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【独自解説・デーブの裏ネタジャック】王室との新たな確執




2023年4月8日 UP


英国王室との新たな確執が波紋を広げるヘンリー王子。一方、パパラッチに“ご機嫌”対応を見せたメーガン妃ですが、その裏で動いていた強かな作戦と矛盾の嵐に批判が殺到しています。さらにチャールズ国王へのとんでもない要求も!デーブ・スペクター氏が真相を解説します。

ヘンリー王子が突然ロンドンに…メーガン妃は“インフルエンサー”に返り咲き狙う?


デーブ・スペクター氏


 3月27日、英国王立裁判所にヘンリー王子が突然現れ、騒然となりました。そこには世界的ミュージシャンでありヘンリー王子の友人エルトン・ジョン氏らの姿も。2022年10月、ヘンリー王子を中心とする著名人7人が、「デイリー・メール」などの発行元出版社 「アソシエイテッド・ニュースペーパーズ社」をプライバシーの侵害で訴えた件でやって来たのです。そんな中、ヘンリー王子が証人陳述書で英国王室を“機関”と呼んだうえ、王室のマスコミ対応を批判したことが波紋を広げています。


Q.あえて王室と言わなかったのか、“機関”と呼ぶのは一般的なのか、どちらなんでしょうか?

(デーブ・スペクター氏)「時々、身内でファーム(firm)=企業・機関という言い方はしますが、メディアはあくどいスタンスで王室のことも報じますので、同じ立場のヘンリー王子は、本来なら王室を味方にすべきなんです。

そもそも、これは大陪審に近いような形で、この提訴をやるべきかを決めるためのものだったので、ヘンリー王子が出席する必要は全くありませんでした。

それでも行ったというのは、予定ではこの時期にチャールズ国王がフランスに行くはずだったので、客を奪おうという計算ではないかともいわれています」


ヘンリー王子は王室を“機関”呼び

 イギリスに帰国したヘンリー王子の滞在先は、エリザベス女王から贈られたウィンザー城内の邸宅フロッグモア・コテージ。

ここは、実は先日チャールズ国王から“立ち退き”要求されていた場所でした。

ヘンリー王子は邸宅に残してあった荷物の整理を行った可能性が高いと、英「インデペンデント」は伝えています。


(デーブ氏) 「“立ち退き”というのは非常に冷たく感じるんですけど、リースを更新しないだけです。仮に戴冠式に出席した場合は、泊まることはできます。ですが、私物などをまとめる最後のチャンスだということは、間違いないです」


 一方メーガン妃は、慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン」が出版する初の料理本の中で、「特製レモン・オリーブオイル・ケーキ」のレシピを提供しました。この料理本では、他にもミシェル・オバマ元大統領夫人ら複数の著名人がレシピを紹介しています。


Q.メーガン妃は、それだけアメリカで影響力があるんですか?

(デーブ氏)「女優時代はブログを利用し、インフルエンサーとして非常に上手くやっていたのは事実です。私もブログを見たことがありますが、勧めているものなども上品で、レベルが高く、洗練されていました。もしかしたら、女優業より上手くやっていたのではないかと思います」


 さらに、メーガン妃がブログを再開するのではないかと、イギリスメディアは報じています。メーガン妃は女優時代、レシピ・ファッション・健康・日常生活などを綴ったブログ「ザ・ティグ」を運営し人気を誇っていたのですが、ヘンリー王子と婚約した2017年に閉鎖されていました。

メーガン妃は世界的女優のグウィネス・パルトロウさんをライバル視していると噂されていて、彼女のブログ評価額は320億円以上といわれています。

ヘンリー王子夫妻も、2022年にドキュメンタリー作品でNetflixと220億円超えの契約をしていますが、現在はロマンス・コメディーを制作中との報道もあります。


メーガン妃“ご機嫌”映像にやらせ疑惑…喜びや余裕をアピール?


