気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

ヒューケラ  つぼさんご

2010-03-13 20:39:16 | 店先で







 ヒューケラ ユキノシタ科ツボサンゴ属


 30年ほど前に勤めていた花卉生産者向けの種苗会社で、ツボサンゴという植物の種を扱っていました。丸い葉の茂る中から細い茎を立ち上げ、紅い小さな花をつける植物は、いかにも野草のようで、営利栽培する人がいるのだろうかと疑問の商品でした。野山を歩くのが好きだった私は、ズダヤクシュという野草に似ていると思いながら、特に注目することもありませんでした。それが、いつの頃からか、ヒューケラと名前を変え(変えたわけではなく、学名のカタカナ表記ですが)、葉色のバリエーションが増え、今ではカラーリーフプランツの代表格になっています。半日陰でも、育つというのが、アピールポイントのひとつでしょうか。住宅事情で、日陰の庭が多い割には、欧米からきた園芸植物は、みな「日当たり排水良好」を好み、高温多湿に弱いものばかりです。もともと日本の日陰の庭に適応していたユキノシタやヤブランは、いかにも和でなんだか暗いイメージもあります。明るい葉色でおしゃれなヒューケラ、今人気上昇中です。


 



 花はこんな感じ。春先から、品種によっては秋まで次々と咲くようです。


 


 


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2 コメント

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Quさん、おきばりやすぅ。 (あすちー)
2010-03-15 17:58:40
ズダヤクシュって、またマニアックな山野草知ってるなぁ。
いったいどこで見たん。
この辺では見られへんのんとちゃうん。
山歩きやし長野とかかなぁ。
ヒューケラって一見、蔓性かと思ってしまったけど
そうではないんや。
パリとかお洒落なミドルネームつけてもらってるし~。
昭和の家にはあわへんかなぁ。
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あすちーさん、おばんです~。 (Qu)
2010-03-16 23:37:51
どこでっていうか、あちこちにあったような。
当時の行動パターンとしては、関東周辺と長野・山梨・静岡くらいかな?
おととしに四国でも見ました。
寒風山トンネル(高知と愛媛の境)のそばで。

昭和の人間にも合わない・・・?
そんなことありません!
もとは、つぼさんごですから。
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