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心の師匠と言うか、とてもとても、同じ職業だとは恥ずかしくて言えないと思いながらも、自称『通訳』のがっちゃんは、イタリア語通訳の大家「田丸大先生」を心から尊敬しております。
本当は、そういう言葉を漏らすことも恥ずかしくて言えないんですが、そうですねぇ~いつかオペラ歌手になりたいと思っている人が、「尊敬している歌手は、パヴァロッティです。」って言うようなものでしょうか・・・
決して同列に言うことは出来ないけれど、本人が憧れるのは勝手。って感じ?
その田丸公美子先生の講演会があったので、先週行ってまいりました。
テレビだと、「ピー」が入りそうな、オフレコの超レアネタがたくさんあったので、なかなかブログに書くのは難しいのですが、通訳の苦労話に加え、シモネッタの異名のごとく、下ネタや小噺をふんだんに交じえながら、含蓄にとんだエピソードが次々飛び出し、あっと言う間に時間が過ぎました。
既に先生の著書を読んだことの有る方なら、その通り!!
と思わず膝を打ちたくなるようなことが一杯ですが、中でも一番印象に残ったのは、
「日本語のレベルが低い人は、イタリア語も同じ程度のレベルしか話せない」
です。
結局のところ、何を見ても「カワイイーー」としか言えない人と言うか、語彙が貧困な人っていうのは、その範囲でしか会話をしないので、上達はしない。と言うことなんですよね。
確かに「かわいい」と言うのは様々な意味があって、
広辞苑によると、
かわいい《形》(カワユイの転。「可愛い」は当て字)
①いたわしい、ふびんだ、かわいそうだ
②愛すべきである、深い愛情を感じる。
③小さくて美しい。
とありますが、これ以外にも
場合によっては、「幼い」「きれい」「珍しい」などのときにも使うことがありますし、最近の使われた方の傾向として、
「私にとってそのものは非常に好ましい」と言う場合が多いのではないかと思います。
つまり、
「ねぇこれさーーー、かわいくなくない?」
は、
「ねぇ、これ私に似合うかな? 好きなデザインなんだけれど、あなたはどう思う?」
と言うことを言外に含んでるんだと思います。
で、答えの
「ホント、チョーーカワーーーー」
に関しても、
「素直にかわいいと思う」
以外に、実際の心の中は、
「服は可愛いけどさ、似合わないよ」
「キモっ 趣味ワルっ」
「まったく、流行り物好きだねぇ~」
「興味ナシ」
のような微妙なニュアンスを含んでいる場合もあるわけで、それを「カワイイー」と一括りにできる便利な言葉であるわけで、衝突を極力避ける今の世の中には、欠かせない言葉の一つだと思うのですが、こんな風な会話ばかりをしてると、語彙が貧しくなるのは必須。
自分も気をつけなければと、「勝って兜の緒を締めよ」違うな、まだ一勝どころか、土俵にもあがってないし、「他山の石以って玉攻むべし」いやいや・・・
まっそれはどうでもいいんですが、
他にも、そうそう!!!って思ったのは、
『概念にないものは訳せない』
というお話でした。
どちらかと言うと、通訳より、翻訳で求められることじゃないかと思うのですが、映画のタイトルや、本のタイトルでステキな邦題だな。と思えるものが最近少なくなってきました。
カタカナ読みにしただけのタイトルって、すごく上滑りするんですが、それは、自分の概念に当てはまらないからじゃないかと思うんです。
先生のお話の中で、挙げられた例としては、
「先輩、後輩」と言う言葉。
ヨーロッパでは、儒教思想のような一歳でも年齢が上の人と敬う。と言う思想がないので、単に年上の人、としてしか意味を持たないので、理解してもらうのが難しい。
というようなことや、その他にも、「もったいない」もありました。
ホント、この「もったいない」って言葉難しいですよねぇ~
和伊辞典を引くと、『惜しい』『過分』『恐れ多い』の意味を含めた例文がそれぞれ出ていますが、日本語の「もったいない」に直接相当するイタリア語はないんですよねぇ~。
そういう意味で、いつも仕事で訳に困るのが、
「よろしくお願いします」
と
「お疲れ様でした」
です。
私は、