メーガン妃の服装に批判殺到の理由

 3月8日、メーガン妃は「経済的に困窮する女性たちを支援する慈善団体」を訪問したのですが、身につけていたのは「マックスマーラ」のカシミアコート約80万円、「シャネル」のハンドバッグ約86万円などの高級品ばかり。

服装がふさわしくないと批判が殺到する事態になりました。

そして、その後に街中で撮影されたとされる“ご機嫌”な様子のメーガン妃の映像に、やらせ疑惑が出ているといいます。

その映像には、メーガン妃と側近の女性がレストランを出て並んで歩く姿で、パパラッチに声をかけられると側近がさっと後ろに下がる様子が映っていました。


(デーブ氏)「パパラッチを嫌がっているのなら、普通なら側近がメーガン妃をブロックします。でも、側近は即座に後ろに下がったり、振り返ったメーガン妃を手で押したりと、カメラの邪魔にならないようにしているようにも見えます。

また、このレストランは毎日パパラッチが張っているわけではないのに、なぜメーガン妃が来るのを知っていたのか。しかも、1社しか行っていない。

場所も、メーガン妃が住む場所から車で約2時間かかるので、頻繁に来るわけではないですし、何より、こんなにもご機嫌なメーガン妃というのは見たことがないんです。

実は、この映像はメーガン妃の子どもたちに王子・王女の称号が与えられたと発表された日と同じだったので、その喜びや余裕をアピールしたかったのでは?と言われています」


英国王室 子どもたちの肩書を変更

 そして、その子どもたちの称号を巡って、王室との溝が深まっているといいます。ヘンリー王子夫妻の広報担当が「3月3日、リリベット・ダイアナ“王女”の洗礼式を行った」ことを公表しました。

ヘンリー王子夫妻は、「子どもたちの肩書きは生まれながらの権利で、王室との問題は解決している」とコメント。

この時点では、まだ英国王室のホームページ上は「アーチー“くん”」「リリベット“ちゃん”」のままだったため波紋を広げていたのですが、ヘンリー王子夫妻らの発表の翌日、王室側が肩書きを変更しました。

Q.王室側が正式に発表してからヘンリー王子夫妻が発表するのが、筋だと思うのですが。

(デーブ氏)「フェイントをかけた、と言っても良いと思います。洗礼式もやったので、これ以上は待ちたくないという思いもあったと思います。

チャールズ国王が発表してくれるのを期待していたはずですが、動きそうもなく、戴冠式も近いですし、今しかない!と先に発表したと思うんですよ。この作戦は成功したと言えます」

Q. 以前ヘンリー夫妻は、子ども達を“私人”として育てたいと言っていましたが、矛盾していますよね。メーガン妃にとってメリットがあることなんですか?

(デーブ氏)「メーガン妃は仮にヘンリー王子と離婚したとしても、王子・王女の母親であるとずっと言えるわけですし、王子と結婚しただけではなく、歴史に残る王族2人の母親であることも大きくブランドの価値を上げます。

ですが、アメリカ国内ではこういった称号は一切認められていませんので、あれだけ批判して王室離脱して、アメリカにいるのに称号にこだわるというのが、矛盾が大きく、いやらしく見えます」


ヘンリー王子夫妻、チャールズ国王戴冠式で新たな要求?


戴冠式出席にあたり“VIP待遇”を要求

 「ニューヨーク・ポスト」は、ヘンリー王子夫妻がチャールズ国王の戴冠式でVIP待遇を求めていると報じています。

2人は宮殿のバルコニーに立てるよう要求しており、アーチー王子とリリベット王女の祝賀会への参加を求めているともいわれています。

また、その日はアーチ―王子の誕生日にあたるため、他の王族からお祝いの言葉をかけてもらいたいと考えているということです。


Q.父親の戴冠式とはいえ、王室を離脱している立場のヘンリー夫妻らがバルコニーに立てる可能性はあるのでしょうか?

(デーブ氏)「ないと思います。公務を行っている王族に限定する、ということになっていますから。

ただ、王室が妥協するとすれば、戴冠式後に行われる行進で、ヘンリー王子夫妻と子ども達を歩かせるということはできるのではないかと思います。


ただ一方で、あまりにもヘンリー王子夫妻らに“舐められている”ような印象を与えると、英国国民が国王に対して怒ります。

建前と、どこまで許して良いかというのは、ジレンマだと思います。そのバランスが非常に難しいですね」

(情報ライブミヤネ屋 2023年4月4日放送)


