梅雨の合間の落語

天候が不順なので携帯の傘をつねにカバンに入れて歩く毎日が続いている。雨という言葉に関連した落語”寄り合い酒”を思い出す。男６人が集まり、お金を出し合って寄り合い酒を買いに行くのだが、酒屋においている酒の中でも３種類がえらく安い。店主に酒の名前を聞くと、むらさめ、にわさめ、じきさめだと言う。

店主が説明するには『村雨は、飲んでて村はずれまで行たら覚める。』
　　　　　　　　　『庭雨は、庭を出たあたりで覚める。』
　　　　　　　　　『じきさめは、飲んでるはしからじきに覚める』

男が『水臭い酒だな！』というと店主が『いや、酒臭い水だ』というのがオチである。