普請道楽

建築家との普請の記録のためのブログ。
しかしすでに家も建ち、今では徒然なるまま感じたことを書く「日日雑記」であります。

住宅は誰の物なのか?

2006-01-31 01:16:38 | Weblog
日本のこの20年の住宅建築をソーカツするという、
大胆なことをやってのけようとした本がある。

「日本の現代住宅 1985-2005」

これを手にとってパラパラ眺めて考えてみてみた。

みんな確かに「格好いい」。
でも20年前のものは、やはり20年前のものという感じがある。
はやり物は、必ず廃る。

変わらない物を作り続けている作家はごくわずか。
でもそんな人は滅多なことでは有名にならない。

住宅とは誰のものなのだろうか、と考えさせられた一冊。

建築を志すもの以外、あまり手に取らない本かもしれませんが、
私は面白く読みました。