記事
ヘンリー王子夫妻(写真:ゲッティ)
【独自解説・デーブの裏ネタジャック】王室との新たな確執、ヘンリー王子「機関」発言で波紋 “ご機嫌”メーガン妃にはやらせ疑惑…戴冠式で新たな要求も?
2023年4月8日 UP
英国王室との新たな確執が波紋を広げるヘンリー王子。一方、パパラッチに“ご機嫌”対応を見せたメーガン妃ですが、その裏で動いていた強かな作戦と矛盾の嵐に批判が殺到しています。さらにチャールズ国王へのとんでもない要求も!デーブ・スペクター氏が真相を解説します。
ヘンリー王子が突然ロンドンに…メーガン妃は“インフルエンサー”に返り咲き狙う?
デーブ・スペクター氏
 3月27日、英国王立裁判所にヘンリー王子が突然現れ、騒然となりました。そこには世界的ミュージシャンでありヘンリー王子の友人エルトン・ジョン氏らの姿も。2022年10月、ヘンリー王子を中心とする著名人7人が、「デイリー・メール」などの発行元出版社 「アソシエイテッド・ニュースペーパーズ社」をプライバシーの侵害で訴えた件でやって来たのです。そんな中、ヘンリー王子が証人陳述書で英国王室を“機関”と呼んだうえ、王室のマスコミ対応を批判したことが波紋を広げています。

Q.あえて王室と言わなかったのか、“機関”と呼ぶのは一般的なのか、どちらなんでしょうか?
(デーブ・スペクター氏)
「時々、身内でファーム(firm)=企業・機関という言い方はしますが、メディアはあくどいスタンスで王室のことも報じますので、同じ立場のヘンリー王子は、本来なら王室を味方にすべきなんです。そもそも、これは大陪審に近いような形で、この提訴をやるべきかを決めるためのものだったので、ヘンリー王子が出席する必要は全くありませんでした。それでも行ったというのは、予定ではこの時期にチャールズ国王がフランスに行くはずだったので、客を奪おうという計算ではないかともいわれています」
ヘンリー王子は王室を“機関”呼び
 イギリスに帰国したヘンリー王子の滞在先は、エリザベス女王から贈られたウィンザー城内の邸宅フロッグモア・コテージ。ここは、実は先日チャールズ国王から“立ち退き”要求されていた場所でした。ヘンリー王子は邸宅に残してあった荷物の整理を行った可能性が高いと、英「インデペンデント」は伝えています。

(デーブ氏) 
「“立ち退き”というのは非常に冷たく感じるんですけど、リースを更新しないだけです。仮に戴冠式に出席した場合は、泊まることはできます。ですが、私物などをまとめる最後のチャンスだということは、間違いないです」

 一方メーガン妃は、慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン」が出版する初の料理本の中で、「特製レモン・オリーブオイル・ケーキ」のレシピを提供しました。この料理本では、他にもミシェル・オバマ元大統領夫人ら複数の著名人がレシピを紹介しています。

Q.メーガン妃は、それだけアメリカで影響力があるんですか?
(デーブ氏)
「女優時代はブログを利用し、インフルエンサーとして非常に上手くやっていたのは事実です。私もブログを見たことがありますが、勧めているものなども上品で、レベルが高く、洗練されていました。もしかしたら、女優業より上手くやっていたのではないかと思います」

 さらに、メーガン妃がブログを再開するのではないかと、イギリスメディアは報じています。メーガン妃は女優時代、レシピ・ファッション・健康・日常生活などを綴ったブログ「ザ・ティグ」を運営し人気を誇っていたのですが、ヘンリー王子と婚約した2017年に閉鎖されていました。メーガン妃は世界的女優のグウィネス・パルトロウさんをライバル視していると噂されていて、彼女のブログ評価額は320億円以上といわれています。ヘンリー王子夫妻も、2022年にドキュメンタリー作品でNetflixと220億円超えの契約をしていますが、現在はロマンス・コメディーを制作中との報道もあります。
メーガン妃“ご機嫌”映像にやらせ疑惑…喜びや余裕をアピール?
メーガン妃の服装に批判殺到の理由
 3月8日、メーガン妃は「経済的に困窮する女性たちを支援する慈善団体」を訪問したのですが、身につけていたのは「マックスマーラ」のカシミアコート約80万円、「シャネル」のハンドバッグ約86万円などの高級品ばかり。服装がふさわしくないと批判が殺到する事態になりました。
そして、その後に街中で撮影されたとされる“ご機嫌”な様子のメーガン妃の映像に、やらせ疑惑が出ているといいます。その映像には、メーガン妃と側近の女性がレストランを出て並んで歩く姿で、パパラッチに声をかけられると側近がさっと後ろに下がる様子が映っていました。

