空と無と仮と

オスプレイ撤回の署名が24万人も集まりましたとさ…

オスプレイの暫定配備撤回求め署名 24万人分を木更津の団体、防衛省に 

 陸上自衛隊が導入する輸送機オスプレイの陸自木更津駐屯地(木更津市)への暫定配備を巡り、同市の住民団体「オスプレイ来るな いらない住民の会」は九日、防衛省を訪れ、暫定配備の撤回を求め、約二十四万人分の署名とともに、安倍晋三首相と河野太郎防衛相宛ての要請書を提出した。近く約五万人分の署名の追加提出を予定している。
 署名と要請書は暫定配備撤回のほか、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)所属のオスプレイの定期整備の中止などを求める内容で、防衛省側は「暫定配備の撤回はない」と回答したという。
 木更津駐屯地への暫定配備は六日を予定していたが、悪天候のため二度延期され、十日にずれ込む見通し。同会の吉田勇悟会長(71)=木更津市=は県庁で会見し、「悪天候だからといって飛べない欠陥機だ。配備撤回に向けて県内全体で機運を盛り上げていきたい」と話した。 

東京新聞 2020年7月10日 07時35分

 
「悪天候だからといって飛べない欠陥機だ」
という記事を読んだ時の感想は、

「いい歳こいてバッカじゃねぇの~」

ですね。

オスプレイは航空機です。
航空技術です。
科学技術なのです。
しかし、ここには科学的根拠すらありません。

仮に「悪天候だからといって飛べない欠陥機だ」
ということが正しいのであれば、
羽田空港や成田空港の即時閉鎖は勿論のこと、
ありとあらゆる航空機の即時使用停止や、
航空機という科学技術そのものの放棄を意味します。

明らかに非科学的な主張を展開しているのです。
こんなバカバカしいことはないと思いますよ。

しかも24万人分の署名を集めたみたいですが、
木更津市の人口は12万人だそうです。
数としてはすごい多いとは思います。

しかしながら批判を覚悟で申しますが、
本当に24万の署名を集めたのなら、
アホが24万人も集まったか、
24万人を騙したかのどちらかだと思いますね。

ま、24万人もアホがいたとは到底思えませんし、
言葉巧みに署名させているのではないでしょうかね。
科学的根拠に基づかないような、
様々な不安や恐怖を煽りに煽ってね…
もっとも、
「本当に24万の署名があった場合」が前提ですけどね。

科学的根拠を無視するということは、
つまり「あなたには悪霊が憑いている」と言い、
除霊と称して水晶や壺を売る行為と同じだと思います。
科学的根拠を一切合切排除して、
ありもしない不安や恐怖を植え付けるだけの行為ですから。

繰り返しになりますが、
オスプレイはいわば「最新科学技術の集大成」でもあり、
そうであるならば、
科学技術に対するその危険性を訴えるには、
誰がどう考えたって、
科学的根拠が必要になるのではないでしょうか。

しかし、
「悪天候だからといって飛べない欠陥機だ」というような、
非現実的非科学的なことを平気で訴えるその姿勢は、
これはもう「霊感商法」と同じ手法だとしか思えません。

だから「オスプレイ反対」を訴える人たちを信用できないのです。

もう少し建設的な議論をしてほしいものです。
自分は「反対」すること自体には反対しませんので…

以上、軍事オタク飛行機オタクの戯言でした。

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