古新聞

 何年か前の新聞記事 070110

六甲山で遭難 焼肉のたれと水で飢えしのぐ

2008-02-28 21:06:00 | 社会
06/12/13の朝刊記事から

焼肉のたれと水で飢えしのぐ
六甲山で遭難 24日後救出


神戸市灘区の六甲山で10月、兵庫県西宮市市民税グループ主事の打越三敬さん(35)=同市上之町=が行方不明になり、24日後に重体で救助された事故で、打越さんが「焼肉のたれと水だけで救助を待った」と上司に話していたことが12日、わかった。

同市によると、打越さんは10月7日、職場の同僚14人と六甲山頂でバーベキューをしたが、帰りのケーブルカーの切符を紛失したため、一人で歩いて下山。
途中で道に迷い、がけから転落して骨盤を骨折するなどの大けがをした。

けがで動けなかった打越さんは、バーベキュー用に持参した焼肉のたれの残りと所持していた水でしのぎながら、救出を待っていたという。
同月31日に発見された祭には、衰弱が激しく重体だった。

県警灘署によると、打越さんの所持品には、ペットボトルと瓶がそれぞれ1本あった。
瓶に入った焼肉のたれは残りわずかだった。

打越さんは神戸市内の病院に入院中だが、家族や上司と面会できるほどに回復したという。



ロシア元情報員不審死

2008-02-26 23:21:11 | 海外
06/12/13の朝刊記事から


ロシア元情報員不審死
ポロニウムの謎全欧に


ロンドンで不審死したロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元中佐リトビネンコ氏の毒殺疑惑は、死因になったとみられる放射性物質ポロニウム210が英国だけでなく、ロシアやドイツでも検出されたことで欧州全域を舞台とする一大ミステリーの様相を呈してきた。
リトビネンコ氏は本当に殺害されたのか?
真犯人は?
ポロニウムの出どころは?
事件の核心部分は依然謎に包まれているが、英ロ捜査当局は11日、旧ソ連国家保安委員会(KGB,FSBの前身)の元職員ルゴボイ氏が事件に関与していた疑いが強いとみて事情聴取、捜査は一つのヤマ場を迎えた。(共同)

真犯人は?出所は?核心へせまる操作
○「第三の男」

「謎に満ちた第三の男はハンブルクで何をしていたのか」

10日、ドイツ警察当局は事件の関係者の一人、ロシア人企業コンサルタントのコフトゥン氏が、事件前に北部ハンブルクで立ち寄った元妻のアパートなどからポロニウムが検出されたと発表、ドイツ・メディアは騒然となった。

コフトゥン氏はルゴボイ氏と軍学校で共に学び、軍退役後に企業コンサルタントになった。
ロンドンでルゴボイ氏がリトビネンコ氏と会った際に同席したが、放射性物質により健康が悪化、これまでは半ば被害者扱いだった。
しかし、ハンブルクなどでのポロニウム検出によってルゴボイ氏に次ぐ“容疑者”に。
ハンブルクの事件の「点と線」をつなぐ重要地点に浮上した。

捜査当局が「第三の男」を重視しているのは、コフトゥン氏が10月28日にハンブルク入りしてから11月1日にロンドンでルゴボイ氏と一緒にリトビネンコ氏と会うまでの間、使用した車や宿泊先などの多くの場所からポロニウムを検出、同氏が事件に用いられたポロニウムを英国に持ち込んだとも推測されるため




ギャラクシー 新千歳―羽田 来春就航ほぼ確実

2008-02-22 20:42:12 | 社会
‘06/12/13の朝刊記事から


ギャラクシー 
新千歳―羽田 来春就航ほぼ確実


新千歳―羽田線への参入を計画している貨物専門の新規航空会社、ギャラクシーエアラインズ(東京)の来春の就航が12日、ほぼ確実な情勢となった。
新千歳空港は深夜の発着枠が制限されており、現在のところ枠は満杯だが、大手航空会社が深夜の運航時間をずらすことで、ギャラクシーに枠が振り向けられる見通しとなった。

新千歳空港は空港周辺の騒音対策から、1994年に航空機の離着陸を午後10時から午前7時まで6回に制限。
旅客便4便と貨物便2便が現在使っているため、道が中心になって北海道国際航空(エア・ドゥ)、日本航空、全日本空輸の3社に就航時間変更を求めていた。

これを受け全日空などが、午後10時に新千歳空港に到着する便の時間を早めることでほぼ合意。
便の変更は機材繰りに大きく影響するため、変更後の運航時間の調整がなお必要だが、ギャラクシーの就航に向けて「最大の山を越えた」(国土交通省航空局)とされる。
ギャラクシーは今後、新千歳空港での運航管理や整備体制の確立などの準備手続きを経る必要があるが、同社管理部は「来年4月の就航実現に全力を注ぎたい」としている。




サハリン2の権益 ガスプロム50%取得へ

2008-02-22 20:10:04 | ロシア
‘06/12/13の朝刊記事から


サハリン2の権益 ガスプロム50%取得へ
ロシア提訴で圧力も


【モスクワ12日藤盛一朗】
ロシアの政府系天然ガス生産・販売企業「ガスプロム」のメドページェフ会長(ロシア第1副首相)は12日、日欧企業が独占開発してきたサハリン沖の石油・天然ガス開発「サハリン2」への同社の参入問題について、50%の権益取得を目指すとともに「交渉は迅速に進んでおり、間のなく終わる」との認識を明らかにした。

12日のロシア紙コメルサントは「サハリン2」の事業会社である「サハリンエナジー」社の消息筋の話として、シェルがガスプロムに対し、同社の株55%のうち30%、三井物産、三菱商事が合わせて20%の合計50%を譲る提案を行ったと報じた。




EPA交渉入り 日豪首脳が合意

2008-02-22 19:38:34 | 農業
06/12/13の朝刊記事から


EPA交渉入り 日豪首脳が合意

安倍晋三首相は12日、オーストラリアのハワード首相と電話で会談し、両国の経済連携協定(EPA)について「両国間の戦略的関係の一層の強化に役立つ」との認識で一致し、締結に向けた本交渉に来年から入ることで合意した。

安倍首相は「農業などの重要性を認識しながら、相互利益の実現を目指したい」と述べ、日本の農業に大きな影響を及ぼす農畜産物については十分な配慮を求めた。