今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

電子書籍で「新サラリ-マンの法則」 「笑いの宝庫」を出版しました。

心打つ言葉

2009-01-18 05:50:35 | 気がついたこと
毎月、自分の交遊録を連載してくれている雑誌「バイシクル21」。毎号のインタビュ-記事の内容は勉強になる。各界の一流選手になると、考え方も一味違うという事が記事から分かるし、心を打つ言葉にも出会える。言い替えると自分は人が見るよりチッポけな存在であるという事を認識して本音を語る素晴らしさである。今月号の記事の中から紹介したい言葉が2つある。

(1つ目)
時速300Km以上の速度で運転するF1の日本人最高のレ-サ-だった中島悟氏で、現在はナカジマ・レ-シングチ-ムの監督をしている。

インタビュア-の質問 「F1というのは恐怖心はどう克服しているのですか?」

中嶋氏:「自動車を運転するというのは機械相手なので誰が踏んでも同じスピ-ドがでます。命掛けで頑張ったというのはやめて欲しいと言うんです。俺はそんなのに命掛けてねえもん。度胸なんていらないんです。」

F1レ-サ-が真剣勝負をすると言えば、命掛けとか命知らずのイメ-ジがあるが、現実は冷静さと長時間正確な運転を維持する体力がないと勝負には勝てない。

(2つ目)
特別競輪全冠制覇の滝澤正光選手。昨年6月に引退して、現在は日本競輪学校の名誉教官をしている。現役の時は競輪では先行スタイルで逃げ切る独特の走りで中野浩一にも勝って”競輪界の怪物”と言われた。

インタビュア-の質問 「レ-スに向かう時の心構えはあるのですか」

滝澤氏:「高校時代の先生が話をしてくれた禅の言葉で、”一歩踏み込め、そこは極楽。”人間最初の一歩が肝心で、迷ったら一歩踏み込めと。前に出る勇気です」

一歩前に出るというのは、スポ-ツでも勉強でも仕事でも、あらゆるジャンルで大事である。古くは、コロンブスがアメリカ大陸を発見出来たのも、地平線の先に一歩踏み出したからであり、ノ-ベル物理学賞の歴代の受賞者も他の研究者より一歩前に出た新しい理論を組み立て、実証した事が成功につながっている。



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