’08/10/02の朝刊記事から
一般粉ミルクにメラミンが混入 汚染対象拡大
【北京1日共同】1日の中国中央テレビによると、中国で食品安全を監督する国家品質監督検査検疫総局が乳幼児用以外の一般粉ミルク製品についてサンプル検査した結果、20社の製品から有害物質メラミンが検出されたことが分かった。
乳幼児用粉ミルク、牛乳に続いて妊婦や老人、小中学生らが主に利用する一般粉ミルクにも汚染範囲が拡大した。
NZ製からも 韓国で初検出 牛乳成分
【ソウル1日共同】韓国食品医薬品安全庁は1日、ニュージーランドの酪農業者が製造し、韓国に輸入された牛乳成分(タンパク質のラクトフェリン)2件から低濃度の有害物質メラミンが検出されたと明らかにした。
韓国で中国製以外の乳製品からメラミンが検出されたのは初めてという。
聯合ニュースによるとニュージーランド製のラクトフェリンを原料に使った輸入粉乳や離乳食からメラミンは検出されなかったが、韓国メディアは「幼児を抱える母親らがパニック状態になっている」と伝えた。
ラクトフェリンは免疫を高める効果があるとされ、粉乳や機能食品などの原料として各国で使われている。
同ニュースは、問題のラクトフェリンは韓国内の有名業者が粉乳などの原料として輸入したと報じた。