カトリ－ナと アクセスＩＰ数

昨年９月からブログを始めて、昨日が最高のアクセスＩＰ数となった。アクセス解析をすると、原因はハリケ－ンのカトリ－ナの記事である。ニュ－ス番組のＴＯＰ映像として流され始めて、改めてハリケ－ン情報のサ－チが殺到したみたいである。現実に２０年前にニュ－オ－リンズでハリケ－ンの被害を体験している自分としては、今回もハリケ－ンの勢力を気にして米国の色んなサイトをチェックしていた。短時間に熱帯性低気圧だったものがメキシコ湾の暖かい海水温度を吸い込み一挙にカテゴリ－5という風速と異常なくらいの直径の巨大勢力に膨れ上がった。ブログにも書いたが、日本のマスコミは選挙公示関係のニュ－スだけしか流さない。テレビの弱点は、現地から被害映像が入ってこないと情報を流す量も極端に少ないという点である。すでに被害を受けて５日目。昨日くらいから、被害映像の量も増えてきた。しかし、言いたいのは、日本のマスコミも少しでも早く反応して放映していれば、日本もハリケ－ン被害を心配しているという情報が、日本にいる外国人記者や大使館を通じて米国に逆情報として流れていたはずである。外国の動きを気にするブッシュ大統領も休暇をすぐ取りやめていたはずである。ニュ－オ－リンズの市長や、ミシシッピ－州知事がＳＯＳを出しているにもかかわらず結局、大統領としての初期対応が２日も遅れてしまった。リスク管理能力が欠如していたと言われても仕方がない。被害情報の収集が遅れたので、対応も後手後手にまわり、まだ数万人も洪水の中に取り残されている。当初の死者情報も８０人程度と発表していたが、その２日後には数千人レベルかもと変更しているし、米国だけで十分復興対応が可能といいながら、これも、各国にライス国務長官を通じて国際支援の要請に切り替えた。本当にスペ－スシャトルを打ち上げる国とは思えないくらいお粗末な情報管理である。米国の国土が大きいという事は、こういう災害に対しての被害情報の収集も難しいという面も改めて認識させられる。今夜から明日には被害状況の全容が発表されるのではないかと思われる。被害を受けて１週間近く経過しても情報把握が出来ないとなるとブッシュ大統領も国民の信頼を失い失脚する可能性が出てくる。テロ対策も大変だが、国民は即効性のある対応を求めている。