「なにとぞ、どうぞよろしく」⇒「あなたの素晴らしい働きを期待しております」
「おつかれさまでした」⇒「あなたのご活躍に感謝します」
に言い換えますが、挨拶の場で何度も飛び出すこの言葉にいつも冷や汗をかいています。
あとね、これは概念の違いと言うより、習慣の違いでしょうけれど、
「頂きます」「いらっしゃいませ」「いってらっしゃい、気をつけて」も微妙に違うなぁ~って思います。
イタリア語のBuon appetito! (ボナペティート)は、召し上がれ!なんですよね~。
作った方が言う言葉。出されたほうはGrazie, altrettanto! と答えなさい。と辞書にはあるけれど、意味は、「あなたもね」なので、日本語の、「頂きます」のように作ってくれた人への感謝の意味とはちょっと違う。
逆に、日本語の「いらっしゃいませ」は、Cosa desidera? とか訳されますが、これは、「何か後入用ですか?」って感じなので、日本語の「冷やかしであっても歓迎しますよ」とは違う。
まぁ日本語の「いらっしゃいませ」は、「万引きしないように見ていますよ。」とか、とりあえず上司に対して「サボらず仕事してますよ」ってアピールだったりもしますけどね。
あと、気をつけたいのが、
「お気をつけて」と言う言葉。日本では相手を敬ってというか、相手のことを案じて言う言葉ですが、「旅行、気をつけて行ってきて下さいね」なんて言うのをそのまま訳すと、なんだろ、「気をつけないと危ない目にあうよ」とか、「何か悪いことが起るかもしれませんよ。」って言うネガティブな雰囲気の言葉になっちゃいます。
イタリアでは、基本的になんでもbuonoをつけるっていうか、
Buon giorno(こんにちはと訳されますが本来は、良い一日を)
Buona sera(同じく、コンバンワより、良い午後を)
Buona serata(ステキな夕べを)
Buona notte(おやすみなさい)
Buon appetito!(美味しく召し上がれ)
Buon viaggio!(良いご旅行を)
Buona fine settimana.(良い週末を)
Buon lavoro. (良い仕事を!)
って感じだから、
「気をつけて」とか、「お仕事がんばって」、よりもうちょっとポジティブ。
なんか講演からずいぶん話が飛んじゃったけれど、もっと詳しく講演の内容を知りたい人は先生の著書を買ってね。ってことで最後に本のご紹介
『パーネ・アモレーレ-イタリア語通訳奮闘記』文芸春秋(本体1667円+消費税)
『シモネッタのデカメロン-イタリア的恋愛のススメ』文芸春秋(本体1476円+消費税)
『目からハム-シモネッタの人間喜劇』朝日新聞出版社(本体1600円+消費税)
『シモネッタのドラゴン姥桜』文芸春秋(本体1429円+消費税)
『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』講談社(本体1429円+消費税)
なんか、講演を聴きにいくと、自分まで賢くなったように感じるのは私だけ
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心の師匠と言うか、とてもとても、同じ職業だとは恥ずかしくて言えないと思いながらも、自称『通訳』のがっちゃんは、イタリア語通訳の大家「田丸大先生」を心から尊敬しております。
本当は、そういう言葉を漏らすことも恥ずかしくて言えないんですが、そうですねぇ~いつかオペラ歌手になりたいと思っている人が、「尊敬している歌手は、パヴァロッティです。」って言うようなものでしょうか・・・
決して同列に言うことは出来ないけれど、本人が憧れるのは勝手。って感じ?
その田丸公美子先生の講演会があったので、先週行ってまいりました。
テレビだと、「ピー」が入りそうな、オフレコの超レアネタがたくさんあったので、なかなかブログに書くのは難しいのですが、通訳の苦労話に加え、シモネッタの異名のごとく、下ネタや小噺をふんだんに交じえながら、含蓄にとんだエピソードが次々飛び出し、あっと言う間に時間が過ぎました。
既に先生の著書を読んだことの有る方なら、その通り!!
