「キャロル」(原題:The Price of Salt 。改題:CAROL)パトリシア・ハイスミス/アメリカ 2015/12 読了 ☆☆☆☆
不安の詩人、パトリシア・ハイスミスが、レズビアンであったことは公然の秘密と言われている。男同士あるいは女同士のあいだにも絶対的な共感が、男女のあいだでは決して起こりえない感情が持てるということがヒシヒシと伝わってくる。相手を思いやりながら、未来に向かって歩き出していく結末に大きな余韻を残す
不安の詩人、パトリシア・ハイスミスが、レズビアンであったことは公然の秘密と言われている。男同士あるいは女同士のあいだにも絶対的な共感が、男女のあいだでは決して起こりえない感情が持てるということがヒシヒシと伝わってくる。相手を思いやりながら、未来に向かって歩き出していく結末に大きな余韻を残す