ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 逃避行 」  小杉 健治

2020-04-19 16:49:43 | 
     「 逃避行 」  小杉 健治 

        

新聞の新作案内で紹介されていました。〈  魔女か偶然か!? この女の行くところ 必ず男が死ぬ  〉
3月に図書館にリクエスト。 先日届きました。
小杉さんはテレビの2時間ミステリーの原作者として、よくお名前は拝見していました。 ワクワク!
~~~~~ネタバレ
真鶴港で実業家の遺体が発見される。一緒に出港した妻の顕子は一人で一度戻り、そのまま行方不明。
警察が行方を捜すうち、次々と彼女の過去が暴かれていく。
名前は浅野涼子。過去の殺人の容疑者で、名前、髪型や服装、顔を変えて逃げ続ける涼子。
たまたま電車で隣り合わせた女性はDVの夫から逃げてきていると知り、助けて食事と宿を提供する。
追う刑事と逃げる涼子。助けた女性、麻衣の生い立ちと過去の事件とそれを追う元刑事。 DV夫が殺され、それぞれの事件がいつしか絡み合って、話は進んでいく。
~~~~~
そんな偶然があるんだろうかと思えるほど、話が絡み合って追いつ追われつ。 
過去の事件があらわになっても、涼子がそんな悪い女に思えなくて。
麻衣の過去も現在も可哀相すぎて、不幸はついて回るものなのかと、暗い気持ちになります。
でも、これからは少し落ち着いた生活が送れるでしょう。

涼子の過去も辛いものだったんだ。 そして今また母親に裏切られ。 
母親の今の生活を守るためには仕方ないけれど、余りにも自己中心的。
もう少し、昔も今も娘に愛情をもって接してほしかった。
最後は、「 あらまあ、なんと 」で、終わっています。 次はどうなることか?


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       ありがとうございます。  
        
コメント
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