と思わず膝を打ちたくなるようなことが一杯ですが、中でも一番印象に残ったのは、
「日本語のレベルが低い人は、イタリア語も同じ程度のレベルしか話せない」
です。
結局のところ、何を見ても「カワイイーー」としか言えない人と言うか、語彙が貧困な人っていうのは、その範囲でしか会話をしないので、上達はしない。と言うことなんですよね。
確かに「かわいい」と言うのは様々な意味があって、
広辞苑によると、
かわいい《形》(カワユイの転。「可愛い」は当て字)
①いたわしい、ふびんだ、かわいそうだ
②愛すべきである、深い愛情を感じる。
③小さくて美しい。
とありますが、これ以外にも
場合によっては、「幼い」「きれい」「珍しい」などのときにも使うことがありますし、最近の使われた方の傾向として、
「私にとってそのものは非常に好ましい」と言う場合が多いのではないかと思います。
つまり、
「ねぇこれさーーー、かわいくなくない?」
は、
「ねぇ、これ私に似合うかな? 好きなデザインなんだけれど、あなたはどう思う?」
と言うことを言外に含んでるんだと思います。
で、答えの
「ホント、チョーーカワーーーー」
に関しても、
「素直にかわいいと思う」
以外に、実際の心の中は、
「服は可愛いけどさ、似合わないよ」
「キモっ 趣味ワルっ」
「まったく、流行り物好きだねぇ~」
「興味ナシ」
のような微妙なニュアンスを含んでいる場合もあるわけで、それを「カワイイー」と一括りにできる便利な言葉であるわけで、衝突を極力避ける今の世の中には、欠かせない言葉の一つだと思うのですが、こんな風な会話ばかりをしてると、語彙が貧しくなるのは必須。
自分も気をつけなければと、「勝って兜の緒を締めよ」違うな、まだ一勝どころか、土俵にもあがってないし、「他山の石以って玉攻むべし」いやいや・・・
まっそれはどうでもいいんですが、
他にも、そうそう!!!って思ったのは、
『概念にないものは訳せない』
というお話でした。
どちらかと言うと、通訳より、翻訳で求められることじゃないかと思うのですが、映画のタイトルや、本のタイトルでステキな邦題だな。と思えるものが最近少なくなってきました。
カタカナ読みにしただけのタイトルって、すごく上滑りするんですが、それは、自分の概念に当てはまらないからじゃないかと思うんです。
先生のお話の中で、挙げられた例としては、
「先輩、後輩」と言う言葉。
ヨーロッパでは、儒教思想のような一歳でも年齢が上の人と敬う。と言う思想がないので、単に年上の人、としてしか意味を持たないので、理解してもらうのが難しい。
というようなことや、その他にも、「もったいない」もありました。
ホント、この「もったいない」って言葉難しいですよねぇ~
和伊辞典を引くと、『惜しい』『過分』『恐れ多い』の意味を含めた例文がそれぞれ出ていますが、日本語の「もったいない」に直接相当するイタリア語はないんですよねぇ~。
そういう意味で、いつも仕事で訳に困るのが、
「よろしくお願いします」
と
「お疲れ様でした」
です。
私は、
「なにとぞ、どうぞよろしく」⇒「あなたの素晴らしい働きを期待しております」
「おつかれさまでした」⇒「あなたのご活躍に感謝します」
に言い換えますが、挨拶の場で何度も飛び出すこの言葉にいつも冷や汗をかいています。
あとね、これは概念の違いと言うより、習慣の違いでしょうけれど、
「頂きます」「いらっしゃいませ」「いってらっしゃい、気をつけて」も微妙に違うなぁ~って思います。
イタリア語のBuon appetito! (ボナペティート)は、召し上がれ!なんですよね~。
作った方が言う言葉。出されたほうはGrazie, altrettanto! と答えなさい。と辞書にはあるけれど、意味は、「あなたもね」なので、日本語の、「頂きます」のように作ってくれた人への感謝の意味とはちょっと違う。
逆に、日本語の「いらっしゃいませ」は、Cosa desidera? とか訳されますが、これは、「何か後入用ですか?」って感じなので、日本語の「冷やかしであっても歓迎しますよ」とは違う。
まぁ日本語の「いらっしゃいませ」は、「万引きしないように見ていますよ。」とか、とりあえず上司に対して「サボらず仕事してますよ」ってアピールだったりもしますけどね。
あと、気をつけたいのが、
「お気をつけて」と言う言葉。日本では相手を敬ってというか、相手のことを案じて言う言葉ですが、「旅行、気をつけて行ってきて下さいね」なんて言うのをそのまま訳すと、なんだろ、「気をつけないと危ない目にあうよ」とか、「何か悪いことが起るかもしれませんよ。」って言うネガティブな雰囲気の言葉になっちゃいます。
イタリアでは、基本的になんでもbuonoをつけるっていうか、
Buon giorno(こんにちはと訳されますが本来は、良い一日を)
Buona sera(同じく、コンバンワより、良い午後を)
Buona serata(ステキな夕べを)
Buona notte(おやすみなさい)
Buon appetito!(美味しく召し上がれ)
Buon viaggio!(良いご旅行を)
Buona fine settimana.(良い週末を)
Buon lavoro. (良い仕事を!)
