうかはわからんけど、アメリカでは「イタリアンレストラン=チェックのテーブルクロス」ちゅーことになってるらしいわ。
まっイタリアでも観光客向けのレストランなら使てるかもなぁ。
(その10)本物のイタリア料理とは
最後になんやら御大層なタイトルついてるけどな、結局イタリア料理は一つやない。って言いたいんや。
みんな自分の家の味が最高にうまいって思ってるし、それは代々受け継がれていくもんやと。
どんな高級なレストランより、自分の家のメシが一番うまい。これがつまりこれが本物のイタリア料理ちゅうこっちゃな。
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内容は、海外におけるイタリア料理への偏見と誤解を解くためのもののおうです。ただ、対象はアメリカのようで、日本のイタリアンではほぼ見られないことや、逆に日本で間違って伝わっていることなどについては触れられていませんでした。
たぶんですが、日本のレストランの方が歴史が浅い。つまりここ20~30年のことなので、材料も手に入るし、今は本格的にイタリアで修業してきてシェフも多い。
一方、アメリカにおけるイタリア料理は、イタリア人が移民として行って出来上がったイタリア料理で、そこの土地で新しく開発されたものが多いのだと思います。
イメージとしたら、ブラジルにおける日本食(実際どんなのか知らないけど・・・)
つまりは、シェフが伝えるプロの味ではなく、そこに住んだ人が作り上げた家庭料理の一つなんだろうなぁ~って思いました。
日本人に対して参考にしてほしいと思うのは、(その1)だけだなぁ~。
ちなみに、訳についてはほぼ、雰囲気(かつ適当に日本だったらどういうイメージかと言う付け足しある)なので、誤訳とか突っ込みはナシよん。口調は何故か大阪弁のオッサンです。でも自分の発言を大阪弁にするはめちゃ簡単なのに、翻訳した文章を大阪弁にするのがこんなに大変なこととは思いませんでした。自分で書いててなんか統一感のない大阪弁になってしまった・・・
良く小説とか読んでて登場する大阪弁が気持ち悪いことが多いのですが、まさか自分が書いてそうなるとは
(その1)カップチーノで乾杯はありえまへん
イタリアではメシの最中に、カップチーノ飲むなんてアホはおりまへんで。
牛乳の入った飲み物ちゅーのは、ドーナツとかクッキーとか甘いものと一緒に飲むもんでっせ。
せやから、まぁ朝食か、あとはおやつやな(イタリアの朝食は、甘いものでスタートする)
料理と一緒にあないなもん飲んだら腹壊しますって!
お願いやから、メシのときは水かワインで勘弁したってや。
まっ寿司と一緒に牛乳やコーラを飲まへんみたいなもんやな。
(その2)パスタは付け合せとちゃいまっせ
パスタやリゾットはちゃんと独立した料理なんやで。
どないゆうたらええんやろ、ほら、アメリカやと、ステーキの横にフレンチフライポテトとか、ポテトのオーブンで焼きとかそえまっしゃろ。あんなんと一緒にせんといてほしいんですわ。
せやけど、たまに例外もあってオッソブーコちゅー牛すね肉の煮込みには、リゾットとかポレンタとかそえることもあるんですけど、まぁそのへんは勘弁したって。
(その3)パスタをゆでるときは塩だけにしてや~
ちょっと説明するのんは難しんやけどな、ほら、ラーメンかて、うどんかてゆでるのと別にスープや出汁を用意しますやろ。
あれとおんなじや、パスタもぎょーさんのお湯でゆでて、ザルに上げたあとでソースに絡める。
そう、絡めるだけでっせ。トマトスープの中にパスタをぶち込むなんちゅーことはせんとってほしいんですわ。
(その4)ケチャップ、聞いただけで鳥肌もんですわ~
イタリア人は何があっても料理にケチャップなんて使わしませんで。
まぁあの赤い色は認めたってもええけど。イタリア人かてホットドッグやハンバーガーも食うし。
せやけど、あれとトマトソースとは全く別のもんなんや。ちゅーことだけはわかったって。
(その5)ボロネーゼちゅーんはな
ミートソースの一つやと思われているみたいやけど、イタリアでこの名前で呼ぶことはまぁないで。
もともとはボローニャ地方の肉の煮込みって意味なんやけどな、イタリアでは「ラグー」ちゅーのが一般的かな。
ほんで、ラグーの時は、細麺やなしに、タリアテッレとかの平打ち麺が定番やな。
(その6)チキンのパスタ
それにしてもアメリカ人っちゅーのは、この鶏肉を使ったパスタ好っきゃなぁ~。
まぁイタリアのどこでもあるさかい、頼みやすいんかもしれへんけど、せっかく海の近くに行ったときぐらいは、ウニのパスタなんかも食うてみ。絶対旨いから。
(その7)シーザーサラダ
確かにこのメニューはイタリア人のコックが考案したもんなんや。
チェーザレ・カルディーニっていうおっさんでな、メキシコでそこそこ流行ってた店らしいわ。
せやけど、その時代に手に入る材料で作ったもんやし、別にイタリアの伝統的なレシピやないで。
イタリアのどこでも食えるちゅーもんでもないんやわ。
(その8)フェットゥチーネ・アルフレード
どうでもええけど、アメリカ人ってなんであないにぎょーさん食うんやろ。
それも、同じもんばっかり大量に食えるんには感心するわ。
アメリカで、このフェットゥチーネ・アルフレードが「代表的なイタリア料理」やと思われてるって知ったときはたまげたわ。
料理ってほどのもんやないからなぁ~。
ゆでたパスタにバターとそしてパルミッジャーノを絡めるだけ。いわば卵かけごはんみたいなもんやな。(うまいけど)
イタリアのレストランでこれをメニューにしてる店はほとんどないんちゃうかな。
アメリカには冷凍食品もあるらしけど、よっぽど料理するのが面倒ちゅーこっちゃな。
(その9)チェックのテーブルクロス
ディズニーの「わんわん物語」って知ってはる?
その映画の中に、赤と白のギンガムチェックのテーブルクロスの前で、犬同士が仲良くパスタを食べるってシーンがあって、なんかその映画のせいかどうかはわからんけど、アメリカでは「イタリアンレストラン=チェックのテーブルクロス」ちゅーことになってるらしいわ。
まっイタリアでも観光客向けのレストランなら使てるかもなぁ。
(その10)本物のイタリア料理とは
最後になんやら御大層なタイトルついてるけどな、結局イタリア料理は一つやない。って言いたいんや。
みんな自分の家の味が最高にうまいって思ってるし、それは代々受け継がれていくもんやと。
どんな高級なレストランより、自分の家のメシが一番うまい。これがつまりこれが本物のイタリア料理ちゅうこっちゃな。
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