ピックオフ

2017年09月02日 04時41分00秒 | 少年野球

先日のブログで書かせて頂いたピックオフについての補足です。

 

ピックオフプレーとは走者をターゲットにしてアウトを奪おうとするプレーの総称です。

実際のピックオフプレーというのは「だまし討ち」の要素があり、いかに走者の注意をそらしておいて、アウトを奪うかが大事です。

また、一試合で一度でも行えばその後は警戒されてしまうため、繰り出すタイミングも勝負に大きな影響を与えるでしょう。

最も典型的な形は、ランナーが一塁にいて、バッターが送りバントなどを狙っているケースです。

この時、牽制球を投げたりしながらランナーを牽制します。

そして、いわゆるバントシフトと言われる、内野手の極端な前進守備を見せ、バントを警戒しているムードを作ります。

しかし、ピックオフプレーのターゲットは「一塁走者」です。

一塁手が前進した時には、走者は自然と牽制球は無いと思って、リードが大きくなっていきます。

ピッチャーがボールを投げれば、大きく塁から離れて進塁を狙います。

ここを狙います。サインでタイミングを計り、ピッチャーがウエストボール(打者から届かない球)を素早く投げ込みます。

一塁手、三塁手はバントに備えて前進します。

そこでさっと二塁手が一塁ベースに入り、そこにキャッチャーが送球し、飛び出した走者を捕まえに行きます。

コツは、いかに走者に悟られないように状況を作るかで、そこまでの牽制球や内野手の動きが全て伏線となります。

これが一度決まると、走者は次から安易なリードができなくなります。

 

自分のチームに成功させることが出来れば一番の収穫ですが、自分が攻撃時(ランナーの場合)に、このようなサインプレーがある事を理解するだけで、今後の野球経験が大きく変わると思っております。