「奇貨」松浦理英子 2012/8 読了 ☆☆☆☆
奇貨という語を初めて知る。松浦理英子のあいかわらずジワーと味のある小説。
「その日東京駅五時二十五分発」西川美和 2012/7 読了 ☆☆☆
そしてぼくは、何も何もできない。頑張ってモールス信号を覚えたって、まだ、空は燃えている――。
終戦のまさにその日の朝、焼け野原の東京から故郷広島に汽車で向かった「ぼく」。悲惨で過酷な戦争の現実から断絶された通信兵としての任務は、「ぼく」に虚無と絶望を与えるばかりだった――滅亡の淵で19歳の兵士が眺めたこの国とは。広島出身の著者が伯父の体験をもとに挑んだ、「あの戦争」。鬼気迫る中編小説。(出版社)
リアル感に乏しい、その現実がねらいらしい
奇貨という語を初めて知る。松浦理英子のあいかわらずジワーと味のある小説。
「その日東京駅五時二十五分発」西川美和 2012/7 読了 ☆☆☆
そしてぼくは、何も何もできない。頑張ってモールス信号を覚えたって、まだ、空は燃えている――。
終戦のまさにその日の朝、焼け野原の東京から故郷広島に汽車で向かった「ぼく」。悲惨で過酷な戦争の現実から断絶された通信兵としての任務は、「ぼく」に虚無と絶望を与えるばかりだった――滅亡の淵で19歳の兵士が眺めたこの国とは。広島出身の著者が伯父の体験をもとに挑んだ、「あの戦争」。鬼気迫る中編小説。(出版社)
リアル感に乏しい、その現実がねらいらしい