(デーブ氏)
「パパラッチを嫌がっているのなら、普通なら側近がメーガン妃をブロックします。でも、側近は即座に後ろに下がったり、振り返ったメーガン妃を手で押したりと、カメラの邪魔にならないようにしているようにも見えます。また、このレストランは毎日パパラッチが張っているわけではないのに、なぜメーガン妃が来るのを知っていたのか。しかも、1社しか行っていない。場所も、メーガン妃が住む場所から車で約2時間かかるので、頻繁に来るわけではないですし、何より、こんなにもご機嫌なメーガン妃というのは見たことがないんです。実は、この映像はメーガン妃の子どもたちに王子・王女の称号が与えられたと発表された日と同じだったので、その喜びや余裕をアピールしたかったのでは?と言われています」
英国王室 子どもたちの肩書を変更
 そして、その子どもたちの称号を巡って、王室との溝が深まっているといいます。ヘンリー王子夫妻の広報担当が「3月3日、リリベット・ダイアナ“王女”の洗礼式を行った」ことを公表しました。ヘンリー王子夫妻は、「子どもたちの肩書きは生まれながらの権利で、王室との問題は解決している」とコメント。この時点では、まだ英国王室のホームページ上は「アーチー“くん”」「リリベット“ちゃん”」のままだったため波紋を広げていたのですが、ヘンリー王子夫妻らの発表の翌日、王室側が肩書きを変更しました。

Q.王室側が正式に発表してからヘンリー王子夫妻が発表するのが、筋だと思うのですが。
(デーブ氏)
「フェイントをかけた、と言っても良いと思います。洗礼式もやったので、これ以上は待ちたくないという思いもあったと思います。チャールズ国王が発表してくれるのを期待していたはずですが、動きそうもなく、戴冠式も近いですし、今しかない!と先に発表したと思うんですよ。この作戦は成功したと言えます」

Q. 以前ヘンリー夫妻は、子ども達を“私人”として育てたいと言っていましたが、矛盾していますよね。メーガン妃にとってメリットがあることなんですか?
(デーブ氏)
「メーガン妃は仮にヘンリー王子と離婚したとしても、王子・王女の母親であるとずっと言えるわけですし、王子と結婚しただけではなく、歴史に残る王族2人の母親であることも大きくブランドの価値を上げます。ですが、アメリカ国内ではこういった称号は一切認められていませんので、あれだけ批判して王室離脱して、アメリカにいるのに称号にこだわるというのが、矛盾が大きく、いやらしく見えます」
ヘンリー王子夫妻、チャールズ国王戴冠式で新たな要求?
戴冠式出席にあたり“VIP待遇”を要求
 「ニューヨーク・ポスト」は、ヘンリー王子夫妻がチャールズ国王の戴冠式でVIP待遇を求めていると報じています。2人は宮殿のバルコニーに立てるよう要求しており、アーチー王子とリリベット王女の祝賀会への参加を求めているともいわれています。また、その日はアーチ―王子の誕生日にあたるため、他の王族からお祝いの言葉をかけてもらいたいと考えているということです。

Q.父親の戴冠式とはいえ、王室を離脱している立場のヘンリー夫妻らがバルコニーに立てる可能性はあるのでしょうか?
(デーブ氏)
「ないと思います。公務を行っている王族に限定する、ということになっていますから。ただ、王室が妥協するとすれば、戴冠式後に行われる行進で、ヘンリー王子夫妻と子ども達を歩かせるということはできるのではないかと思います。ただ一方で、あまりにもヘンリー王子夫妻らに“舐められている”ような印象を与えると、英国国民が国王に対して怒ります。建前と、どこまで許して良いかというのは、ジレンマだと思います。そのバランスが非常に難しいですね」
(情報ライブミヤネ屋 2023年4月4日放送)

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ヘンリー王子夫妻の代理人「出欠をまだ決めていない」5月6日の国王戴冠式への動向は不明

