日伊文化交流協会

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新潟旅行(その2)

2009年05月08日 13時25分00秒 | 日本国内旅行
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この日は4時起き・・・
理由は、朝6時出発の佐渡島行きのフェリーに乗るため。
カーフェリーと言うものに一度でも乗船された経験がある方はご存知でしょうが、フェリーの乗船手続きって結構面倒。
車のサイズによって値段が違うため、車検証は要るし、乗船書類へ記入しなくちゃいけないし、窓口は混雑するし。一応ネットで予約は入れていましたが、状況がわからないので、5時には港に到着するつもりでの行動予定。
港まではホテルから10分程度の距離だったんですけれどね。
ホテルの立体駐車場に車を停めていたので、それを出すのに10分ぐらいかかるし、そんなこんなでこの日も朝早く起きて4時半に出発・・・

それにしても佐渡島すごい人気です。

実は最初は佐渡島に一泊したかったのだけれど、3月にこの旅行を計画した時点でもうどこも満室・・・
なので、佐渡島日帰りツアーでございました。
ちなみに佐渡島へは、フェリーじゃなくて、ジェットフォイルも出てて、それだと1時間ちょっとで着くんですが、到着してから車がないと不便なので、カーフェリーを利用。
これが往復5時間。その上料金がハンパじゃない。

なんと往復で、38960円

高速代1000円の時代に、フェリーが4万円ってすごいよね。
大阪~東京間を、新幹線のグリーンで往復してもオツリがきますぜっ
佐渡汽船ボロ儲けです。


帰りのフェリーの発車時刻は18:40
さて、与えられた時間は約10時間。どれだけ見れるかな?




  

最初に向かったのは、佐渡島中央の山から見下ろす白雲台。
佐渡島を一望できるってことでグネグネ道のワインディングロードを一生懸命登っては見たものの、生憎の天気でイマイチよくみえません。

そのあとは、大佐渡スカイラインを通って、史跡:佐渡金山へ


  

江戸時代の坑道をめぐる宗太夫コース


  

明治から昭和にかけて近代工法で掘り進めた道遊坑コース
両方を周りました。
これがものすごい人人人。

いっつもそうなんですが、こういう観光地をめぐると色々な説明書きがあるでしょう? 私は読むのが早いので、人垣のスキマから、サササと読んで次に進むからダンナとの開きがどんどん大きくなる。
でまぁ日本の観光地の場合、最終的にはお土産ショップに繫がることが多いので、そこに先についてご当地ソフトでも食べているパターンなんですけれど、不思議なことにあれほど熱心に読んだはずのダンナのほうが全然頭に入っていない。

例えばね、以前、生野銀山に行ったとき、銀の抽出時に鉛を使用すると記されていたので、今回金の抽出方法との違いについて話をしても、
「そんなん、どこに書いてあった?」ってことに・・・
「いやだから、銀については、前に生野銀山に行ったときに書いてあったやん。」
っていうと、これが覚えていないんだなぁ~
まぁいいけど。
展示室には、12.5kgの金塊が置いてあって、アクリルケースの中に片手を突っ込んで持ち上げられるようになってるんですが、これがものすごい人気!
私もやってみたんですがね。とても片手では持ち上げられませんでした。

  

こちらは、道遊の割戸
上からの裂け目は人が手で掘ってたどり着いたもので、写真は割愛しますが、近くまで行くと、下にもすごい穴が開いています。でも下の穴は、昭和に入ってから爆破であけたものらしいのですが、とにかくこれだけの岩を人の手で掘るってすごいですよね。

先は長いので話を進めましょう。
その時点でそろそろお昼前、でも佐渡島ってあんまり食べるトコないんですよ。
で、次に予定していた遊覧船乗り場の辺りになんかないかな?
って言ったんですが、それより一応町に下りよう。ってことになって、
探したものの、どのお店も満席。
しかたなく、スーパーに飛び込んでお刺身セットとおにぎりを買い、駐車場で戴きました。
でも、このお刺身がイマイチ・・・
昨日のおすし屋の件でもそうですが、とにかくお魚の身が柔らかい・・・

なんだろ、関西の場合平均気温が高いから、お魚の鮮度を保つためにきっとすごい氷を使ってるんだと思うんですよね。
だから身が固くなっちゃうのかな。それを身がしまってるとカンチガイしてるだけなのかもしれませんが、いつも食べなれているものがそれだから、どうもブニョブニョした食感の刺身はおいしいと感じませんでした。残念。

この後は一気に北上して、時計回りに佐渡島を回っていきます。


  
こちらは夫婦岩。それにしても日本全国どこに行っても夫婦岩ってありますね。



  
尖閣湾でグラスボートに乗り(ちなみに、海中透視船と言うらしい)この方がなんか本当に透けて見えそうでいいですね。



  
平根崎波蝕甌穴群。下まで降りると海底から90℃のお湯が沸いていて、温泉卵が作れるらしいのですが、がけ崩れがあったのか、立ち入り禁止の看板が・・・



  
大ザレの滝。この滝は海からしか見えない幻の滝といわれているらしいです。確かに橋の上から滝の轟音が聞こえるのに、滝の姿は見えず・・・



  
大野亀遠景。このあと登場する、二つ亀と共に、私が新潟で見たイチオシのスポット。本当にこの景色を見るためだけに来ても良いと思うぐらい。和歌山県で見た巨大な一枚岩を東洋のエアーズロックって言いましたけれど、ここもそんな感じ。
ただ、岩じゃないから、なんていうか、モンサンミッシェルみたい?



  
これはその近くの写真。なんせ天気が悪かったので、露出をいくら変えてもこの程度の写真にしかならず・・・
これだと大きさがわかんないんですが、登ってる人影を見たら、相当の高さ。
私達が持っていったガイドブック「まっぷる」には全然触れられてませんでしたが、ここは超オススメの場所です。時間と体力のある方は是非!!



