小惑星探査機「はやぶさ2」予算についてのお願い
文部科学省宇宙政策課御中
私は、太陽系始原天体に興味を持っているサラリーマンです。
ネット検索の中で、来年度予算において、独立行政法人・宇宙航空研究開発機構(JAXA)が企画した小惑星探査機「はやぶさ2」の2008会計年度における予算獲得が非常に厳しいということを知りました。
「はやぶさ2」は、第20号科学衛星「はやぶさ」(MUSES-C)の同型機です。「はやぶさ」は2003年5月に打ち上げられ、2005年11月に、小惑星「イトカワ」へ土壌サンプル採取のために軟着陸しました。
「はやぶさ」による小惑星探査は、世界に誇るべき成果を挙げました。探査データに世界が注目し、土壌サンプルの到着を待っています。
「はやぶさ」が探査した「イトカワ」は岩石主体のS型小惑星でした。「はやぶさ2」は、炭素が主体のC型小惑星の探査を行う予定です。
地球や火星のような大きな惑星は、形成時に衝突や溶融があったため、太陽系初期の状態を失っています。しかし、小惑星は太陽系の始原そのままの状態を保っています。組成の異なる複数の小惑星を調べることにより、
太陽系、ひいては我々の住む地球の来歴や未来に関する基礎的な知見を得ることができます。それは人類の未来に対する、大きな貢献となるでしょう。
さらに、日本が「はやぶさ」によって世界で初めて挑んだ「小惑星の土壌サンプル採取」は、多くの日本国民に知的興奮と感動を与え、世界に日本という国の存在を示しました。
惑星探査の分野においても『世界の人々が憧れと尊敬を抱き、子どもたちの世代が自信と誇りを持てる「美しい国、日本」』とするために予算上の処置が必要と思います。
小惑星への飛行には、地球と小惑星の位置関係から来る、打ち上げ時期の制約があります。
「はやぶさ2」は、その目的地を「1999JU3」というC型小惑星とした場合、2010年11月の打ち上げが必要です。探査機の製造とテストにかかる時間を考慮すると、2008会計年度からの予算措置が必須です。
「はやぶさ」の成果を見て、米欧はその成果を凌ごうと、新たな小惑星探査計画を立ち上げつつあります。
2008年度予算における「はやぶさ2」開発開始を一国民として希望し、文部科学省の配慮を願います。
継続的な探査機の開発と運用は、人的資源の上からも必要であり、技術、技能、他を継承する上で、地上局等周辺設備の充実を含めた予算も希望するものです。
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「はやぶさ」による小惑星探査は、世界に誇るべき成果を挙げました。探査データに世界が注目し、土壌サンプルの到着を待っています。
「はやぶさ」が探査した「イトカワ」は岩石主体のS型小惑星でした。「はやぶさ2」は、炭素が主体のC型小惑星の探査を行う予定です。
地球や火星のような大きな惑星は、形成時に衝突や溶融があったため、太陽系初期の状態を失っています。しかし、小惑星は太陽系の始原そのままの状態を保っています。組成の異なる複数の小惑星を調べることにより、
太陽系、ひいては我々の住む地球の来歴や未来に関する基礎的な知見を得ることができます。それは人類の未来に対する、大きな貢献となるでしょう。
さらに、日本が「はやぶさ」によって世界で初めて挑んだ「小惑星の土壌サンプル採取」は、多くの日本国民に知的興奮と感動を与え、世界に日本という国の存在を示しました。
惑星探査の分野においても『世界の人々が憧れと尊敬を抱き、子どもたちの世代が自信と誇りを持てる「美しい国、日本」』とするために予算上の処置が必要と思います。
小惑星への飛行には、地球と小惑星の位置関係から来る、打ち上げ時期の制約があります。
「はやぶさ2」は、その目的地を「1999JU3」というC型小惑星とした場合、2010年11月の打ち上げが必要です。探査機の製造とテストにかかる時間を考慮すると、2008会計年度からの予算措置が必須です。
「はやぶさ」の成果を見て、米欧はその成果を凌ごうと、新たな小惑星探査計画を立ち上げつつあります。
2008年度予算における「はやぶさ2」開発開始を一国民として希望し、文部科学省の配慮を願います。
継続的な探査機の開発と運用は、人的資源の上からも必要であり、技術、技能、他を継承する上で、地上局等周辺設備の充実を含めた予算も希望するものです。
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