気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

栄養系コリウス

2012-06-27 20:00:00 | 店先で

コリウス シソ科コリウス属

 鮮やかな色と形、そして、暑さに強いこと、鑑賞部分が葉であることで、花がら摘みなどの手間がかからないことで、夏のガーデニングにぴったりのコリウス。実生系(種まきで増える)のものは、かなり昔からありました。最近の流行は、圧倒的に栄養系(挿し木で増える)コリウスです。性質が丈夫で、品種が豊富、そして花がつきにくいという種類です。

 コリウスは一年草とされていますが、それはあくまでも「日本では一年草」ということで、温度さえあれば、冬越しします。稲のように、花が咲いたら枯れる性質の、本当の一年草とは違います。それは、実生系でも栄養系でも同じことです。実生系のものも、もちろん挿し木でつきます。栄養系とされているものたちも、種まき可能です。ただ、F1と呼ばれる、優秀な性質が1代限りのものは、種から育てると親と違うものが生えてくる可能性が高いです。栄養系コリウスがF1かどうか確認はしていません。

 色あいの多種多様さは見事です。

 花芽がつきそうになったら、刈り込んでやると、秋まで美しい姿を保ちます。背丈が高くなる品種も刈り込んでこんもりさせたほうが、台風などで倒れにくいです。刈り込んだ芽は捨てずに挿し木をすると、すぐに発根します^^v

 ただここ数年、夏の終わり頃から、大きな芋虫が大量発生することがあり、できれば小さいうちに発見して補殺してくださいね。

 

 


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