  
こちらが二つ亀。この二つの岩、現地のガイドマップには載ってました。で、それを見たのがちょっと遅く、他のところ(金山とか、グラスボートとか)その辺りで時間をとっちゃって、登ることできず。本当に残念でした。



  
弾崎灯台。映画「君の名は」のロケ地になったとかで、銅像もあったけれど、そういうのって、すぐに忘れられちゃいますからねぇ~


この時点で5時ちょっと前。残りは約30km一気に下ってきました。



  
最後に、棚田っていうには大きいけれど、美しい田んぼを見かけたのでちょっと泊まってパチリ。


それにしても、佐渡島ってね、本当に海のギリギリまで田んぼでした。
とにかく島は山が急峻なので、きっと耕せる場所が少ないんだろうなと思いました。
こんなに苦労して開墾した田んぼを減反なんかでつぶすのは本当にもったいない話です。
炊きたてのご飯て日本人にとって最高のご馳走だと思っているので、こういうおいしいお米を作っている人に感謝せずにはいられません。



  
おぉ~気がつけば既に夕暮れ・・・

ちなみに、帰りのフェリーの中がやたらと寒くて、ダンナも疲れていて、新潟に到着してから食事に行く元気なし・・・
って言うか、ラーメンでもいいや。って言ってたんですよ。身体も冷えたし。
だけど新潟って夜遅く空いている店が少なくて(とは言え、まだ夜の10時前後だったんですけれど・・・)ホテルについてからまた出かけるのはしんどいってことで、なんとコンビニでご飯を買って部屋で食べました。
一人の出張のときは構わないけれど、旅行でこれはわびしすぎるぅーーーー
あと、そうそう忘れてましたが、実はフェリーの中でイタリア人のカップルに遭遇しました。一等は指定席だったんですが、私達のすぐ隣!!!
ちょっとだけ話しましたが、みんな寝てるし、私も疲れてたので、詳しいことは解りませんでしたけれど、イタリア人もどこでもいるものですね。


明日こそ、旨い物食うぞ!!

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4 コメント

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すごい強行軍・・ (pallina)
2009-05-08 17:37:54
あまりのペースの速さに読み進みながら頭の中で「チャ~チャカチャカチャンチャンチャカチャカ」とカンカンの音楽が流れるようで・・(笑)
こういうペースで旅行の出来るのは日本人だけだと思います。

佐渡島は対岸から眺められる場所を通った(天気が悪くて見えず)だけですが一度は上陸してみたいと思います。

お刺身の締めが甘いですか・・私は舌もイタリア人並みに退化してると見えて感じませんでした。ご飯は美味しいのに残念ですよね。
返信する
お返事(その1) (がっちゃん)
2009-05-09 09:55:45
☆pallinaさまへ☆
ですよねーーーーー
これを強行軍といわずしてなんと言う。
って感じでしょう?
特に体調が悪かったりしたらサイアクです。
私が旅行嫌いだっていうとね、「贅沢だ。」といわれたり、「どうして?」って聞かれたり、「見聞を広めることも必要よ」と説教されたり。するけれど、そんなら「あんたいっぺんやってみーーー」って叫びたくなります。

こういう旅行も一日だけならいいけど、これが一週間の海外旅行だったら、相手を殺したくなること必須。
写真は遠景しかアップしていないので、一瞬車を停めてパチパチ写真だけ撮ったように見えますが、実際は道遊の割れ戸も側まで言ってるし、夫婦岩もビーチサンダルに履き変えて、足を海水に浸しながら、岩までたどり着いてる。だから本当に体力を使ってます。
少なくとも、食事時間を削ってまで観光しようっていう人って少ないんじゃないかしら・・・
仕事とか、取材ならわかりますけれどね。

まぁでもこれだけ体力を消耗したっていうか、疲れた原因は、佐渡島に見所がたくさんあったから。なので、是非次回は渡ってみてくださいませ。
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Unknown (maron)
2009-05-11 17:45:23
カーフェリー、高いんですね~!ビックリ!
私は、観光地や美術展の説明文って殆ど読みません。
読むのが遅いし、がっちゃんさんの旦那さまじゃないけど、読んでも覚えていられないので、読むだけ無駄!と思ってしまうのです。
特に混雑しているときなんて、前に進むのでやっとですからね。
もちろん、読んだ方が楽しめるんでしょうが・・・
それにしても、がっちゃんさんは記憶力が素晴らしいですね!
わたくし、二酸化マンガンじゃなくて、マグナカルタじゃなくて、なんでしたっけ?マグマ・・・何とかって言葉すら(もちろん意味も)忘れていました!
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お返事(その2) (がっちゃん)
2009-05-11 18:46:55
☆maronさまへ☆
マグナカルタも習いましたよねぇ~
イギリスの大憲章でしたっけ?
三大法典の一つですよね。
あの「マグナ」もフォッサ・マグナの「マグナ」と同じで、ラテン語で大きなと言う意味です。
ダンナはね、しつこいぐら説明書きを読むんですよ。まぁ確かに読んでおくに越したことないんですけれどね。私は面倒だからササっと読むだけなんですよ。
なのに、なのに、あの時間はなんだったんだーーー
ってぐらいダンナは覚えてませんねぇ~
たぶんね、読むポイントが違うのかもしれません。私はこれは!って思うこととか、自分がビビビと反応したことだけしか読まないけれど、その代わり忘れない。
ダンナみたいに全部読もうとすると多分覚えられないんだと思います。
あんなものね、30個のうち1個ぐらいでいいんですよ。
まっだから私の知識は中途半端なんですけれどね。(苦笑)
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