4/7(金) 13:41配信


ヘンリー王子(左)とメーガン妃(2019年6月28日撮影)


 英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻の代理人が、世界中が注目する5月6日に行われる父チャールズ国王の戴冠式への出欠に関する新たな情報はないとコメントした。

戴冠式まで1カ月となった6日、多くのメディアが出欠の発表を固唾(かたず)をのんで見守る中、英BBCに「出欠をまだ決めていない」と明かした。  


英デイリー・メール紙は、出欠の返答期限だった3日を過ぎてもいまだ夫妻から出席するのかどうか連絡がないと王室関係者の話を伝えており、代理人の主張通りまだ出席すべきかどうか決めかねているとみられる。

関係者は、世界中から集まるVIPの座席の配置や車の手配、警備の詳細を決める主催者側にとって返事がないことが「頭痛の種」になっていると語っている。  


バッキンガム宮殿は夫妻の出欠確認についてコメントを差し控えているが、ある関係者は家族に対して厳格な締め切り日が設定される可能性は低いと述べており、夫妻の出欠に返答期限が設けられているとの報道をやんわりと否定している。  


ヘンリー王子は先週、電撃帰国して出廷した英メディアのプライバシー侵害を巡る裁判で、「機関(王室)は私の携帯電話が盗聴されていたという情報を隠蔽(いんぺい)していた」と話すなど、再び王室批判を展開していた。

(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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最終更新:4/7(金) 13:41日刊スポーツ 















招待状への返答の締め切りは4月3日であったにもかかわらず、いまだに出欠の可否を伝えていないヘンリー王子夫妻。式典の主催側はVIPゲストのための送迎車や警備、会場の座席配置などの詳細を最終確認する段階に来ており、返事を寄こさないヘンリー王子夫妻の問題が頭痛の種になっているという(画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月15日付Instagram「This evening,」』のスクリーンショット)



ヘンリー王子とメーガン妃が、現地時間5月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式の招待状への出欠の返事をしていないことについて懸念の声が高まっている。
ある王室関係者は、VIPゲストに関する計画の最終確認をする主催者側にとって、夫妻からの返事がないことが「頭痛の種」と明かしている。

さらに王室記者は、夫妻の出欠はどちらにしても「国王が窮地に立たされることになるだろう」と厳しい意見を呈した。


ヘンリー王子とメーガン妃の広報担当者は現地時間3月5日、夫妻がチャールズ国王の戴冠式への招待状を電子メールで受け取ったと発表。

同時に「公爵夫妻が出席するか否かという決断については、現在のところ発表することはできません」と伝えていた。

英メディア『Daily Mail Online』が取材した王室関係者によれば、招待状への返答の締め切りは4月3日であったにもかかわらず、ヘンリー王子夫妻はいまだに出欠の可否を伝えていないという。


戴冠式は現地時間5月6日にロンドンのウェストミンスター寺院で執り行われる予定で、歴史的な式典開催まですでに1か月を切った。

同メディアによると、バッキンガム宮殿は夫妻の返事についてコメントを控えているものの、ある関係者は王室メンバーに限っては、厳格な返答の締め切りがあるとは考えにくいと明かしている。

しかし式典の主催側はVIPゲストのための送迎車や警備、会場の座席配置などの詳細を最終確認する段階に来ており、返事を寄こさないヘンリー王子夫妻の問題が頭痛の種になっているという。


この人物は「(戴冠式まで)あと1か月しかないのに、すべてがまだ宙に浮いた状態です」と述べ、このように続けた。

「人々に伝えられたのは『上手くいけば、すぐに解決するはずだ』ということです。しかしその間にチームは、主に国家元首やVIPといった2000人のゲストに関するプランの最終決定を行おうとしています。頭の痛い問題ですよ。」

さらに王室記者のダニエル・エルサー氏はニュージーランド紙『New Zealand Herald』への寄稿文で、ヘンリー王子の出欠はいずれにしてもチャールズ国王を「忌々しい思いにさせるだろう」と厳しい意見を呈した。


