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岳時々鉄

山と鉄道をこよなく愛すオッサン。

晩秋の国師ヶ岳「その1」

2014-01-03 | 岳情報

2013年11月2日~3日にかけて、奥秩父の国師ヶ岳に行って来ました。

 スタート&ゴール地点は、長野県川上村を流れる千曲川水系の梓川沿いにある東京都町田市の自然休暇村。そこから梓久保林道~岩屋林道を経て途中の岩小屋で一夜を過ごし、翌朝に国師ヶ岳を極めたら国師ノタルまで主稜線を歩き、国師ノタルから岩屋林道に下りスタート地点に下山。梓久保林道はともかく岩屋林道・・・。林道とか名ばかりで、私が所有している昔の地形図に明記されているものの、絵地図だと明記どころか踏み跡不明、ルート荒廃、迷迷。まさにバリエーションルート状態。さて、どんな顛末だったのか乞うご期待。

 高原野菜の生産地でもある川上村。晩秋の朝の冷え込みが体にこたえてテンション上がらず、記録写真の1枚目がスタート地点から1時間近く歩いた最初の休憩ポイントのブリキ小屋①です(爆)。ようやく朝日が差し込んで温かくなり元気を取り戻しました。Dsc03940

この辺り一帯は、旅客機の航路。静かな山間にジェット機のエンジン音が轟きますwDsc03941

この辺り一帯は、植林されたと思われるカラマツばかりなので、黄色い紅葉ばかりです。Dsc03942

朝飯の残りを食べ始めた隊長。何で長靴なんかで登ってるのかと思うでしょうが、このルートは、沢を溯上しながら何度も渡り返すので長靴が大正解。時と場合によって柔軟に対応します。Dsc03943