って感じだから、
「気をつけて」とか、「お仕事がんばって」、よりもうちょっとポジティブ。
なんか講演からずいぶん話が飛んじゃったけれど、もっと詳しく講演の内容を知りたい人は先生の著書を買ってね。ってことで最後に本のご紹介
『パーネ・アモレーレ-イタリア語通訳奮闘記』文芸春秋(本体1667円+消費税)
『シモネッタのデカメロン-イタリア的恋愛のススメ』文芸春秋(本体1476円+消費税)
『目からハム-シモネッタの人間喜劇』朝日新聞出版社(本体1600円+消費税)
『シモネッタのドラゴン姥桜』文芸春秋(本体1429円+消費税)
『シモネッタの本能三昧イタリア紀行』講談社(本体1429円+消費税)
なんか、講演を聴きにいくと、自分まで賢くなったように感じるのは私だけ
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私このサイトを見ています↓http://www.alc.co.jp/eng/hontsu/soutsu/
>「日本語のレベルが低い人は、イタリア語も同じ程度のレベルしか話せない」
同じことを、英語の通訳学校でも言われました。最大で同等、通常は母語以下だって。
そのせいか、帰国子女は最初は良いんですけど、だんだん抜かされていってました。
日本にしかない枕詞のような挨拶を全く訳さず無視してると、外国人は通訳が訳してないんじゃないかと思ってキョロキョロしだす(笑)
でも、日本にはこういう概念がありますとか説明する時間もないし、ちょっと違うんだけどなぁと思いつつ、でも自信ありげな態度で(後で質問されたくない)さら~っと訳して通り過ぎていました。
イタ人に日本語教えてた時、どっかの本かなんかで見たとかで「"曙"ってなに?」と聞かれたんですが、、、単に訳せば"alba"なんでしょうが、日本語で「夜明け」ではなく「曙」を使うときって、もっと情感がこもってて単なる夜明けとは違うと思うんですが、その情景や感覚を説明できなくて困りました。
相手子供だったし、もう面倒だから「相撲取りの名前」って答えればよかった と説明始めてから深く後悔。。TT
あとは、「儚い」も説明に困りましたねぇ。。
それと、「もったいない」もそうですが「めんどくさい」も、ぴったりな言葉ってなくないですか?これも私がニュアンスを伝えられなくて困る日本語の代表格です。。
日本在住イタ人知人は、日本語の「めんどくさい」はものすごーく便利!と気に入って多用してます。^^;
きゃーーーー耳が痛いーーーーー(笑)
でも、本当にそうだと思いますです。
だから、あたすのイタ語も伸びないんだなぁ~。
概念にないことは訳せない、まさにそうなんですよね。手短に説明できる時はいいのですがそういう状況ではない時は本当に困ります。改まった場で日本では謙った言い回しを使うことが多いのでそのまま訳すとおかしなことになってしまうし。
ところで「行ってきます」「お帰りなさい」って当たり前に使っていますが実は奥が深く思いやりのこもった温かい言葉だと思いますが、これもイタリア語で表現するのは難しい。
日本語のレベルが低いとイタリア語も同じ程度のレベル・・私も耳が痛いです。
「おおらかに育てよ」と言うつもりで貸してあげたのに逆効果だったようです。あ~あ
ということをこれを読んで思い出しました。ああ!