同氏によると、ヘンリー王子夫妻が戴冠式に出席した場合はメディアが大きく取り上げることになり、主役であるチャールズ国王の影が薄くなるだろうと懸念している。

「ヘンリーとメーガンが最高の衣装を纏い、最も勇敢な顔をして登場したなら、王室に戻って来た彼らの存在が大きな話題となるだろう。

チャールズは口角を上げた息子とクチュール服を着た義理の娘のせいで、華やかな式典で影を潜めることになるのは明らかだ。」


一方、ヘンリー王子夫妻が欠席した場合には彼らの王室との確執についての問題がさらに浮き上がることになると説明している。

「夫妻がロンドンに現れなかったとしても、国王は同じように窮地に立たされるだろう。ウェストミンスター寺院での彼らの不在は、王室内部がどれほど崩壊しているかを如実に示すことになる。」

戴冠式に先立ちバッキンガム宮殿は現地時間4月4日、チャールズ国王とカミラ王妃の最新ポートレートを披露。

続いて5日には、2000人のゲストに送られた招待状を公開した。さらに式典では、国王の孫で王位継承順位2位のジョージ王子(9)がカミラ王妃の孫達と一緒に付添人“ページ・オブ・オナー”の役目を務めると発表している。

画像1枚目は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月15日付Instagram「This evening,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)





















チャールズ国王


 英チャールズ国王(74)は戴冠式後、バッキンガム宮殿のバルコニーに、15人の現役王室メンバーと共に登場するという。

王室関係者によると、5月6日にロンドンのウェストミンスター寺院で行われる戴冠式の「スリム化」を目指した取り組みの一つだそうだ。


 この王室公式行事に関する「詳細な」概要について情報を得ているというデイリー・ミラー紙によると、国王と戴冠後に女王と呼称が変更になるカミラ王妃(75)は、人生を公共のために捧げてきた王室メンバーと並びバルコニーから感謝の意を述べることを決定、

ウィリアム皇太子夫妻が3人の子供たち、ジョージ王子(9)、シャーロット王女(7)、ルイ王子(4)と共に登場する

一方、ヘンリー王子夫妻が戴冠式に出席したとしても、15人の最終メンバーに加わる予定はないという。


 また故ジェフリー・エプスタインとの関係をめぐるスキャンダル、そして性犯罪被害者の1人であるバージニア・ジュフリーから告発(王子は否定)されているアンドルー王子(63)は、ラインナップから外れ、チャールズ国王の妹のアン王女は夫のティム・ローレンス副提督とともに国王の側に登場するそうで、ある関係者は同紙にこう語っている。

「国王は、誰を王政を代表する人物として望んでいるのか、非常に明確にしています」「感傷に浸る余地はほとんどありません。

これは国の行事であって、家族団らんの場ではないのです。現役の王室メンバーだけが、公の場での大きな瞬間に立ち会うことが正しいことなのです」


 また、バルコニーには、新しくエディンバラ公爵の称号を与えられたエドワード王子とソフィー夫人、ケント公爵(87)とアレクサンドラ王女(86)、グロスター公爵夫妻も加わる予定だ。


 戴冠式の後、チャールズ国王とカミラ妃は、大規模なパレードでバッキンガム宮殿に戻ることになっており、数千人の軍隊、軍楽隊、その他のロイヤルファミリーのメンバーが参加することが予想されている。


 一方で別の王室関係者は、ヘンリー王子とメーガン妃の戴冠式参列について、出欠返信の締め切り日である今月3日を過ぎたものの王室職員はまだ何も知らされていないとデイリー・メール紙に明かしている。













BEAUTY 2022.12.29

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美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんが女性の魅力について紐解く人気連載。今回取り上げるのはチャールズ国王の2番目の妻、イギリス王妃となったカミラ夫人について。


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なぜカミラ夫人なのか? そこに手がかりは何もなかった

なぜダイアナ妃ではなく、カミラ夫人なのか? それは長い間、どうしても解けない謎として、世界中の人々を悩ませたはずだ。



1981年 チャールズ皇太子(当時皇太子、以下同)とダイアナ元妃の結婚式


当時のチャールズ皇太子とカミラ夫人との不倫が日本でも報道されるようになった頃、おそらくは本国よりももっと誇張された形で、ダイアナ妃は同情すべき悲劇の人、カミラ夫人は憎むべき悪女として語られていたから、私たちは余計に悩み苦しんだ。一体全体なぜカミラ夫人なの?と………。


