◎2016年2月25日(木)水深7000m・宝の山
アベノミクスに華をそえる希望の灯「 NO ・ 536 」
『ちきゅう』は、人類史上初めてマントルや巨大地震発生域への大深度
掘削を可能にする世界初のライザー式科学掘削船です。
JAMSTEC(ジャムステック=国立研究開発法人海洋研究開発機構)
は、1971年に設立された『海と地球の研究所』である。約700人
の研究者・技術開発者が、昼夜を問わず深海など地球最深部の調査研究
に挑み続けている。
JAMSTECは計8隻の研究船を運用しているが、他の7隻が
海洋や深海底を調査対象としているのに対し、『ちきゅう』は
さらに奥底の『海底下』の調査研究を目的としている。そのため石油
掘削に使われる『ライザー掘削技術』を科学研究に初めて導入し
た。この技術によって高圧の海底下でも掘った穴を崩すことなく作業で
きるのだ。
パイプの先端部には海底下の地層サンプル『コア』を採取する装置が
付けられ、引き上げられると4層からなる船内の研究区域ですぐさ
まコアが徹底的に調査される。コアの状態が変化しないうちに成分や微
生物の調査がを行うことが肝要だからだ。
高度な研究が可能な科学機器類が揃うフロアは、まさに『海上ラボ』
研究員たちは12時間交代で勤務し,24時間態勢で研究が続けられる。
ミッション
①巨大地震の謎を解く
②生物の起源に迫る
高温・高圧・無酸素の原始地球で最初の命は誕生しました。現在の地
球でも、地下奥深くには原始地球に類似した環境が残っています。
『ちきゅう』は海底を掘り、原始的な地下生命を探査し、生命誕生の謎
に迫ります。
③掘り出した地層から過去を探る
④大地を動かすマントルまで掘る
⑤人工ダイヤモンドの掘削作業により、海底資源の採集
⑥熱水鉱床を削り取り、その穴にま新たに熱水鉱床をつくる。
資源180兆円が採取できる。貴金属・金・チタン等
⑦未知の微生物⇒薬品づくり
⑧メタンガスを栄養源にしたナノ結晶の巻貝⇒チタンで
覆われた生物。未知の生物。❔有効活用
日本の排他的海洋面積は世界6位なのだ。まだまだ未曽有の海洋
資源に恵まれているのです。JIPANG黄金の国