プーチン大統領
ロシア選挙管理委員会が、「18日日曜に実施されたロシア大統領選挙の投票率は61%以上だった」と発表しました。
また、開票の結果、プーチン大統領が得票率76.6%で圧勝したということです。つまり、今回の選挙で、5200万人以上のロシア人がプーチン大統領に票を投じたことになります。これは、プーチン大統領にとって過去最高の得票率となります。
今回の大統領選挙では、プーチン大統領が7割以上の票を獲得して勝利するだろうと予想されていました。しかし、今回の選挙結果は、プーチン大統領自身にとっても、予想を上回るものだったのではないでしょうか。このような結果になったのには、いくつかの理由が考えられます。一つ目は、プーチン大統領は、初めて大統領に就任した2000年から、ソ連崩壊後の広大なロシアという国の復興に向け、全面的な努力を開始しました。
実際、プーチン大統領は、人格や行動の面での数多くの特徴により、国内外で多くの成功を収めてきました。1990年代、ソ連崩壊後のエリツィン政権の時代に国内外の多くの問題に直面していました。しかし、プーチン大統領は、ロシアの混乱を整えることに成功しました。プーチン大統領は、政治や安全保障の面で安定を確立し、混乱を終わらせました。これはロシアの国民にとって非常に重要なことです。

21世紀に入ってからの石油価格の高騰も、ロシア経済が復活した重要な理由のひとつであり、それに続いて、ロシアの軍事力が向上しました。同時に、プーチン大統領は、外交の分野でも、ソ連と同じ地位を手に入れようと努めました。
こうした中、プーチン大統領の政策や行動は、西側、特にアメリカにとって、決して好ましいものではありません。プーチン大統領は、西側の覇権主義的な行動に対抗しました。たとえば、ウクライナ危機後には東ヨーロッパでNATO北大西洋条約機構に対抗し、シリア問題でも、西側、特にアメリカに対抗し、シリアに軍事介入しました。
こうした中、ロシアは国内外で大きな問題に直面しています。ロシア国内の最も重要な問題は、官僚制の腐敗です。そのため、プーチン大統領は、メドベージェフ首相や一部の政府高官の交代により、この長年に渡る問題を効果的に解決しようとするでしょう。

プーチン大統領は、政府の改革について、「就任式後に政府の改革に着手する」と語りました。また、政権の抜本的な構造改革について、「このような改革や変更については考えていない」と述べました。
さらに、外交政策についても、プーチン大統領は東洋重視に傾くでしょう。概して、新たなプーチン政権の政策は、安全保障、外交政策、防衛の面で変更はないと見られ、現在の流れが続けられることになります。プーチン大統領は、他国との平等な関係の確立を強調し、「21世紀の関係が、対等な立場で確立されるよう期待したい」と語りました。こうした中、ロシアと西側、特にアメリカとの対立や緊張が、今後、拡大すると見られています。