今夜も一杯 ! ヒロシのブログ

電子書籍で「新サラリ-マンの法則」 「笑いの宝庫」を出版しました。

パ-ルハ-バ-

2009-12-08 06:29:52 | 気がついたこと
68年前の今日、日本から6500km離れたハワイのオアフ島にあるパ-ルハ-バ-を日本海軍が奇襲し、ここから日米開戦(太平洋戦争勃発)となった。

しかし、3年と10ケ月後に日本は敗戦した。終戦後に生まれた自分としては戦争の善悪は別にして、日本が米国に負けたという悔しさだけは子供心にも大きかった。大人になれば戦争に負けないだけの技術力を身に付け軍事関係の仕事に付きたいという意識は持っていた。学校は工学系を選択し、社会人になれば軍事産業の会社に入りたいという目的を持っていたので、就職する前にミサイルやロケットを作っている会社を調べたが、技術のほとんどは米国からの輸入であり詳細はブラックボックス、米国は中身に関して日本に何も教えない、日本独自の開発も許さないという両面の政策を取ってきた為に入りたいと思える会社がなかった。毎年、12月8日になると、悔しさだけが甦る。






会津藩 什(じゅう)の掟

2009-12-08 04:35:37 | Weblog
200年前の会津藩において、武士の子供としての心構えを教える仕組みがあった。有名な”什の掟”である。什の掟は以下に掲げるように7ケ条からなり現代風に言えば”硬派の武士”のイメ-ジである。最後の「ならぬこととはならぬものです」とは「ダメなものはダメ!」という子供に対する絶対的な教えである。会津出身の衆議院議員の渡部恒三氏が生き方として掲げる言葉でもある。

一、年長者の言うことに背いてはなりませぬ
二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
三、虚言をいふ事はなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ
ならぬことはならぬものです

「亀の甲より、年の功という諺は、年長者の経験や知恵は尊ぶべきであるという意味であるが、インタ-ネットが普及するにつれて、逆に「年の功より亀の甲」的な断片的な知識だけで社会生活をする若者が増えてきた。ネットを利用すればわざわざ辞書を引かなくても、年寄りに聞かなくても、欲しい情報はなんでも簡単に入手することができる。しかし、人を敬うとか、社会生活に必要なマナ-までは教えてくれない。


ネットは便利なものだが、武士が帯刀する”刃(ヤイバ)”と同じで、使う人によって便利な道具にもなれば、相手を精神的に傷つける武器にもなりうる。ネットを使うためのル-ルやマナ-というものがないまま、子供からお年寄りまでネットを使う人口が増加した。社会的にはなんらかの利用に対する心構え(掟を破れば罰則)を創る必要がある。