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空と無と仮と

沖縄・日本史・ミリタリーなど、拙筆ながら思ったことをつれづれと、時には無駄話、時にはアホ話ってなことで…

1990年代の沖縄旅行 「ひめゆり」戦跡巡り③ 糸洲第二外科壕跡②

2020年07月16日 00時11分07秒 | 1990年代の沖縄旅行 「ひめゆり」戦跡巡り編
前回の続きです。

糸洲の片隅にひっそりとある「第二外科壕」跡は、
「ひめゆりの塔」のような喧騒が全くない静かな場所です。
不謹慎かもしれませんが、
自分はそんな雰囲気に魅力を感じてしまいます。
なんか、落ち着くんですよね。

勿論、「第二外科壕」跡がどういうものだったか、
ま、この場所に限らないのですが、
それを知るたびに憂鬱な気分にもなります。

そして慰霊をするということが、
「安らかに眠っていただく」というのであれば、
このような静寂な場所がふさわしいとも思っております。

土砂崩れで変容した姿になってしまいましたが、
出来ればいつまでもひっそりとした、
静かな場所であってほしいものだと思います。

戦跡を整備すること自体、
基本的には反対しませんが、
「南風原陸軍病院跡」や、
「アブチラガマ」のあまりにも劇的な変化を見てしまうと、
少し残念な気持ちにもなりますから…


休憩がてら、
付近をブラブラしてみると、
遠くに海が見えました。




多分、名城方面だと思います。

このような緑色の畑の奥に青い海が広がる構図は、
海のない土地で生活しているかもしれませんが、
いつもどこでも新鮮でしたね。

特に空と海の境界線である、
水平線がホントにホントにまっすぐなところを、
何の気なしにジッと見入ってしまいます。

「お前は何を当たり前なこと言ってるんだ!」
なんて、呆れかえるかもしれません。




でも自分が見ていたまっすぐな水平線は、
たとえ月日が過ぎても全く同じだったはず。
戦争の時でさえもキレイでまっすぐな水平線は、
斃れた人や、
追い詰められて逃げていた人たちも見ていたでしょう。

だから余計にキレイに見えるのかもしれません。


これで「糸洲第二外科壕跡」を終わりにいたします。最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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