TLHOAの新曲

Eardrums Musicのページで
いろいろな国のブロガーが各1曲ずつ持ち寄って
毎月15日にシェアーする
「MAP」の12月分、21曲が紹介されています。

ノルウェー代表のEardrumsさんが
今回そこで出してきたのが
1週間くらい前に当ブログでも紹介した
ノルウェー人男性Sjur Lyseidのソロ・プロジェクト
The Little Hands of Asphaltの「The Future」という曲です。

ハーモニカやピアノを取り入れた曲で
これまたとても柔らかくて優しいサウンドとヴォーカルです。
上の写真はBruce Springsteenに少し似ていますが
声は中性的で似ても似つきません。

The Little Hands of Asphalt。
情景が瞼に浮かんできそうな素敵な名前ですが
音楽の方もそれにフィットしています。

今回の曲は来年3月にリリースされる
彼のデビュー・アルバム「Leap Years」に収録されるようです。
首を長くして発売を待ちます。

フリー・ダウンロードになっています ↓
http://eardrumsmusic.com/2008/12/15/music-alliance-pact-december-2008/

The Margaretsのクリスマス・ソング

ノルウェーの人気バンドThe Margarets。
今年1月発売のサード・アルバム
「Twenty Years Erased」の本国での大ヒットに続いて
11月24日にリリースされた4作目
「Look For Love」もアルバム・チャートに登場したようです。

また、少し前に「Christmas In A Northern Town」という
優しいクリスマス・ソングが
オフィシャル・ページでフリー・ダウンロードになっています。

オフィシャル・ページ ↓
http://www.themargarets.com/

2008年ベスト・アルバム

2008年私的ベスト・アルバム10枚です。
今年は順位は付けずに
よく聴いた10枚をアルファベット順に並べてみました。

もしかしたらそうなるのではと思いながら
やはりすべてスウェーデン関連のアーティストになってしまいました。
それもほとんどが女性ヴォーカル。

VapnetやBillie the Visionの4作目も入れたかったのですが
枚数の関係で惜しくも漏れてしまいました。



Bobby and Blumm / Everybody Loves...
Bobby Babyのポップ感覚とF.S. Blummのエレクトロニカ系
ギター・サウンドが見事に融合した傑作。癒される声です。
♪MySpace


Detektivbyrån / Wermland
どこか懐かしいグロッケンシュピールやアコーディオンの音。
普段はあまりインストは聴きませんが、この作品は別。
♪MySpace


El Perro del Mar / From the Valley to the Stars
初めは少し戸惑ったepdmのセカンド。繰り返し聴いてみると
クラシカルに徹した完璧な音楽作りが伝わってきます。
♪MySpace


Fjarill / Pilgrim
さらにクラシカルなこの作品。スウェーデン×南アフリカという
女性二人が織り成すサウンドは、心が洗われるようです。
♪MySpace


Hello Saferide / More Modern Short Stories From...
Andreas Mattssonをプロデューサーに迎えてのセカンド。
前作に比べると幅広い音楽性を感じさせてくれる力作です。
♪MySpace


It's A Musical / The Music Makes Me Sick
Bobby BabyがBobby and Blummと並行して活動するデュオ。
ナチュラルなのに少しだけヒネリが効いていてクセになります。
♪MySpace


Little Marbles / Vi accepterar mitt kaos
スウェーデン語で歌うフォーキーな女性デュオ。爽やかな歌と
サウンドながら、不思議な無国籍な音楽空間を届けてくれます。
♪MySpace


Lykke Li / Youth Novels
スウェーデンのみならず各国で話題になっているデビュー作。
ポップでダンサブルでキュートで少しだけエレガントな音楽。
♪MySpace


Sophie Zelmani / The Ocean and Me
人気スウェディッシュ女性シンガーの成熟した7枚目の作品。
呟くような囁くような甘すぎないヴォーカルが心に沁みます。
♪MySpace


Stars in Coma / You're Still Frozen in Time
エレクトロを取り入れた瑞々しくも可愛らしいポップな音楽。
ヴォーカルは外れていますが、キャッチーでメランコリック。
♪MySpace

