空と無と仮と

1990年代の沖縄旅行 「ひめゆり」戦跡巡り⑥ 第三外科壕跡①

ほとんど説明する必要がないとは思いますが、
「第三外科壕跡」という名称だと、
ピンとこない方がおられるかもしれません。
沖縄の観光名所ではズバ抜けて有名な、
あの「ひめゆりの塔」でございます。




上記の画像は1946年に建立された石碑です。
この石碑が一番最初に建てられました。
1946年のことですから戦後まもなくですね。

このブログを書いていて、
初めて気がついたことがあります。
「この石碑は…なんかキレイだな」って感じ。
文字もクッキリハッキリしているんですよね。

他の方のブログやYoutube等で、
最近撮られた画像動画を拝見しましたが、
経年劣化のせいでくすんでいるのが多々見られます。
それに比べて自分が撮影した画像は、
なんか新しいというかキレイというか…
撮影したのは1996年7月3日です。
右下にうっすら日付が印字されています。

なぜ真新しく見えるのか自分なりに考えてみましたが、
ひめゆりの塔に隣接する「ひめゆり平和祈念資料館」というのは、
開館が1989年なのですね。

1996年ということは、
当然のことながら1989年の7年後、
ということになりますので、
多分、その時に塗り替えられたか、
あるいは清掃したのではないでしょうか。
そうなると新しく見えるのは納得できますね。
ま、あくまでも自分がそう思っただけで、
間違っているかもしれません。

個人的感想なのですが、
資料館が1989年に建設されたということは、
意外と歴史が浅いのですね。
自分が初めて訪れたのは1990年代前半です。

「昔から非常に有名だったひめゆりの塔」といった、
勝手な漠然とした思い込みが、
その当時から無意識にありましたから、
資料館もそれなりにもっと古いものだと勘違いしていました。

そういったわけですので、
自分としては資料館自体の外観や館内といったものが、
「何だか真新しいな」といった印象がありましたよ。
特に摩文仁の平和祈念資料館と比較すると、
歴然とした新旧の差があったことを思い出します。

ちなみに摩文仁の平和祈念資料館は、
現在の建物ではなく、
学校の校舎のような外観だった旧資料館のほうです。




上記の画像も「昭和21年」すなわち1946年ですから、
文字がキレイにハッキリと見えるといっても、
建立自体は古いものです。
これも撮影日は一緒です。

ちなみにこの歌碑は「ひめゆり」の引率教師だった、
故仲宗根政善氏によるものです。
仲宗根氏については「ひめゆりの塔をめぐる人々の手記」の著者であり、
「ひめゆり」に興味がある方なら、
知らないはずはないと思われるので、
ここでは特に説明することはいたしません。

次回以降に続きます。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「1990年代の沖縄旅行 「ひめゆり」戦跡巡り編」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事