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備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

高知に胴体着陸 ボンバルディア

2009-01-17 20:14:00 | 事故

Kodak DC4800 ヴェトナム

'07/03/14の朝刊記事から

高知に胴体着陸 ボンバルディア
国内36機 緊急点検 国交省指示


大阪発の全日空便ボンバルディアDHC8-Q400型が高知空港に胴体着陸した事故で、国土交通省は13日、国内のDHC8全機種36機を対象に、前輪を格納する扉を手動で開く装置などの緊急点検を指示する耐空性改善通報(TCD)を出した。
国交省が独自の判断で外国製航空機を対象にTCDを出すケースは珍しい。

事故機の前輪の格納扉が通常の油圧装置だけでなく、緊急時に操作するワイヤの手動装置でも開かなかったことが国交省や全日空の調査で判明。
調査官は「(操縦士の)人為的ミスは考えられない。原因は不明だが、ボンバルディア社に設計変更を勧告する可能性もある」と話した。

TCDの対象は、Q400型22機を含むDHC8-100シリーズなど計36機。
前輪の格納扉が同じ仕組みになっているという。
全国55路線に就航、13日は緊急点検に伴い、計69便が欠航した。

全日空によると、今里仁機長(36)は社内調査に対し、「車輪を出すまではすべて正常だった。手動装置も操作したが何の反応もなかった」と話したという。

高知県警は胴体着陸した事故機を実況見分。
全日空と日本エアコミューターは同型機の運航を一時停止し、緊急点検。
大部分の機体は14日朝までに点検を終える見通しで、同日以降のダイヤには大きな乱れはないと見られる。

高知空港は14日から運用を再開する。

DHC8は、操縦席のレバーを操作し油圧装置で車輪を出す仕組み。
油圧が作動しない場合は、手動操作で格納扉のロックを外し車輪を出す緊急装置が備えられているが、事故機では作動しなかったとみられる。



耐空性改善通報(TCD)
航空機の機体、エンジンなどに不具合が生じ、運航の安全性確保に問題があると判断された場合、国土交通省航空局は、航空法に基づき航空会社などに対して改善を求める通知を出す。
検査、修理、改造の内容と実施時期が具体的に指示され、強制力がある。
有資格の整備士が実施内容を確認した上で、航空局に報告しなくてはならない。




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