食と世界

食と世界についての雑記 菜食・断食の勧め

ヒトのススメ

2008-11-03 21:55:51 | 神と地上






ヒトとチンパンジーのゲノム配列の一致率は約99%

設計上、ヒトと他の動物を大きく区別するものは大脳の発達といわれている。ヒトは脳が最も発達した動物である。







ヒトの脳は内側に大脳辺縁系(動物脳)を持ち、ここに恐怖、怒り、愛着、喜び、悲しみ、食欲、性欲など他のほ乳類にもある本能と情動が収納されている。

人間はその大脳辺縁系を覆う大脳新皮質が著しく発達している動物で、内側の動物的な欲求を人間らしい理性的な働きで制御している。

「美味しい物をお腹いっぱい食べたい」
「Hな本が読みたい」


こう本能の脳が要求しても
「それは人間としてまずい」
と外側の脳が指令するのである。






人間固有の高次の精神機能
愛情、保護、道義心、向上心、創造、我慢、抑制、善悪の判断
大脳新皮質およびその前部にある前頭葉の働きと言われている。サルやネコの脳にこれらを加えると人間の脳になる。



さて振り込め詐欺の増加には顧客情報、個人情報の流出や
口座転売の問題も付帯し始めている。

いま人間のみは大脳新皮質が脳を支配して働くはずの善悪の判断、衝動のコントロール、行動にブレーキをかけるというヒト特有の自己抑制の原理が脆くも崩れ去っているように思えてならない。


私が脳の構造を調べて納得したのは、この大脳新皮質がわずか2~3ミリの厚さしか持っていない事だった。これも神様の悪戯なのであろうか。












コメント
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