オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

上州・古城の旅 ブラジリアンタウン大泉町の小泉城

2016年12月19日 | 群馬

東武鉄道小泉線の終着駅、西小泉駅の車止め

プラットホーム

改札口

西小泉駅舎。東武・小泉線には西小泉、小泉町、東小泉の駅がありますが、これらの駅は大泉町に所属します。1957年に小泉町と大川村が合併し大泉町が誕生しました。

西小泉駅前



大泉町といえばブラジリアンタウンとして有名です。7月に開催される大泉まつりでは山車や神輿にサンバパレードも加わり、大いに賑わいます。私も一度見ましたが、ブラジリアンによる本場のサンバは見ごたえがあります。





ブラジル色が豊かな商店に絞って写真を掲載しますが、純日本の商店もあります。

三の丸跡の北中学校

城之内公園入口


西側の堀と土塁







百庚申


城之内古墳

北側は東武鉄道・小泉線の線路です。

黎明地蔵尊。戦前は中島飛行機小泉製作所があり、1945年4月の空襲で死亡した町民・工員を慰霊します。





本丸へわたる橋


本丸跡



波切不動明




二の丸跡の遊園地

ウコッケイ、チャボ、クジャクなどの鳥類を飼育する小動物園


小泉町駅。十字架はブラジル系の住民のためなのでしょうか。







佐野厄除け大師と天明鋳物、佐野市街を歩く

2016年12月18日 | 栃木


佐野駅南口

駅前

駅前通り

佐野市役所


旧影沢医院。現在はスポーツ団体が使用しています。



佐野鋳造所。佐野は天明鋳物が有名です。平将門の乱を鎮めた藤原秀郷が京都から鋳物師を連れてきて鋳物を製造させたことから、武器、釣鐘、仏具、釜など鋳物づくりが活発になりました。


金屋仲町




無印のガソリンスタンド。給油機の色からみると以前はシェルかも。

鋳造所




鋳造所

レトロ和家





鹿島神社。藤原秀郷が常陸の鹿島神宮から御神体を分祀しました。


佐野ラーメン


佐野厄除け大師の門


金銅大梵鐘



銅鐘




足尾鉱毒事件の田中正造の墓所

石川啄木の歌碑

パゴダ供養塔

本堂

水子地蔵尊

東照宮
佐野厄除け大師はグーグルマップでは惣宗寺となっています。関東の三大師というわりには、佐野駅も佐野市駅も門前町の駅という空気は希薄で、厄除け大師への目立った案内板はありません。なのでアクセスがわかりにくい。参道商店街もない。地元密着度が薄い妙な感じの寺院です。


観光物産館。門前の店ですが、佐野ラーメンが目立っています。厄除け大師は商売につながらないのか。佐野市と厄除け大師はお互いがそっぽを向いているような印象を受けました。


厄除け大師の隣の観音寺

弘法大師

金毘羅大権現と大黒天


銅造阿弥陀如来坐像







洋館

古い商家。今はパソコン教室です。


ハラルフードの店


和菓子店


東石美術館。東京石灰工業が運営する美術館で、梅原龍三郎、棟方志功、横山大観、前田青邨らの日本画を収蔵しています。


市役所前の佐野桜

両毛・古城の旅 佐野氏が唐沢山城から移り築城した佐野城

2016年12月18日 | 栃木

佐野城にゆくために佐野駅にきました。右の線路は葛生へゆく東武佐野線、左の線路は小山と高崎を結ぶJR両毛線。

東武佐野駅

JR佐野駅

佐野駅は佐野城址のある城山公園に直結しています。

佐野公園入口

三の丸跡


佐野城址碑

戦馬碑。徴発されて戦地へ行き戦場で死んだ軍馬の慰霊碑

二の丸跡の城山記念館

サルスベリの巨木



本丸との間の堀切



本丸跡



本丸東側の城東中学校

北出丸と本丸の間の堀切

北出丸への橋



北出丸の西側





北出丸の慰霊堂


北出丸の北端








佐野駅とつながる歩道橋

佐野城西側



佐野城東側















上州・古城の旅 渡良瀬川を見下ろす要害山の高津戸城

2016年12月12日 | 群馬

渡良瀬川に架かる高津戸橋をわたって高津戸城へ向かいます。


高津戸遊歩道の入口


高津戸峡


ゴリラ岩




はねたき橋


はねたき橋から高津戸城跡へ

高津戸ダムの水力発電所



眼下に見えるながめ余興場


要害神社の鳥居







要害神社。高津戸城跡です。





要害神社下の展望台











はねたき道了尊

不動明王

大間々駅






みどり市大間々博物館。1921年に建設された旧大間々銀行(合併して現在は群馬銀行)です。1984年に閉店しました。



醤油醸造所








歴史的建築遺産、旧大間々町の芝居小屋「ながめ余興場」

2016年12月12日 | 群馬



わたらせ鉄道の大間々駅です。

車両検修庫


大間々駅の駅舎内

大間々駅正面。旧大間々町は2006年に東村、笠懸町と合併し、みどり市となりました。
全国珍名都市ベストテンがあれば、文句なしにランクインすると私は思います。珍名都市ベストテンには四国中央市(愛媛県)、南アルプス市、中央市(以上山梨県)、北名古屋市(愛知県)、西東京市(東京都)、さくら市(栃木県)などが候補に上げられます。
みどり市決定に際しては、ほかにあかがね市、赤城市、あかぎ市、わたらせ市の4つが最終候補になっていたそうです。あかがねは、足尾銅山への街道、現在の国道122号があかがね街道と呼ばれたことに由来します。これらの5案の中でもみどり市は最悪ですね。私ならば赤城市、またはわたらせ市を支持しますが。





高津戸峡の上の高津戸城を目指して歩いていくと、途中にながめ余興場があります。地図で見て、余興場とは何だろうと思いつつ通りかかったのですが、驚きました。立派な芝居小屋です。
芝居小屋としては内子座(愛媛県)、八千代座(熊本県)は知っていましたが、どちらも私はまだ行ったことがありません。群馬の大間々町に芝居小屋が現存し、今も営業中なのはうれしいです。
ながめ余興場は、足尾銅山のための娯楽施設として1937年に建設された芝居小屋で、銅山の全盛期には大いに賑わったようです。1987年に閉館、1990年に旧大間々町の所有となり、1997年に大改修工事を完了し、復活しました。

正面入口



舞台

回り舞台


花道


楽屋

大部屋


舞台の下は資料室になっています。

蓄音機。「FIJIPHONE」というブランドです。富士電機あるいは富士通でしょうか?


全国芝居小屋連絡協議会。内子座、八千代座のほかに康楽館(秋田県小坂町)、共楽館(茨城県日立市)など約20館があります。ながめ余興場は康楽館、共楽館と同様に鉱山の町の施設です。鉱山で働く人たちのための娯楽として芝居小屋や映画館は必須の施設でした。軍艦島には芝居小屋はなかったが映画館はありました。


2階席から


2階席

2階から見る高津戸峡


警官席。「花と龍」や「無法松の一生」の世界ですね。芝居小屋は押すな押すなの大盛況、飲んで騒いで喧嘩が始まるということでしょうか。

入口の扉。重厚です。




唐破風屋根

切符売場



冬桜

側面

裏側の楽屋口