私は前チーム監督の時から選手には言っている言葉があります。
「野球は、相手の事を思いやる気持ちがないと成長しない」
例えば、自分が打席に立ちファールを打ったとします。
そのファールボールをキャッチャーが追いかけます。
その時、装備しているキャッチャーマスク等が外れて落ちています。
そこで、選手にはそのマスクを拾って、自分のユニフォームで拭いて渡してあげる。
また、今度は自分がキャッチャーであった場合、打者のバットを拾って相手選手に渡してあげたり。
さらには、ネクストサークルで待機中に、前の打者がファールを打った。
その際に、バットを拾って選手に「ナイスカット」と笑顔で言ってあげなさいと言ってます。
この行為、簡単なようで実は非常に厳しいです。しかし、慣れれば簡単です。
では、なぜ簡単にはできないのでしょうか?
答えは簡単です。
答えは
「自分しか見えていないから」
です。
完全に自分の事しか(三振をしないように、緊張しないように、エラーしないように)考えてないからです。
物事を客観的に判断し、視野を広げる事は非常に重要になります。
また、エラーを恐れない、緊張もしにくい性格にもなります。
選手からも信頼されるプレイヤーになります。
だから、自分の事だけでなく、相手の気持ちを思いやる事で、もっともっと野球が楽しくなります。
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