オーロラ特急    ノスタルジック旅日記 

旅好き、歴史好き、鉄道好き、クルマ好き、カメラ好きの団塊ボーイが社会科見学的な旅を続けます。

上州・古城の旅 黒川谷の要害にたつ五欄田城と旧花輪小学校

2016年12月09日 | 群馬
東武電車を利用し桐生線の相老駅にきました。今日はわたらせ渓谷鉄道で花輪駅に行きます。私はなぜこのところ赤城・桐生方面が多いのか? 東武鉄道の株主優待券は12月と6月が使用期限で、11月・12月は12月末までの優待券がチケット店で安く手に入るからです。

東武桐生線とわたらせ鉄道の乗り換え駅、相老駅。私はもちろん特急ではなく各停でここまできました。

相老駅の正面

改札口

ホーム側

わたらせ鉄道の路線図

わたらせ鉄道、略称「わ鉄」のホーム

待合室内の新聞記事。駅名は相老ですが、町の名は相生です。近くにアカマツとクロマツの根の部分が合体した「相生の松」という県の天然記念物があって、町名は相生の松に由来します。夫婦松、二本松とも呼ばれます。

原武史さんのわ鉄乗車記事。原さんは鉄道の著作も多いですが、本職は政治史を研究する大学教授です。このところ天皇の退位問題でかなり多忙と見受けます。

わ鉄のディーゼル車が接近

花輪駅に到着しました。

ディーゼル車の煙

今日の主目的は五欄田城です。花輪駅から歩いて40分くらいです。

左は花輪駅の駅舎、駅の右の建物は養蚕農家風の屋根の花輪ふれあいセンター


案内板

五欄田城の高橋口。リスクを感じましたが、近道と思ってこの道を行って大失敗でした。





道なき道ではなく、道はありませんでした。滑落の危険も大アリでした。

ようやくまともな道に出ました。

案内板は打ち捨てられています。

道はまあまあまともでした。



やたら倒木が多い。台風や大雪で木は倒れます。道を整備し続けるのは大変なことです。




やっと五欄田城の駐車場にきました。苦労しました。車なら楽にここまで来られます。


危険の立て札。スズメバチの巣があるようですが、冬は活動期ではないと思います。


渡良瀬川の上流、日光・足尾方向の山並み




五欄田城址の展望台

眺望

富士山も見えるようです。

山頂はもう少し先ですが、私はここで引き返します。

山麓に戻りました。駅から車道を通りこの場所へ来るのが普通の安全なコースです。




善雄寺


駅に戻りました。待合室のポスター。次の汽車まで1時間半ほどあるので、町内を一周します。

花輪駅とふれあいセンター





屋根が特徴的な養蚕農家




旧花輪小学校の記念館。1学年1教室、6教室のようです。

二宮金次郎の石像



今泉嘉一郎像。日本鋼管(NKK)の創業者。日本鋼管は川崎製鉄と統合し、今はJFEとなっています。今泉はドイツ留学後、八幡製鉄所を経て、日本鋼管を設立。なんとシームレスパイプ(継ぎ目なし鋼管)の生みの親です。胸像を除き周囲の構造物は伊東忠太の設計です。

今泉の寄付によって花輪小学校の校舎が建設されました。

童謡「うさぎとかめ」の作詞者で花輪小学校長だった石原和三郎の歌碑





駅ホームの「うさぎとかめ」

やっと汽車がきました。

水沼駅には駅附属の温泉があります。一度入りたいですね。