長峰辺りの山肌がカラマツで覆われています。Dsc03945

林道が分岐してました。右が梓久保林道。Dsc03948

左に行く林道は、どうやら十文字峠方面?に向かう様です(謎)。Dsc03949

こんな山奥に分け入ってからゲートが。Dsc03950

しかも凹凸が無く快適な林道になりました。Dsc03951

と思ったのも束の間。山崩れで壊滅状態でした。Dsc03954

ココから先は、山が自然に帰りつつある状態に急変します。Dsc03953

沢を渡ります。Dsc03955

その訳は、橋が荒廃しているから。Dsc03956

ご覧の通り登山靴だと渡るのが大変です。Dsc03959

程なくブリキ小屋②に到着。Dsc03960

藪漕ぎを想定して腹ごしらえです。相棒は、保護メガネを持参していて抜かり無し。Dsc03964

藪の中どころか苔だらけで拍子抜け。Dsc03965

また沢を渡ります。Dsc03966

しか~し、この直後にカラマツの幼木が林立する藪の中を突進する羽目に。その藪を抜けるとブリキ小屋③に出くわします。Dsc03967

ブリキ小屋③から先は、ご覧の通り林道の痕跡が無くなります。Dsc03968

いよいよ人工物の痕跡が無くなりました。何となく踏み跡の痕跡を探しながら歩きます。Dsc03969

踏み跡から逸脱しなければ、目印(リボン)も点在しているので、3人の眼であっちか?こっちか?見当をつけながら歩いて行きます。Dsc03971

沢沿いのルートは、水が豊富なのが良いです。夏なら最高だろうな。Dsc03972

目印がマーキングだと見過ごしてしまいそうですが、人が分け要った痕跡や踏み跡が判る人には判る(謎)wDsc03974

次第に倒木が多くなり行く手を阻みますwwDsc03975

はて、どうやって進もうかwww こんな時は、沢沿いに進みます。Dsc03977

かと思ったら、高巻いたり。Dsc03978

沢を渡ったり。わぁ~美しい。Dsc03981

昔々その昔は、恐らく山賊が出たりした裏の裏街道だったのでしょうね。Dsc03982

何度も高巻いたりを繰り返します。Dsc03983

まんまバリエーションルートに疲れも感じずに大興奮です。Dsc03984

ニセ岩小屋の脇を通過。岩小屋も近いのでどんどん進みます。Dsc03987

標高も2000mを越えて寒いと思ったら、やっぱり凍ってました。Dsc03988

この辺りまで来れば、水深も浅いので登山靴でも余裕の相棒。Dsc03989

これが踏み跡の痕跡です。Dsc03990

苔は良いですね。癒されながら宿泊地に到着。Dsc03994

これが宿泊地の岩小屋です。先人が岩をくり抜いたのかな(謎)。何れにせよ感謝。Dsc03997

岩小屋に氷柱が出来てました。日差しに暖かさを感じないのも当然。寒かったです。Dsc03999

止まると直ぐに寒くなるので、ウィスキーを割らずに早々に呑み始めた隊長。Dsc04000

寒いので岩小屋の中にテントを張りました。Dsc04002

水を確保。いや~久しぶりに美味かったです。Dsc04005

岩小屋の隅っこに倒木が積んであり、焚き火の痕跡があったので火をおこし夕食の準備です。Dsc04024

凍える夜の焚き火は最高です。Dsc04016

あつあつの豪華なタラ鍋を囲んで夕食タイム。酒が写ってませんが、寒いからおおかた呑んでしまった様です(爆)wDsc04015

お腹が満たされて、焚き火で暖かで、眠くなってきて、歯磨き。キジ撃ち。寝る準備をしながら入念な火の始末をして就寝。


日帰りで八ヶ岳「その4」

2013-11-24 | 岳情報

2013年8月3日の出来事です。

さてっ。どっちに向かおうか。Dsc03327

権現岳方面を眺めつつ。Dsc03328

下って来た赤岳を振り返って。Dsc03329

阿弥陀岳を登って御小屋尾根を下るのは止めて文三郎尾根を下る事に。Dsc03330

さらば阿弥陀岳へ続く主稜線。次に来るのは冬だね~。Dsc03332

文三郎尾根を下りながら赤岳の岩岩。Dsc03334_2

阿弥陀岳も見納め。Dsc03335

樹林帯に突入直前。歩いて来た主稜線も見納め。Dsc03337

16:00 行者小屋に到着。小屋前のテン場は満員御礼でテーブルやベンチも人だかり。驚きの光景に驚きつつ休憩。ベンチに座って行動食を食べながら赤岳を仰ぐ。Dsc03338

帰りのルートは、南沢を下り美濃戸口へ。夕日に輝く苔に萌え。Dsc03339

苔生しる南沢でしたが、道半ばから結構急な下りがあったり。こんな道だったっけ(謎)。Dsc03340

18:00 美濃戸に到着。水がおいしい。途中下るのが嫌になって休憩しちゃいました。Dsc03341

美濃戸山荘前の駐車場。マムートだよん。Dsc03342

ここの山荘でソフトクリームを買い求め林道を下りました。Dsc03343

美濃戸口到着直前で見た夕日です。この日の行動時間12時間35分でしたwDsc03346


日帰りで八ヶ岳「その3」

2013-11-23 | 岳情報

2013年8月3日の出来事です。

ガスガスの杣添(そまぞえ)尾根との分岐です。Dsc03277

杣添尾根は、この岩が目印かな。Dsc03278

地蔵ノ頭にやって来ました。Dsc03279

赤岳はすぐそこ。展望荘から30分も歩けば山頂へ着けるでしょう。Dsc03283

振り返ったところでガスガス。Dsc03288

県界尾根との分岐もガスガス。Dsc03290

足元を見てもガスガス。Dsc03293

赤岳山頂直下を歩く相棒。Dsc03294

到着しました。この先が山頂です。Dsc03295

赤岳頂上山荘です。ただそれだけです。Dsc03296

14:40 赤岳の山頂に到着しました。Dsc03297

ガスガスが切れた一瞬を狙って阿弥陀岳。Dsc03307

写真を撮ってあげようとしたら直ぐにガスガスwDsc03308

気を取り直して。いぇ~い。Dsc03309

赤岳を下り出してからも阿弥陀岳。Dsc03310

引くとこんな感じ。Dsc03312

眼下にキレット小屋を発見。遥か昔に1度だけテン泊した事を思い出しました。Dsc03313

下りは早い。大した時間じゃ無いのにもうこんなに下りました。Dsc03314

どんどん下って行きます。

Dsc03317

爽やかなおねいさんとすれ違いました。この後にもおねいさん達が続き4人パーティーだった様です。この時間だと頂上山荘泊かな(謎)。Dsc03318

キレット小屋方面との分岐まで下りました。Dsc03323

続く。


日帰りで八ヶ岳「その2」

2013-11-22 | 岳情報

2013年8月3日の出来事です。

硫黄岳の爆裂火口の覗き撮りです。本沢温泉は、ガスの中wDsc03231

夏沢ヒュッテの青い屋根が見えました。今冬シーズンにリベンジか(謎)。Dsc03233

だだっ広くて本当の山頂が良く判らない硫黄岳。下界は天気が悪そう。Dsc03235

横岳を目指して引き返した地点から。火口だった様子が良く判ります。Dsc03238

硫黄岳の下りで再びガスガスにwDsc03240

視界が無いので、地面を見るとコマクサだらけでした。一帯が植生地みたいです。Dsc03242

ガスの切れ間から大同心が見えて来ました。Dsc03243

11:30 良い時間になって来たので、ここの山荘前で昼飯にしました。Dsc03246

湯を沸かしている間に、青空が出て来ました。Dsc03247

昼飯は、カップラーメン、おにぎり、ソーセージ、コーヒー・・・。定番です。Dsc03249

横岳に向けて歩き出したら阿弥陀岳が見えて来ました。Dsc03250

先を急ぎます。Dsc03253

大同心の頂に人がいました。行きたかったですが、日帰りだし先を急ぎます。Dsc03254

大同心と行者小屋。Dsc03255

引くとこんな感じ。急いでいる割には写真撮っている(爆)。Dsc03262

横岳手前で先が詰まっていたので、誰も歩かない冬道を通って横岳へ。Dsc03263

横岳山頂です。証拠写真だけ撮って通過しました。Dsc03265

ガスガスでしたが、小同心が見えて来ました。稜線から直ぐだし折角なので行ってみよう。Dsc03268

小同心の頂に腰を下ろして辺りを見渡している相棒。Dsc03271

稜線どこもルンゼだらけです。Dsc03274

何かが動いたと思ったらイワヒバリでした。Dsc03275

続く。