さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

掛け算について考える

2010年12月21日 10時06分14秒 | Web log
昨日は、朝から雨、風。

ニューサウスウェールズ州のスキーリゾートの辺りでは
雪が降ったそうです。

真夏に雪? 異常気象?

ではないわけで、数年に一度はこういう現象がみられるとのこと。

西オーストラリア州も、夏なのに寒いです。

クリスマスには持ち直すようですが。

夏休みに入ったので、子どもたちとゆっくり過ごしています。

私が小学校の二年生だったとき、夏休みの宿題のメインは
九九を暗記することだったと記憶しています。

7の段、8の段、9の段さえ押さえれば、楽勝なわけで。

で、ジョナサンにも九九を記憶させようかと。

で、英語ではどうやって暗記させるの?

とマイクに聞きましたら、確かに学校で暗記はさせるけれども

あまり暗記に時間は費やさないとか。

なので、頭にこびりついているわけではないようで。

えっ?????

だって、そりゃ、掛け算の概念をたどるのも大切でしょうけれど

4X6は、4を6回足すことと同じとかね。

でも、計算は、理屈じゃないわけで。

計算は機械的なものなわけで。

早ければいいってもんじゃないかもしれないけれど

でも、あれこれ悩んで答えを出すものでもないような気もする。

で、ジョナサンも掛け算を習い始めたらしいのですが、

数が大きい掛け算で即答できないと、適当に答え始める。

時間がかかるのは別にいいのですが。

適当、あてずっぽというのが気になる。

数学に適当は通用しないのだ!!!!!

考え方が正しくても、答えが間違っていたら間違いなのだ。

間違えることを怒っているのではなく、

例えば 9X3の質問に対して、9個の○ を3列 紙に書き出して
数えるという非常に原始的で時間のかかる方法を提示するのだけれど
それを面倒がってやろうとしないので、わたしがイライラしはじめる。

正しく答えるための努力を怠ること自体にムカっとしてしまうのだけれど
9x3の答えが 27だろうが、30だろうが、子どもにとって
どうでもいいことだから、やる気がないというのも分かるんだけどね。

それが嫌なら、やっぱり、暗記させるべきじゃない???という思いに達する。

でも、そういうとマイクは「日本のやり方を押し付けようとしている」
みたいなことを言い出す。

でも、やっぱり

九九は基本の基本でしょぉ。

九九に悩む時間があったら、他のもっと難易度の高いこと、高度なことに
時間を費やして考えるべきなんじゃないの???

数学は突き詰めると哲学だ、なんて言う人がいました。

大学あたりにいくと、数学も現実から離れて、形而上学的になっていくらしい。

例えば、高校あたりで習う虚数なんて、実際の世界には存在しないわけでして。

英語では イマジナリー ナンバー(Imaginary Number) っていうくらいですから。

でも、信号処理、制御理論、電磁気学、量子力学、地図学等の分野を記述するには
虚数が必要となるんだそうです。

なので、現実の世界にあることを説明するという意味では大事なんだけど
実際には存在しない数。ふ~ん 興味深い。

虚数という概念を導入したのはデカルトだそうで。

デカルトは哲学者として高校で習ったのを記憶している。

ま、そんなことはどうでもよく・・

九九は暗記したほうがいいと思うんですけれど。

電卓をつかえばいいじゃん、なんていう考えみたいですけどね。

そうですかね。

染み付いた価値観は、中々変えられないということなんでしょうか。

私も、そしてマイクも。

署名

<script src="http://www.shomei.tv/project/blog_parts.php?pid=1655&amp;encoding=euc"></script>