毎日が幸せでありますように。

わたしの家族について。小さな幸せを忘れないように。
~お空へ還っていった赤ちゃんと、その後生まれてきてくれた息子~

出産・入院の記録(その2) 40週6日・出産当日・続き。

2013-04-28 11:02:57 | 誕生・入院から退院まで
■4月14日(日)出産当日・続き。

「陣痛から4時間のスピード出産」と聞くと、とっても安産だと印象を受けますが、
わたしの場合、確かに安産だったけど、その後が大変だったんです。

出産の際、赤ちゃんがスムーズに産道を通って産まれてこれるように、
会陰を切開するのはよく聞く話ですが、なぜかわたしの場合、
赤ちゃんが産まれてくる際、会陰を含め産道が3方向に裂けて切れてしまっていた。
と、先生が傷の縫合の際におっしゃってました。
(ちなみに、わたしがまだ分娩台の上にいるときの話です。)

傷の縫合は、通常の傷のときよりも時間はかかったみたいですが、
点滴を打たれながら、眠さもあって意識がもうろうとする中、部分麻酔の注射と縫合の痛みに耐え
確か1時間くらいかけて、じっくり行われた。

出産も痛かったけど、傷の縫合も負けず劣らずな感じで痛かった。。。


そして、ようやく赤ちゃんとゆっくりご対面。

夫と赤ちゃんと3人での家族写真を看護師さんに撮っていただき
少しの間、わたしの顔の横に寝かせてもらい
夫やわたしの両親・妹たちはひたすら赤ちゃんと写真撮影大会。

わたしは麻酔と睡眠不足で眠くて意識を保つのが精一杯だったなぁ。。。


赤ちゃんは、お腹の中にいたときと同じように、勢いよく手足をバタバタ動かして
ちっちゃいけど元気で、とてもあたたかく、かわいかったー。

驚いたのは、思ってた以上に髪の毛と体毛がフサフサしていたことと、爪が伸びていたこと。

お腹の中でたくさん成長したんだね。


その後、わたしは縫合してもらった傷が深くて起きあがれなかったので
寝たまま夫に昼食を食べさせてもらい、タンカーで入院のお部屋のベッドまで運んでいただき
横になったままの姿勢をキープし、ゆっくり休息。


出産当日は、赤ちゃんは新生児室で預かってもらい、
明日から母子同室だなーと思いながら、ひとりで夕食を食べていたときに
なんと赤ちゃんに異変が見つかったと、看護師さんから告げられました。

その後、先生から状況について説明があり、詳しい診察が必要なので
最終的に赤ちゃんは、NICUのある隣の市の病院へ救急車で緊急搬送。

母親のわたしは点滴をしているため付き添うことができなかったので、
代わりにわたしの母親に救急車に同乗してもらった。

救急車に乗る前の最後に、赤ちゃんの手に指をあてたら
強くぎゅって握り返してくれたのがとてもうれしくて、
そしてこの先どうなってしまうのか分からない不安に涙が出てきた。

そして、立会出産を終え、
翌日の仕事のため自宅に帰宅した夫へ搬送先の病院へ来てもらうよう連絡し
赤ちゃんはなんとか無事に搬送先の病院で診察してもらうことができました。


診察結果は、鼠径ヘルニア。
いわゆる脱腸です。

ひとまずは病院で経過を見てもらい、その後、手術をするかの対応を決めるとのことで
そのまま赤ちゃんは搬送先の病院で入院することになった。

初日から家族3人バラバラになってしまうとは思ってもいなかったから
ショックのあまり、涙が止まらなかった。


翌日は、わたしの両親と仙台の義理の両親が
それぞれ赤ちゃんが入院している病院に面会に来てくれると、夫から夜中にメールをもらい
長い1日が終わりました。


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