さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

空手昇級試験(グレーディング)終了

2010年12月13日 11時31分03秒 | Web log
通常なら、3日目は黒帯候補者の集中スパーリングがあったり、
新しい型を学んで疲労したりなどあるのですけれども、
今回は黒帯候補者がいなかったからか、一日集中セミナーのような
感じでした。

2時間、あたらしい6種類の蹴りを学び、練習し、
正しいスパーリングの仕方を学んだり、
最後は、Soo Bahk Do の哲学を学んだりして
4時間半。

疲れました。

メルボルンから毎年やってくる Michael Austin という師匠が
最後の講義で、自分の話をちらっとしてくれたのですが、
実は日本の空手の流派「松涛館」に長く所属したり、極真空手を
学ぶために日本の、恐らく東京にある道場に住み込みで修行したという
経歴があるらしく。

最後は、韓国の空手(Soo Bahk Doo Moo Do Kwan)を選び取ったらしいです。

理由は Grand Master である、Kwang Jang Nim Hwang Kee という人物に
ついていくと決めた、のだそうです。

きっと、すばらしい人物なんでしょう。

朝鮮戦争が終わった後、国を強めるために、韓国のテコンドーとSoo Bahk Dooを
一緒にして、韓国の武道にしようという動きがあったらしく、Kwang Jang Nim は
国から圧力がかかったらしいです。

彼は「テコンドーは格闘競技で、勝ち負けを決めるもの。テコンドーとSoo Bahk Dooを
一緒にすることで、勝ち負けにこだわる武道になってしまう」ということに危惧して 
統合することを固く拒否をし、韓国から追い出されることに。

そして、海外で広めることになったという歴史があるらしいです。

そういう「空手は勝ち負けではない」という哲学が背景にあるからでしょう、
Non Contact で、防御に重きを置いております。

「Obtain Victory Without Combat 」というのが、究極の目標だそうです。

私がこの空手を選んだ理由は

ジョナサンと何か一緒にしたかったこと。
たまたま近くに道場があったということ。
家族ぐるみで参加している人が多いこと。
女性も多かったこと。
そして雰囲気がとてもよかったということ。

黒帯、赤帯の人が率先して、道場をしきり、一生懸命働く姿は、日本の「下のものが
上のために働く」というのとちょっと違ってなんとなく違和感を感じてしまいます。

ので、今も上級者に働かせるのは礼儀に反すると思って、色々お手伝いするのですが。

常に「違うなぁ」と感じてしまいます。

でも、上の人が率先して動いてくれるから、感謝と尊敬も生まれるのだろうと思います。

ま、いつか日本の空手もやってみたいですが、一味違う「韓国空手」から学ぶことも
中々多いです。

なんてったって、この私が「空手」ですから。

一年続けて、少しづつですが空手の面白みも感じ始めている今日この頃。

学年末の忙しいのにプラスで、週3日練習に通い、家でも練習したこの2週間。

疲れた~。

今晩、今年最後の練習と、昇級試験の結果発表です。





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