08年ベストEP / アルバム・旧譜

今年も残すところ半月ほどとなってしまいました。
少し早いですが、08年の私的ベストを選出してみました。
きょうは「ベストEP」と「旧譜アルバム」、
あすは「2008年ベスト10アルバム」を紹介します。
すべて順不同。アルファベット順です。


<ベストEP>
今年発売されたEPから5枚です。


Kuryakin / Still Here
Friendly Noiseのコンピに参加していたスウェーデンの男性2人組。
繊細でクールな新感覚ポップ。どこまでも清潔で透明感があります。
♪MySpace


Little My / Seventh
うちに送られてきたCD-Rは、上のものとは顔のイラストが違います。
青いセロテープで厚紙に張り付けただけ。音楽も手作り感覚です。
♪MySpace


Nat Johnson / Dirty Rotten Soul
元Monkey Swallows the Universeのソングライター／ヴォーカリスト。
4曲入りのEPで、うち2曲はボートラ。そのボートラ2曲が最高でした。
♪MySpace


The School / Let It Slip
ファースト・シングルに比べてもポップで曲が格段に良くなっています。
表題曲はもちろん、3曲目「I Want You Back」という曲が良いです。
♪MySpace


Strawberry Story / Summer Scene
昨年復活を遂げた女性ヴォーカルの90年代UKインディーズ・バンド。
5曲中2曲が素敵でした。1曲目はHeavenly「Cool Guitar Boy」似。
♪MySpace


<ベスト・アルバム＝旧譜>
昨年までに発売されたアルバムで、今年聴いて良かったものです。


Billie the Vision and the Dancers / Where the Ocean Meets My Hand
スウェーデン南部の都市、マルメの男女7人組の3作目で07年作品。
全体的にはやや能天気なポップですが、フォーキーな曲が素敵すぎ。
♪MySpace


Monkey Swallows the Universe / The Casket Letters
上で出たNat Johnson率いる英国・シェフィールドの5人組の07年作品。
カントリーの香りもする良質アコースティック・ポップ。切なくなります。
♪MySpace


Pinto / Hook Me Up
声は好みが分かれそうな気もしますが、ナイーヴな曲に惹かれます。
70年代SSWの影響が強いスウェーデン・ヨーテボリのアーティスト。
♪MySpace

Sahara Hotnightsの新曲

昨年は1年間を通して大活躍した
スウェーデンの4人組ガールズ・バンドSahara Hotnights。
新曲はDusty Springfieldのカヴァー
「In Private」です。

12月11日付Swedishcharts.comのシングル・チャートで
7位に初登場しており出足好調です。

そして本国で昨年ロング・セラーとなった4作目のアルバム
「What If Leaving Is A Loving Thing」が
いよいよ来年1月に日本盤で登場するようです。
なんと1年9ヵ月の時差です。

昨年のSweden Sounds 07には
Sahara Hotnights目当てと見られるファンが多かったですが
確実に発売のタイミングを間違えています。

Sweden Soundsでのロックンロールぶりは
ただ耳が痛かっただけですが
HMV渋谷でのアコースティック・セットでのライヴは
感動的なくらい良かったです。
あれからもう1年1ヵ月が経ちました。

Sahara Hotnights / In Private ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=nK915nbTkG4
Dusty Springfield / In Private ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=k1z5DZEse3I

Hello Saferideが「Novell Prize」受賞

「Nobel Prize」ではありません。
紛らわしいですが「Novell Prize」です。

Hello SaferideことAnnika Norlinが
音楽におけるストーリーテリングが評価され
スウェーデンの音楽誌Novellから
賞を贈られました。
ノーベル賞の授賞式と同じ10日のことです。

対象になった曲はセカンド・アルバムに
収録された「25 Days」です。

詳しくはこちら（ただしスウェーデン語です) ↓
http://magasinetnovell.se/2008/12/10/grattis-annika/
25 Days ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=l0GAyLWt7LY

