12月中旬。中高生は期末テスト期間中のためお休みが多く、浪人生を中心に落ち着いた時間が流れています。
さて本日は着彩について。
着彩は以前まで京芸入試にもありましたが、2012年度の入試を最後に実技試験科目からなくなりました。
2010年度のモチーフでは『週刊少年ジャンプ』が出題されたり、話題になったこともありましたね。
現在は東京藝大、金美などの日本画対策として指導を行っています。
当校では着彩の制作途中段階の作品を多数ストックしており、どのように描き進めたらいいのかをわかりやすく解説しています。
「着彩」の描き進め方についてブログでも少しだけ紹介したいと思います。
透明水彩の特徴は
・重ねて塗っても、下の色が透けて見える透明性
・塗った部分が乾いても、水に濡れると溶けるので調整がしやすい
・色を重ね過ぎたり、混ぜ過ぎたりすると濁ってしまい暗くなる
・細かい面を綺麗に塗りやすい反面、広い面を均一に塗りにくくムラが出来る
次にデッサン~色付けについて
①デッサンの段階から鉛筆で描いたタッチが完成時に活きてくるような描き込みをします
②描きはじめは敢えて光面を大きく残し、それぞれのモチーフの暗い部分をおさえていきます
(重ね過ぎや混ぜ過ぎると濁ってしまうため、少ない手数で進めることも肝心です)
③絵具が透けることを利用して、紙の白を透かしたり、色を重ねたりして細部の強弱を表現します
ザックリですが、このような工程で着彩作品を制作します。
さらに詳しい内容は直接聞いてくださいね。☆