空と無と仮と

またオール沖縄が負けちゃった「うるま市長選」

中村正人氏が初当選 照屋氏に1862票差 投票率は最低 うるま市長選

 任期満了に伴ううるま市長選(沖縄県)は25日、投開票され、無所属新人で前市議の中村正人氏(56)=自民、会派おきなわ、公明、無所属の会推薦=が2万7597票を獲得し、無所属新人で沖縄国際大名誉教授の照屋寛之氏(68)=立民、社大、社民、共産、新しい風・にぬふぁぶし推薦=に1862票差をつけ、初当選を果たした。中村氏は、市議としての6期22年間の経験を強調。新型コロナウイルス対応や道路整備による経済振興策などで、島袋俊夫市政の継承・発展を訴えたことが支持された。投票率は55・49%で、前回(2017年)の60・70%を5・21ポイント下回り、過去最低だった。

 
 現市政に対抗する「オール沖縄」勢力が、照屋氏を支援する対立構図だった。
 中村氏を支援した自民、公明と「オール沖縄」の双方は、今回の市長選を1月の宮古島、2月の浦添両市長選に続き、来年の知事選に影響する重要な選挙と位置付け、激戦を繰り広げた。
 市政の継承か刷新か、地域格差の解消や新型コロナウイルスへの対応などが争点となった。
 中村氏は早急なワクチン接種や経済支援を国や島袋市長に申し入れ、ワクチン接種が津堅島で開始されたことを実績としてアピール。沖縄北インターと海中道路を結ぶ道路整備事業を打ち出し、経済振興や防災力強化も訴えた。
 照屋氏は子育て支援策や地域格差の解消を掲げ、市政刷新を訴えたが、及ばなかった。
 自公は2月の浦添市長選に続く連勝で、来年に控える名護市長選・知事選に向け、弾みをつけた。照屋氏を支援した「オール沖縄」は、連敗で痛手を負った。
 当日有権者数は9万7千人(男性4万8138人、女性4万8862人)。


沖縄タイムスプラス 2021年4月26日 00:35 




宮古島市長選や浦添市長選に続く3連敗…
残念でしたね。

新聞やテレビ等のマスメディアでは、
衆参補選で自民党が敗北したことに注目しているようですが、
沖縄では違った様相になっています。

さて、
結果的に「オール沖縄」勢力が負けました。

「いやいや、1862票の差は辛勝だろ!」
「自民党にとっては苦しい戦いじゃなかったのか?」
みたいな感想を持つ方がおられるかもしれません。

しかし2000年代以降の沖縄の首長選というのは、
県知事選をはじめ米軍基地「容認派」と、
「反対派」すなわち「オール沖縄」が争った場合、
いつも僅差で「容認派」が勝ったり、
あるいは「反対派」が勝ったりしております。
前回の知事選も僅差で「オール沖縄」勢力の勝利でした。

今回も例にもれず僅差で「容認派」が勝ったことになりますね。

個人的にはどちらが勝ってもかまわないと思っております。
それがその土地に住む有権者の意思ならば、
それを尊重しなければならないと思います。

しかしですね…
皆様も気づいておられるかもしれませんが、
どうして「オール沖縄」が勝てないのか、
不思議に感じているのではないでしょうか。

「オール沖縄」というのは、
すなわち「県民の総意」を標榜しており、
全ての沖縄県民の思いを一身に背負った勢力なはずです。

しかしその「オール沖縄」が3連敗どころか、
いつも僅差で勝利という実態…
県民の総意であるはずの「基地反対派」は、
なぜ勝利を得られないのでしょうか?

いや、本来なら負けるなんて言語道断で、
常に圧倒的勝利をおさめなければならないのです。
「基地反対」が本当に県民の総意であるならばね…

しかし、現実にはそうはなっておりません。

この「オール沖縄」の「ALL」というのは、
いったい何を指しているのでしょうか。

こういった事実を常識的に考えれば、
「基地反対派」がいるのと同時に、
「基地容認派」もいるということになり、
首長選を見る限りその勢力は、
常に拮抗しているということになり、
すなわち「基地反対派」は圧倒的多数ではない、
ということになるのではないでしょうか。

ただし、ここで強調したいのは、
米軍基地の「容認」や「反対」の姿勢や是非ではありません。

「容認」の意思を持つ県民が少なからずいるという事実、
少なからずどころか多数を占めているかもしれないのに、
マスメディアを筆頭にしてそれを全く無視していることであり、
むしろ排除しているような雰囲気があるということ、
そんな「空気」が沖縄に漂っているということが、
不穏であり不安であり不気味であるということです。

特に沖縄タイムスや琉球新報といった、
沖縄マスメディアの報道姿勢を見ると、
あからさまな偏向がなされていると言わざるを得ません。
むしろ「基地反対」を県民に扇動しているような感じがします。

そんな状況でも「オール沖縄」勢が勝てないという事実、
あるいは勝っても「辛勝」である現実は、
扇動やアジテーションに惑わされず、
逆に「オール沖縄」勢力に不信感を抱く県民も多い、
ということになるのではないでしょうか。

もしそうであるならば、
彼らの声をちゃんと聞くべきです。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「いろんなこと日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事