Al Stewart / Sparks of Ancient Light

スコットランド出身のシンガー・ソングライター
Al Stewartのニュー・アルバム『Sparks of Ancient Light』。
多分、今作が15枚目か16枚目くらいです。

この人の新譜を聴くのは
84年の「Russians and Americans」以来なので
実に24年ぶりということになります。

良い意味で変わらない声と音楽です。
もちろんサウンドは洗練されて手堅くなっていますが
全体的な雰囲気は当時のままです。

オープニングの「Lord Salisbury」は
75年の『Past, Present and Future』の1曲目
「Old Admirals」を彷彿させます。

アルバムとしても良くまとまっています。
やや地味な感じなので聴けば聴くほど味が出そうです。
逆を言えば「この1曲」がないのも事実ですが。

個人的には前述のオープニング曲のほか
最もキャッチーな4曲目の「Hanno the Navigator」など
前半に好きなタイプの曲が多い感じです。

『Year of the Cat』、『Time Passages』の
2作品だけがあまりにも有名になってしまっていますが
他のアルバムも良いですよ、この人は。
（最近の5作品くらいは聴いていないわけですが）

YouTubeはなぜか
後半に収録されている曲ばかりです。

Sleepwalking ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=N7Sjst7Q3Ig
Silver Kettle ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=vVDztY0JaFg
Like William Mckinley ↓
http://jp.youtube.com/watch?v=JUPVjxgDdx8

北欧からフリーのクリスマス・ソング続々と

The HivesとCyndi Lauperのデュエットというのは
少し意外な感じもしましたが
今年もフリー・ダウンロード゛になっている
クリスマス・ソングがいくつか出始めています。

まずはスウェーデンの『Sofia Talvik』＝写真。
今年は「A Carol for the Lonely」というメランコリックな曲です。
彼女自身これが3曲目のクリスマス・ソングですが
今回の曲が一番出来が良いです。
http://www.sofiatalvik.com/download/2008-christmas-single/

スウェーデン・Hybrisからは『TIAC』。
個人的には当たり外れの多いアーティストですが
「It's Christmas （but not for you）」という
素敵な曲を届けてくれました。
http://hybrism.blogspot.com/2008/12/tiac-christmas-single.html

ノルウェーからはデビュー曲の
New Order「Blue Monday」のカヴァーが良かった
エレクトロニカ4人組の『Flunk』。
定番の「Silent Night」です。
http://www.flunkmusic.com/flunk_silentnight.mp3

デンマークの『The Raveonettes』は
「Come on Santa」という曲。
これも他の3曲に引けをとりません。
とても印象に残るクリスマス・ソングです。
http://www.vicerecords.com/the_raveonettes-come_on_santa.m

The Little Hands of Asphalt

The Little Hands of Asphalt。
ノルウェーのSjur Lyseidという男性の一人ユニットで
Eardrums musicの夏向けフリーダウンロード・コンピレーションに
「Blue & Green」という曲で参加していました。

純度100％の北欧インディー・ポップ。
素朴で繊細なサウンドと優しいヴォーカルです。
清潔感があって心に響きます。

Bob Dylanらのフォーク・サウンドや
70年代の良質シンガー・ソングライターの影響を
強く受けていそうで
それらを現代風に消化した
極上のアコースティック・ポップに仕上げています。

MySpace1曲目の「Oslo」は
イントロのアコギが印象的なきれいな曲。
他の軽いリズムを取り入れた曲では
優しい歌声とギターのアルペジオを引き立たせているかのようです。

なかなか情報がつかめませんでしたが
昨年ファースト・アルバムを出したオスロの4人組、Monzanoの
ヴォーカリスト/ギタリストのようです。
Monzano作品は、日本ではFriend of Mine Recordsから
発売になっています。

MySpace ↓
www.myspace.com/thelittlehandsofasphalt

ラジオのプレイリスト更新

間もなくプレイリストが入れ替わります。

このページのプレイボタンをクリックすると
CMが流れた後に音楽が始まります。

曲目はこちら。