Kodak DC4800
’08/03/04の朝刊記事から
海自艦また事故
防衛相一報 1時間20分後
ベトナムの港 貨物船と接触
【ハノイ3日共同】3日午前10時20分(日本時間午後零時20分)ごろ、ベトナム南部ホーチミンのサイゴン港で、海上自衛隊舞鶴基地(京都府舞鶴市)所属の護衛艦「はまゆき」(艦長・久保健昭2等海佐)が、停泊中のカンボジア船籍の貨物船と接触。はまゆきは艦尾がへこみ旗ざおが曲がったほか、貨物船の塗装の一部もはがれ落ちた。双方にけが人はなかった。
防衛省海上幕僚監部によると、接触事故の連絡が石破茂防衛相に入ったのは、発生の約1時間20分後。2月19日のイージス護衛艦と漁船の衝突事故では、防衛相への第一報は発生の約1時間半後と、危機対応の不手際が露呈したばかり。
海自はイージス艦の衝突事故を受け、2月28、29の両日、全部隊を対象に見張りの強化など安全態勢の点検を実施。はまゆきは他の護衛艦2隻とベトナムに向け航海中で、同港入港後に点検を行う予定だった。
同幕僚監部によると、はまゆきは艦内に乗っていた現地の水先案内人の指示で入港作業をしていた。タグボート2隻に押され、先に停泊していたやまゆきと貨物船との間に横向きで接岸しようとした際、艦尾が貨物船の船尾とぶつかった。