1973年 カミラ夫人と元夫アンドリュー・パーカー・ボウルズの結婚式


正直、何の手がかりもなかった。なのに「カミラゲート」とも呼ばれる戦慄の盗聴事件……「君の下着の中に住みたい」とチャールズがカミラに言ったとされる、まるでテレフォンセックスのような生々しい会話の内容が明るみに出てしまうなど、それこそ嫌悪感を持たざるを得ないような情報はさらに積み重なって行った。


それでも2人の不倫関係は続き、ダイアナ元妃とは離婚、またあってはならないことだが、ダイアナ元妃が不慮の死を遂げる。結果として関係を阻む障害は完全になくなって、2人は晴れて結ばれることになるのだ。


2005年、チャールズ3世とカミラ夫人が婚約を発表。


もちろん国民の理解は全く得られず、カミラは“英国で最も嫌われた女”と言われ、英国民へのアンケートでは「王妃としては認められない」という声が、9割を超えたという。ただモノの道理で、時とともに次第に人々の心が軟化して行くのが、遠い国からも感じられた。


エリザベス女王とカミラ夫人


ご存知のように、エリザベス女王も逝去する直前に、カミラ夫人を王妃として認めてあげてほしいという言葉を残している。以前は「あの性悪女!」と忌嫌い、カミラ夫人が出席するイベントや会合には決して姿を見せなかったとさえと言われるのに。

だから尚更、なぜカミラ夫人なのか? これを冷静な目で分析したいと思ったわけである。


会話の中心になるほど、話題豊富で話し上手?

事実とは異なると王室が声明を出しながらも、状況からして多くがフィクションとは思えないNetflixの『ザ・クラウン』は、幸い多くのシーンでその謎を解く材料を提供してくれている。


例えば、チャールズがカミラとの会話を存分に楽しむシーン。仲間たちの会話でも、カミラは話題の中心になるほど話し上手であることがそこで描かれていた。

子どもの頃から読書家で、博識。加えてウィットに富んだジョークを常に口にして周りを沸かせるようなタイプであり、とりわけチャールズ皇太子を笑わせるのが得意であるらしい。


逆にチャールズがダイアナとの会話を楽しむようなシーンはひとつもなく、2人になるといつも口喧嘩になることが描かれる。それどころか、「会話も価値観もこれほど合わない女といる苦痛が君に分かるか?」と、身近な人間に語るシーンまでが差し込まれるのだ。

まさしく価値観の相違、性格の不一致……なるほどそれは、謎を解く決定的な理由になるのだろう。


チャールズ皇太子とダイアナ元妃


私たちはダイアナ妃の美しい容姿とチャーミングな言動に心を奪われてきたけれど、逆に言えば、国民の、いや世界中の人々の人気をすべて妻に持っていかれるチャールズにしてみれば、容姿も魅力も嫉妬を生むばかりで何の意味もなかったのかもしれないのだ。


1985年 ジョン・トラボルタとダンスをするダイアナ元妃


決定的だったかもしれないのは、ロイヤル・オペラ・ハウスで、ダイアナ妃が自ら舞台に上がり、サプライズでプロのダンサーと“アップタウン・ガール”を踊ったこと。

会場はどよめき、驚き、大喝采。しかしチャールズは、バルコニー席で隣にいたはずのダイアナ妃が、いつの間にか舞台で頭の上まで脚を上げて踊っている姿を見て、顔を引き攣らせている。ちなみにここはノンフィクション。



この後、王室の人間にあるまじき行動だとまた口喧嘩になったことが『ザ・クラウン』に描かれており、誰かが見ていたわけでは無いから、その部分はフィクションに他ならないが、事の顛末としては自然の成り行き。

妻のそういう部分が我慢ならなかったということなのだ。


子どもの頃から読書家で、博識。加えてウィットに富んだジョークを常に口にして周りを沸かせるようなタイプであり、とりわけチャールズ皇太子を笑わせるのが得意であるらしい。


男性をアッという間に惹きつける特別な魅力とは?

