「鉞子 世界を魅了した「武士の娘」の生涯」内田義雄 2013/3 読了 ☆☆☆☆
戊辰戦争のさいに長岡藩で非戦の立場に殉じた父稲垣平助の思いを受け継いだ娘鉞子、日本とアメリカという異質の文化と歴史をもつ二つの国で暮し、ベストセラーの「武士の娘」を書いた日本女性がいたことを初めて知る。激動の近代を日米にまたがり四回も引っ越し、社会的活動も多く精一杯たくましく生きた人生だった。鉞子が「アメリカの母」と慕い ”女性の王国は家庭にある”と考える日本滞在経験もある生涯独身を貫き、鉞子一家を支え続けたフローレンス・ウィルソンの存在もみのがせない。
戊辰戦争のさいに長岡藩で非戦の立場に殉じた父稲垣平助の思いを受け継いだ娘鉞子、日本とアメリカという異質の文化と歴史をもつ二つの国で暮し、ベストセラーの「武士の娘」を書いた日本女性がいたことを初めて知る。激動の近代を日米にまたがり四回も引っ越し、社会的活動も多く精一杯たくましく生きた人生だった。鉞子が「アメリカの母」と慕い ”女性の王国は家庭にある”と考える日本滞在経験もある生涯独身を貫き、鉞子一家を支え続けたフローレンス・ウィルソンの存在もみのがせない。