相手の出掛けに言う「気をつけて」ですが、むか~しむかし出勤する夫に言って、大目玉(てほどでもないけど)食らいました。あは。職業柄確かに気をつけないといけないですけど。
こちらで「いってらっしゃい」「おかえりなさい」のないのがどうしても感覚的にイヤで、夫ととの間でだけこの2つの挨拶は日本語で使っています。自宅に取り入れられる日本語感覚は、入れられる分入れてます。
「概念にないものは訳せない」って本当ですねえ。自分の専門関係の学術書を読むことも結構あるんですけど、日本語訳なんかは、何語でも「もうちょっとええ訳にしてくれよ」と思うことがあります。いくら固い本でも「いい日本語」で書いて欲しいのが読者側の希望なのに~。
お返事遅くなってすいません。
>同じことを、英語の通訳学校でも言われまし
>た。最大で同等、通常は母語以下だって。
>そのせいか、帰国子女は最初は良いんですけ
>ど、だんだん抜かされていってました。
帰国子女が全て悪いとは思わないんですね。
亡くなったロシア語通訳の米原万里さんの日本語言語力の素晴らしさは、昨今の若い人の日本語などより何倍も素晴らしいですから。
つまり、どんな風な時間を過ごしたかでしょうね。
私がおかしいなぁ~と思うのが、最近ちょっと英語のできるお母さん(自身が留学経験アリ)が
「ウチでは、家庭の中では全て英語で会話をするようにしています。」
とか、
「子供が小さいうちに身につけさせたいから。」
と言う理由で、まだ日本語も上手く喋れないような年齢(2歳とか3歳)ぐらいから英会話教室というのか英語スクールとでも言うのか、そういうところに通わせているお母さんとか・・・
なんだろ、これは田丸先生の持論ですが、何語で物事を考えるのか。っていう基本が出来ないとどの言語も中途半端にしか話せないんじゃないかと・・・
例えば、ぶつかった瞬間、すいません。じゃなく、アイムソーリーって言う言葉が考えることなく飛び出すとか、外国に行って物怖じせず、道を聞いたり、料理を注文できたりすることが出来ても、その程度のことが出来ることが、人間としての評価に繫がらないように、外国語が出来る人っていうのは、確かに羨ましくもあるんですが、子供のうちから、母国語を話すことを制限する親については、どうなんだろう。って思いますね。
>イタ人に日本語教えてた時、どっかの本かな
>んかで見たとかで「"曙"ってなに?」と聞か
>れたんですが、、、単に訳せば"alba"なんで
>しょうが、日本語で「夜明け」ではなく
>「曙」を使うときって、もっと情感がこもっ
>てて単なる夜明けとは違うと思うんですが、
>その情景や感覚を説明できなくて困りまし
>た。
そうですね。そういう季節感を表わす言葉は土地によって、全然違うでしょうね。
例えば、イタリアでは、シロッコ、ミストラル、ボーラ、ゼッフィロなど、吹く場所、方向、季節などによって、風の言い方が違いますよね。
そういうのって日本はあまりないですが、
逆に、五月雨、時雨、長雨、霧雨、など雨についての表現がたくさんあったり・・・
そういうのって、いっぱいありますよねぇ~
日本語は特に、オノマトペ(擬声語・擬態語)が多いので、日本語を学ぶ外国人には理解しづらいことのようですし。
>それと、「もったいない」もそうですが「め
>んどくさい」も、ぴったりな言葉ってなくな
>いですか?これも私がニュアンスを伝えられ
>なくて困る日本語の代表格です。。
確かに!!!
っていうか、イタリア人って「めんどくさがらない」ですよね。
なんだろ、効率を考えない。っていうか、マメというか。
家の中の掃除が完璧なのも、めんどくさがらないからでしょうし、そういう意味では、労力を惜しまない感じがします。もちろんあくまで自分のためですけど(笑)
>きゃーーーー耳が痛いーーーーー(笑)
>でも、本当にそうだと思いますです。
>だから、あたすのイタ語も伸びないんだなぁ~。
そんなことないよぉ~。
gelliusしゃんがガッコに行くようになっただけでも、すごい進歩じゃん。ハハハ
言葉って、自分が言いたいことを出来るだけ性格に伝えたいと言う気持ちが強いほど覚えるんじゃないかと思うんですよ。
「私はこう思う。」ってことをね。
その意味では意志の強い人は、言語上達も早い気がする。
gelliusしゃんもそうじゃなーーい?