それにしても、2人が出会った日、チャールズはカミラに一目惚れしたと伝えられているけれど、その理由は、ぜひ知りたいところ。イギリスのタブロイド紙はそんなふうに、カミラには男性をあっという間に引きつけてしまう特別な魅力があったと書いているが、そもそもその特別な魅力ってなんなのだろう。


1972年 ポロの試合にて。この頃知人の紹介で出会ったとされるチャールズ皇太子とカミラ夫人。


いくつかの報道を見る限り、それは、相手が誰であろうと、媚びることもオドオドすることもなく、自然体でありながらアッという間に相手の懐に入っていく、言うならば“人たらし”であること。

特に皇太子のような立場では、多くの女性が顔色を見たり、かしづいたりしがち。そんな中でカミラは、ある意味堂々と人なつこく対等な口をきいたと言われる。

確かに圧倒的な地位あるものほど、平然とタメ口を聞いてくる相手に魅力を感じたりするとはよく言われること。なるほどカミラはそのタイプだったのかもしれない。


加えて、人生を楽しむことが大好きな女性であるという証言もあり、共に生きていきたいと思わせる人であるのは確か。

最初の夫も社交界の人気者で、たくさんの女性を虜にしていたと言われるから、そういう求心力ある男性に愛され選ばれるのも、女性的な魅力以上に、人間的な魅力によるところが大きいのだろう。


ただ、それだけではない賢さを持った女性であったのは、チャールズと結婚してからの立ち回り方に明らか。

決してでしゃばらず、常にチャールズの後を笑顔で歩いていくようなわきまえた女性であり続けた。それがエリザベス女王を始めとするロイヤルファミリーの信頼を徐々に獲得して行く要因になったと思われる。


カミラ夫人はなぜ突然、美しくなったのか?


カミラ夫人


そしてもう一つ、チャールズとの婚約が発表になり、静かな結婚式をしたあたりから、カミラが突然美しくなったこと。

気づいた人は少なくないはずなのだ。相当に美容医療の力を借りたという噂もあるけれど、ダイエットにボトックス、レーザー治療、そして歯並びを整え、歯のホワイトニングをしたとか。

口元が美しくなったことで、以前よりも清潔感が増したのは紛れもない事実。

しかも相当にお金をかけたのか、どこにも不自然さはなく、ともかくこの人、こんなに美しかっただろうかとハッとさせられる日が多かった。


そして見事にセンスの良いロイヤルファッション。凄腕のスタイリストがついているに違いないが、持ち前の人間力に加え、外見における好感度もみるみる上がっていった。

それもカミラ夫人の好感度の低さは、将来の英王室存亡に関わる大問題だけに、惜しみなくそこにお金が使われたという見方がもっぱらなのだ。


そもそもチャールズはずっと乳母に預けられ、ひどく寂しい幼少時代を送った上に、寄宿舎時代は壮絶ないじめを受けていたと言われる。

成人してからもテディベアを大切にし続けたほど、誰かに守られたいという思いが非常に強かったに違いない。

それを大きな懐で包み込んできたのがカミラだったとしたら、その一途な愛も納得なのである。


だからと言って、ダイアナ妃の輝きが曇る事は決してない。やはりダイアナ元妃は世界中の人々にとって永遠のミューズ。ひたすらチャールズに愛されたいピュアな心の持ち主だったのを忘れることはないだろう。


ダイアナ元妃


でも、主役をチャールズにするならば、たった1人の女性をここまで深く愛し続けたことは、今振り返れば感動に値する。そして、過去に例がないほど嫌われ批判されながらも、強い心でチャールズを支え続けたカミラ妃には、感服せざるをえない。


2022年12月 現在のカミラ夫人

人の評価は、その人が生きた人生の全てを見てからの総合点。であるならば、カミラ妃のこれからを見続け、さらに冷静に判断すべきなのかもしれない。

この記事の執筆者


女性誌編集者を経て独立。美容ジャーナリスト、エッセイスト。女性誌において多数の連載エッセイをもつほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザー、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会理事など幅広く活躍。

『Yahoo!ニュース「個人」』でコラムを執筆中。近著『大人の女よ!も清潔感を纏いなさい』(集英社文庫)、『“一生美人”力 人生の質が高まる108の気づき』(朝日新聞出版)ほか、『されど“服”で人生は変わる』(講談社)など著書多数。好きなもの:マーラー、東方神起、ベルリンフィル、トレンチコート、60年代、『ココ マドモアゼル』の香り、ケイト・ブランシェット、白と黒、映画SHARE: 

PHOTO :Getty Images EDIT :渋谷香菜子 





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