毎日が幸せでありますように。

わたしの家族について。小さな幸せを忘れないように。
~お空へ還っていった赤ちゃんと、その後生まれてきてくれた息子~

出産・入院の記録(その5) 出産後3日目。

2013-05-01 11:43:44 | 誕生・入院から退院まで
■4月17日(水)出産後3日目。

息子の手術の日。

わたしができることは、
息子が退院してきたとき、万全でいられるようにすること。

手術後は、回復経過を見ることもあって、
すぐにミルクを飲むことができないんだけど、ミルクが飲めるようになったときのために
いまのうちから母乳を搾乳して、冷凍しておいて、
搬送先の病院に届ければ飲ませることができる、と看護師さんから話を聞いて、
今日からは搾乳することが、わたしの日課になった。

わたしは出産してから、まだ一度もおっぱいを吸わせられていないし、
息子も搬送されてからは、ずっと絶飲絶食で点滴で栄養摂取。

1日でも早く、わたしの母乳飲んでくれたらいいな、
と思いながら、搾乳がんばりました。

ただ、がんばったんだけど、
がんばったから何でもできるってわけじゃなくて、
この日は、搾乳できたといえるほどの量を出すことはできなかった。。。

焦る気持ちと、母親として何もできないつらさで涙が出た。


夜になると、息子の手術に立ち会ってくれた夫がやってきてくれた。

ひとまず、手術は成功。

ただ、先生いわく、
レントゲンなどの所見から当初想定していた手術内容とは異なる手術を行ったとのことで
解説を受けてきたらしいけど、ちょっと複雑で。。。

予定していた鼠径ヘルニアの手術は成功で、
レントゲンに写っていたお腹に空気が漏れている原因となっている
腸の穴を探したんだけど、その穴はどこにも見当たらなかったとのこと。

新生児だから、自然治癒力で穴がふさがったのかもしれないということで
点滴からミルクへ変えたときの、腸の様子や身体の炎症反応を見て、
今後のことは判断することになりました。

早ければ、数日のうちにミルクを飲むことができることと、
状況がよければ、1週間程度で退院できることが分かったので、よかった。

息子に会ったら、手術がんばったことをほめてあげたい。

出産・入院の記録(その4) 出産後2日目。

2013-05-01 11:21:20 | 誕生・入院から退院まで
■4月16日(火)出産後2日目。

昨日ふたりで決めた息子の名前を記入した出生届を、
朝一番で夫が提出してくれて無事受理された、と連絡があった。

これで、晴れて3人家族。
早く3人で一緒に暮らせるようになりたい気持ちでいっぱいになった。


わたしはというと、まだ入院してすぐなのに、
もう退院後の赤ちゃんとの生活について学ぶ「退院指導」を受けました。

本来ならこの指導、集合形式で行うらしいんだけど、
赤ちゃんが別の病院にいて母子同室での生活をしていないことを考慮してくれたのか、
わたしの病室で1対1の個別指導をしてくれた。

退院したあとのお母さんの体調・食事について、赤ちゃんとの生活、1ヶ月検診について。

母子同室を経験していないわたしにとっては、
正直言って、まだ母親としての実感はなく、
退院してからの生活なんて、妄想することはできても、
リアルに想像することすらできなかった。


続けて、沐浴の仕方についてビデオを見て、お勉強。
本当なら明日は、赤ちゃんを実際に沐浴させる予定だったんだけど、
わたしの場合、それは無理なので、別の日に改めてお人形で沐浴させてもらうことにした。


この日の就寝前の夜に、出産のときに担当してくれた看護師さんがわたしのところに来てくれた。

当日は日勤だったとのことで、
息子が別の病院に搬送されたこと以降のことはすべて今日知ったとのこと。

毎日、自分の体調と息子のことで不安に過ごしているわたしの話をたくさん聞いてくれて
この先のこととか、息子にちゃんとおっぱいあげられるか、とか相談にも乗ってくれた。

うれしくて、泣いちゃって、なかなか寝られなかった。


いまのわたしにできることは、
早く傷を治して、体力をしっかり回復させることと、
おっぱいがしっかり出るようにマッサージなどして準備すること。

がんばらないと、って必死だった。