足の痛みのため、しばらくロードバイクに乗れていません。
どうせ乗れないのであれば、いっそのこと以前から計画していたC60の34T化を進めてしまおうと思います。
スプロケを変えれば良いというような話でもなく、ちょっと大ごとです
1)まず、リアディレイラーが34Tに対応していないので、リアディレイラーを用意する必要があります。
使い慣れたのはシマノのRD-R8000-GSですが、見た目がかなりシンプルになりますので、値が張りますが頑張ってカンパで揃えます。
カンパは12速のものであれば、34T対応しているようなので、コーラス、レコードあたりをみてみましたが、価格的に大きな差がなかったので、レコードを選択。
スーレコは高すぎて検討対象外!
自転車が倒れた時とか結構リアディレイラーって傷つくので、あまり高いのを導入するのは勇気が要ります。
2)スプロケットですが、11速の34T対応はカンパだとコーラスにあったと思うのですが、ちょっと見つけられなかったのと、あっても高いのですぐに諦めてShimanoのUltegraのものを用意します。CS-H800-11(11−34)です。
3)スプロケットの歯数が増えるのでチェーンも変える必要があります。
4)今履いているMAVIC Ksyrium 125に載せようとすると、フリーを交換する必要もあります。FTS-Lです。
5)さらにこのフリーは専用のオイルがいるとのことで、これも買わないといけません。これがまた異常に高い! L99613600
6)地味にスプロケットを外す工具がシマノ対応ということで、カンパ用のスプロケリムーバーも必要です。
ちょっと前から、パーツはコツコツと買い揃えていました。
カンパのコンポをいじるのは初めてなので、マルっと二日くらいはかかることを覚悟して焦らずやります。
結果、初日はリアディレイラーの交換だけ、二日目にスプロケ交換となりました。
DAY1:
まずは、スーレコのリアディレイラーを外します。
これは、アーレンキーではなく、トルクスで外します。
アーレンキーが入らなくてちょっと焦りました💦
さて取り付けようとすると、 リアディレイラーの形が違います。
ちょっと取付部に延長アームがついているような感じです。
これはダイレクトマウントの場合は不要で、スタンダードマウントの場合は必要とのこと。
ではなにがダイレクトマウントなのかというと、ディレイラーハンガーが長い場合はダイレクトマウントにするのだそうです。
カンパのマニュアルに書いてありました。
ざっくりいうと、ディレイラーハンガーの長さが(正確にはクイック中心からリアディレイラーをつけるネジの中心まで)25−28mmならスタンダードで良いみたい。ダイレクトマウントだと、高低差35.5-38.0mm、奥行きで31.5-34.0mmくらいが目安とのことです。
シマノの説明はこちらを参考にしてください。
C60の場合、ディレイラーハンガーの長さが大体30mmくらいです。うーん微妙。
元からついていたスーレコは延長アームが付いていないので、外してもいいのかなとも思ったのですが、ターマックくんも延長アームつけているので、一旦ついたまま進めることにしました。固定は10−12Nです。
チェーンの長さはシマノ方式と同じやり方を採用。アウターローの状態で最短のリンク数に2コマ足すというアレです。
今回はミッシングリンクを使ったので、一コマ分増えるため、チェーンはその分一コマ少なくしておきました。
ハイ側とロー側の可動域調整をして、テンション調整をします。
あとはリアディレイラーのガイドとスプロケが干渉しないように高さ調整をします。シマノでいうところのBテンション調整だそうです。
シフターのワイヤーを交換することになるとこれまた面倒なことになるので心配していたのですが、なんとかそれは避けることができました。
ワイヤの固定は5Nです。
さて、取付自体はできたんですが、ちょっと不安要素があります。
Bテンション調整をやった時にいもねじをグリグリ押し込んだわけですが、どうみても押し込みすぎなんじゃないかと思えるような長さに。。。
ほとんど抜けかかってるような気がします。
しかも、角度がつきすぎて、イモネジが押し込んでいる台座からもほとんど外れているように思います。
流石に心配なので、今度プロに相談しようと思います。
あと、アジャスターもかなり伸ばしたので、ほとんど残っていないんじゃないかなともいます。
こういう作業をそつなくできるプロは本当にすごいなと思います。
Day2
二日目はフリーの交換です。
これはそんなに難しくありませんでした。
最初にスプロケを外します。結構硬くて回す方向間違ってるんじゃないかと思いましたが、結果的に問題なし。
その後、カンパフリーを外す時に、レンチでフリーのネジ部を押さえながら、中にアーレンキーを入れて回します。
この時、アーレンキーを時計回りに回します。逆にレンチは反時計回りですね。
悩んだのはそれくらいで、あとはすんなり外れました。
中身を綺麗にして、専用のオイルをさして閉めてあげます。
フリーの交換の時に気づいたのですが、どうもラチェットの数が増えているようです。
比べてみると、新しく買ったシマノ用のもの(左)はラチェットが細かくなっていますよね。
このフリーは8千円くらいするのですが、アルミを削り出したようなもので、しっかりしたものでした。
そしてラチェット機能がここに含まれるとなると、それなりに高くなるのは理解できます。
ラチェットが細かくなったのはちょっとラッキーでした。
正直、オイルは買うのをかなり躊躇いました。
流石にこのオイルだけで、5千円弱しますから、何かで代用できないの?と真剣に考えました。
でも、ここまで出費が嵩んだので、最後にこのオイルで不安を残しても仕方ないということで自分を納得させて買うことにしました。
あと、FTS-Lはすでに廃盤ですので、オイルは後で欲しくても無くなっているということも考えられます。
安全をとって今のうちにという気持ちもありました。
さて、とりあえずの完成形です。
時間を見つけて自転車屋さんに相談に行ってきます。
2023/12/02 追記
自転車屋さんで診てもらったところ、変速がうまく行っていないとのこと。
11枚あるリアのギアのうち、10枚しか変速できていないことがわかりました。
いろいろ試行錯誤したのですが、原因不明。
個別にみると、全てちゃんと動いているようです。なので、フレームとリアディレイラーの相性問題かもということです。
結局、自転車屋さんにご協力いただいて、元に戻すことになりました。
自転車屋さんには、大変お世話になりました。ほんとに頭が上がりません。
ということで、シマニョーロ、甘くみてたらあきまへん。
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