食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

『世界が食べられなくなる日』

2013-06-02 12:51:41 | 砂糖と油脂



密かに話題を集めている 『世界が食べられなくなる日』 が6月8日(土)から全国で上映される。

本作は “遺伝子組み換え” “原子力” という制御不能のテクノロジーを経済的利益優先で暴走させた緊急状態の現状に対して討論を投げ掛けたドキュメンタリー映画。(2012年フランス 原題:tous cobayes?(全員モルモットなのか?))



腹部や喉、その他に癌を作ったラットの画像は衝撃的だ。
米国の遺伝子組み換え作物(GM作物)の認可は我々の食卓に大量のGM食品を流入させ、モンサント社に食料そのものを支配されることでもある。
食料消費のグローバル状態に関する不穏なドキュメンタリーは「本当にTPPに参加して大丈夫なのか…?」日本人にとっても深刻な呼び出しになるはずだ。


実はこうした遺伝子組み換え食品を世界一食べているのは日本人である。
表示義務がない油脂類家畜の飼料に転用され、いつしか肉や乳や卵、異性化糖(ブドウ糖果糖液糖など)、油を口にしている現実・・・。上記の実験同様、発癌毒性はすぐには表出しない。数十年を掛けてやっと顕在化する。

・世界一のGM輸入国
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20130521/Shueishapn_20130521_19252.html
「日本の自給率を見るとトウモロコシは0%、大豆が7.3%です」

「輸入トウモロコシも輸入大豆も9割近くが遺伝子組み換えのものです。いかに日本に大量のGM作物が入り込んでいるかがわかるでしょう。こうしたGM作物は直接食べることはありません。主に家畜の飼料や食用油の原料に使われています」




・キャノーラ(菜種)油 コーン油 大豆油 サラダ油 植物油脂 ・マヨネーズ
・異性化糖(ブドウ糖果糖液糖など) ・コーンスターチ ・でん粉 デキストリン
・加工でん粉 ・トレハロース マルトース 水飴 ブドウ糖
・マルチトール エリスリトール ソルビトール キシリトール
・醤油 ・レシチン 大豆レシチン ・乳化剤 ・タンパク加水分解物
・カラメル色素 ・コーンフラワー ・ベーキングパウダー

http://www.mynewsjapan.com/reports/1158
「チップスター」「コアラのマーチ」「チョコフレーク」「ポテロング」「カール」「ミルクチョコレート」「小枝」「雪見だいふく」「マヨネーズ」「ポン酢」「コーンポタージュ」「コーラ」「ジュース類」「ヘルシーリセッタ」「チューインガム」「ジャム」…


企業名 遺伝子組み換え分売上高
J-オイルミルズ 1635.11億円 ('11)
日清オイリオグループ 1454.83億円 ('11)
キューピー 1201.81億円 ('11)

食料自給率(2003年) 豚肉 5% 鶏肉 7% 9% 牛肉 10% 乳製品 29%



ペットボトル飲料で毒を注ぎ、菓子類・総菜などの加工食品を経て数世代かけて永久的な傷を徐々に蓄積している中、私たちはこの試験から出てくる結論を無視するべきか?

ラットとヒトの間に類似点を見出す事は簡単ではないが、この主題の中で最も深刻な問題は、大規模な環境と健康の試験なしに遺伝子組み換え作物や核の開発を行った暴走を幾らかを理解する人の集団がいてさえ、不均衡な経済的利益の中に許可してしまった事実ではないだろうか。


重大な地球規模の問題(干ばつ、食料不足、人口爆発、水不足...)への将来の解決策として遺伝子組み換え作物が存在するにも関わらず、戻る必要があり、それが実現できるとするなら、毒物流入を断れない政権与党にはよらない個人の枠を超えて本当に大切なものを考えられる人々の姿勢と行動が、希望の光に向かって歩ませるのだと思っている。

国民に知らせずに政府は勝手に承認
”2012/12/05 枯葉剤耐性の遺伝子組み換えトウモロコシを承認”

http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/0104a2ae007866bced30038166ffdf70
> 一方、本国、アメリカでは36万5000超のパブリックがコメントが寄せられ承認されていません。

■関連動画
モンサントの不自然な食べ物 : NHKドキュメンタリー「巨大企業モンサントの世界戦略」



画像出典:














コメント (5)
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